『倒産の前兆』 丸山昌吾氏
帝国データバンクの人に倒産した企業に共通する「兆し」を聞いた記事。目新しい情報というのはありませんが、参考になります。
「経営トップをはじめ、幹部が電話に出るのを避けるのも不穏なムードを感じさせる。」
「企業の経営実態は「カネ」に表れやすい。「現金払いの割合が下がった」「支払いの遅延が続く」などは資金繰りに困っている場合に起こりがちな現象だ。」
「とりわけ平時から名前と顔を見知っておきたいのは、財務や経理のリーダーたちだ。自分が勤める会社の財務実態を最も正確に知り得る立場だけに、悩みも深い。ワンマン社長が思いつきで始めた事業が金食い虫になり経営が傾きかけているといった場合に、「どうにもならない」と見切って社を離れることもある。彼らの動きはそのままネガティブ情報となり得る。税理士や監査法人の変更も懸念材料だ。」
「財務データから読み取れる「兆し」は少なくない。仕入れ先の変更、商品量の急増・急減、取引先の集中、在庫管理の甘さなどは経営上のトラブルが潜むことをにおわせる。」
「企業の工場や営業所に足を運ぶと、数値以外に得られる情報が豊富だ。」
「一見、テレビCMやパーティーで景気のよさを印象づけているからといって、本当にもうかっているとは限らない。むしろ、「苦しい状況を見せまいと、派手なイベントを打つところもある」(丸山氏)。」
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