会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

衣類卸プロルート側、粉飾認める 金融商品取引法違反罪、東京地裁(共同通信より)

衣類卸プロルート側、粉飾認める 金融商品取引法違反罪、東京地裁

東証スタンダードに上場していたプロルート丸光(2024年1月上場廃止)の粉飾事件(→当サイトの関連記事)の刑事裁判の記事。同社と元社長の初公判です。前社長とコンサル会社代表も起訴されています。

「架空売り上げの計上で粉飾決算をしたとして金融商品取引法違反罪に問われた衣類卸売会社「プロルート丸光」(大阪市)と、元社長××××被告は6日、東京地裁の初公判で、いずれも起訴内容を認めた。

検察側は冒頭陳述で、業績が年々悪化する中、コンサル契約を結んでいた××××被告から収益を大きく見せかけ資金繰りを改善する方法を持ちかけられたと指摘。複数の会社との実態がない取引を売り上げとして計上したと説明した。」

プロルート社、元社長が粉飾認める 検察側は懲役2年求刑(日経)(記事冒頭のみ)

売上水増しだけでなく、コンサル会社代表主導で、実態のない会社を過大評価して連結子会社にするということをやっていたそうです(オリンパスの事件を思い出します)。

「××代表が主導し、実態のないアーティストグッズ販売会社の価値を過大に評価し、株式交換によってプロルート社の連結子会社とした。このほか同社が在庫で抱えていた使用期限の迫る新型コロナウイルスの検査キットを同代表が実質的に経営していた別会社に販売したなどとして、架空の売り上げを計上した。」

コンサル会社代表が粉飾を指南したというストーリーなのでしょうか。記事によれば、弁護側は、会社が主導していないなどとして寛大な判決を求めているそうです。

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