一等地、止まらぬ地価下落 落ち込み幅は縮小傾向

一等地、止まらぬ地価下落　落ち込み幅は縮小傾向

国土交通省が発表した０９年７月１日時点の地価動向調査によると、３カ月前に比べ地価が下落したのは１４７地点（１５０地点中）、残る３地点も横ばいであるという記事。

「下落幅が３％（年率換算１１．５％）以上だったのが８０地点と、引き続き大幅な下落が続いている。ただ、前回は下落幅が拡大した地点が２６地点あったが、今回は２地点にとどまった。一方、下落幅が縮小したのは２６地点から５７地点に倍増した。」

下げ止まったわけではなく、下落幅が縮小しただけです。

９８％で地価続落、７月の動向調査　幅は縮小

地価動向：７月も需要低迷で下落傾向続く

主要都市の高度利用地地価動向報告～地価ＬＯＯＫレポート～（国土交通省のサイトより）

調査結果に関する国土交通省による結論は以下のとおりです。

「今回の調査結果を総合すると、厳しい景気の現状を反映した低調な土地需要、オフィスビル等における空室率の上昇、賃料の下落等による収益力の低下等を背景に地価の下落傾向が続いている一方、景気の持ち直しへの期待、在庫・価格調整の進展等から下落幅の縮小傾向が見られました。」