マザーズ上場、すららネットのプレスリリース。
2018年12月期の内部統制報告書で「財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備」を記載するとのことです。
その内容が比較的珍しいものです。
「当事業年度において、 当社は適切な経理・決算業務のために必要かつ十分な専門知識を有した社内における人材が不足しており、決算・財務報告プロセスに係る内部統制の整備及び運用が不十分であり、当該財務報告に係る内部統制の不備は、開示すべき重要な不備に該当すると判断いたしました。したがって、平成 30 年 12 月 31 日現在において、当社の財務報告に係る内部統制は有効ではないと判断いたしました。」
「当社は、経理実務担当者5名から退職の申し出を受けた後、直ちに5名の新規雇用により、決算・財務報告プロセスに係る内部統制の整備及び運用を適正にするために必要な人員体制の確保を行いました。当事業年度末日までに是正されなかった理由は、経理・決算業務の引き継ぎが十分な時間をもって適切に行われず、外部の専門家に支援を依頼することで会計処理を適切に実施いたしましたが、適切な社内の人材により財務報告の体制を構築することができなかったためであります。」
アウトソーシングも含めて人員を確保できていれば、容認できるようにも思われますが、厳しく判断したのでしょう。(丸投げはできないのでしょうが...)
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