会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東京エレクトロンと米アプライドマテリアルズが経営統合(ロイターより)

東京エレクトロンと米アプライドマテリアルズが経営統合

東京エレクトロンと米アプライドマテリアルズが経営統合するという記事。

「新会社は、新しい社名のもとで東京と米国カリフォルニア州サンタクララの両本社体制とし、東京証券取引所とナスダック証券取引所に上場する。統合持ち株会社はオランダに法人登記する。

統合の方法は、東京エレク普通株1株に対し、オランダに設立する統合持ち株会社の3.25株を交付した上で、アプライドマテリアルズの普通株1株に対し、この統合持ち株会社の普通株1株を交付する。

これにより、統合完了後の新会社株の保有内訳は、アプライドマテリアルズの株主が68%、東京エレクが32%になる予定。」

日経新聞などでは三角合併だといっていますが、記事を読む限りでは、東京エレクトロンはどこかの会社と合併するわけではなく、新設の持株会社の完全子会社になるだけですから、形態としては株式交換(あるいは株式移転)のような気もします(このロイターの記事では「三角合併」という言葉は使っていない)。

また記事によれば、東京エレクトロンの会長は「対等な形の合併だ」といっているようですが、持株会社(オランダの会社なのでIFRS採用?)の会計処理としては、東京エレクトロンはアプライドマテリアルズに取得されたというかたちになりそうです(東京エレクトロンの株主の比率が32%しかないため)。

半導体製造装置の東京エレクトロン 世界1位、米社と統合(産経)

「東京エレク1株に対し持ち株会社の3・25株を、アプライド1株に対し持ち株会社の1株を交付する「三角合併方式」を採用する。東京エレクとアプライド株は上場廃止となり、持ち株会社が東京証券取引所と米ナスダック市場に上場申請する。」

U.S. Manufacturer of Chip-Making Equipment Buys Japanese Rival(NYT)
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