近畿日本鉄道の子会社「メディアート」(解散)の元社長が、会社法違反(違法配当)容疑で逮捕されたという記事。
「逮捕容疑では同社役員ら数人と共謀し、2007年3月期で約2億円の債務超過だったのに、売上高を水増しするなどして株主資本に架空の繰越利益剰余金約21億円を加算。近鉄に1000万円を違法に配当した疑い。」
1000万円でも違法配当は違法配当だということでしょうか。
この会社の不正についてはすでに親会社である近鉄が公表済みです。
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「「赤字になったらどうなるか分かってんのか。こんな数字じゃ決算ができないからなんとかせい」。近鉄が元社長に損害賠償を求めた訴訟の陳述の中で、当時の部下は赤字決算になる見通しを元社長に説明した際、こう不正経理を指示されたことを明らかにした。
近鉄の調査報告書も「(メ社では)元社長への恐怖感が根強く存在していた」と指摘。親会社から出向し、約7年もの間トップにい続けた元社長は絶対的な存在で、逆らうことは難しい状況だったと分析している。」
こういう会社の経理担当者には同情します。
近鉄広告子会社の元社長、違法配当容疑 大阪府警が取り調べ(日経)
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