会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

旧住専融資先の元社長、2億円隠した疑い 取り立て逃れ(朝日より)

旧住専融資先の元社長、2億円隠した疑い 取り立て逃れ

住専の大口融資先だった不動産会社の元社長ら6人が強制執行妨害目的財産損壊等(財産の隠匿)の疑いで逮捕されたという記事。

「捜査関係者によると、××容疑者らは2013年11月上旬ごろ、整理回収機構(RCC)からの取り立てを免れようと、××容疑者が実質的に経営するガソリンスタンド経営会社「アルフレックス」(同市中京区)が金融機関の口座に預けていた資金約2億円をカナダの別名義の口座に移し、強制執行を妨げた疑いが持たれている。

捜査関係者や裁判記録によると、ペキシムは約20年前、旧住専から数百億円の融資を受けたが、そのうち178億円を返済できないまま解散。RCCは2011年、××容疑者らを相手取り、債務の支払いを求め提訴。京都地裁は13年10月、利息などを含めた約407億円の支払いを命じる判決を出し、確定。RCCはアルフレックスに債務の一部を支払うよう求めていた。

府警は、13年1~2月にもアルフレックスの口座から約40億円が海外に送金されていることを把握しており、資産を隠す意図があったかどうか慎重に調べる。」

財産隠しも国際的になっています。それにしても、バブル崩壊のきっかけのひとつとなった住専の債権処理がまだ終わっていなかったとは...。

「京都五山」と呼ばれた男 旧住専融資先の元社長、逮捕(朝日)

「捜査関係者によると、「かつては京都の政財界に影響力を持つ有力者『京都五山』の一人に数えられていた」という。××容疑者を知る関係者は「極めて頭の切れる男。宅地開発の土地転売などで若くして成功し、人脈を広げていった」と話す。しかし民間信用調査会社によると、「京都や滋賀の不動産業界では有名人だったが、最近はほとんど話を聞かない」という。

経営する不動産会社「ペキシム」は2004年に解散。その後、生活の拠点を海外に移したとみられる。」
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「その他不正」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事