米下院の監督・政府改革委員会で、「リコール問題で(当局との)交渉の末、1億ドル(約92億円)以上を節約できた」とするトヨタの内部文書が明らかになったという記事。
「文書は、ワシントン事務所の成果として、リコール問題で「(同社にとって)有利な結果」を得たと指摘。特に、「カムリや、レクサスESのリコール問題では1億ドル以上を節約」と明記している。
トヨタは07年9月に、フロアマットにアクセルが引っかかる恐れがあるとして、主力車種の「カムリ」と高級車「レクサスES350」の一部、計約5万5千台をリコールしている。このリコールが比較的軽く済んだことを指しているものとみられる。」
時期は少しずれているかもしれませんが、トヨタの2009年3月期有報をみると、製品保証引当金を単体ベースでも2,300億円以上積んでいます。90億円ぐらいは誤差の範囲だと思うのですが・・・。
ちなみに、広告宣伝費は約3,900億円(連結)です。
米連邦大陪審とSEC、トヨタに書類要求 リコール問題
「米SECも19日にトヨタに対し、自主的な文書の要請をしたほか、米販売子会社に対して召喚状を送付した。トヨタ車のアクセルの不具合や同社の情報開示指針や慣行についての書類の提出を求めている。」
開示の問題にも発展しているようです。
連邦大陪審および米国証券取引委員会からの召喚状受領について(PDFファイル)
「ロビー活動でリコール費用1億ドル節約」、北米トヨタ社内文書をAFPが入手
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