怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

自分の中に潜むもう一人の他人

2005年07月21日 | Weblog
この世には二重人格者と言われる人たちが存在する。それは“自分の中に潜むもう一人の自分”なのか?それとも“自分の中に潜むもう一人の他人”なのか?

水曜あっぴー邸。
これについてトドと語り合った。彼は整体の仕事の他にカウンセリングの仕事をしている。そんな中、日々いろんな患者たちと接するという。トドの話を聞く限りでは、彼らの中にまったくの別人格が現れるということだから、それは“もう一人の他人”と言えるだろう。

なぜ彼らはそうなったのか?診察の第一歩はその原因(きっかけ)を探すことから始めるという。
話を聞いてみて思ったことは、怪人クンも“イモ”たちも幸せな場所にいるんだなぁ、ということである。でも、誰しも“別人格”というものを持っているはずなのだ。いつ、なんどき怪人クンの中から“もう一人の怪人クン”が現れるとも限らないのである。人格とは幼い頃に形成されるものだといわれる。親、育った環境、友人関係…。

一つ思ったのだが、そもそも二重人格者たちは、“本来の自分”に帰った時、自分の中に“もう一人の自分”がいることに気付いているのだろうか?変貌の瞬間を、『あ、今自分が変わったぞ!“もう一人の自分”が現れたぞ!』ということも分かるのだろうか?その点が実に興味深い部分である。


※数日前の怪人クンの“わがまま”がまたしても“イモ”たちに波紋を呼んでしまいました。さらにこのブログで何気に書いた一言が仲間に不快感を与えることに…。本日はあわや『日記謹慎』というタイトルになるところでした。
※合気道稽古に向かう途中に撮影した“真ん中の体育館”付近の風景(写真)。


夏の奇跡!?

2005年07月20日 | Weblog
早いもので、7月31日までもう2週間を切った。今月最後の日曜日に当たるこの日に一体何が起こるというのか?
“イモ”軍団と合気道仲間たちには分かるよね?それが夏の風物詩的イベント、合気道のバーべキュー大会であることは今さら言うまでもないだろう。とはいえ、急にそれを振られても、だからどうしたの?の世界だよなぁ。

でも敢えて振ってみよう。特にナバなら怪人クンの言いたいことを察知してくれるはずだ。気付いてほしいよなぁ。18年の歴史があるんだよ、怪人クンとナバには。怪人クンの“バーベキューでの歴史”を思い出してみてほしいよ。
このイベントでは怪人クンにとって一つの奇跡が起こるのだ。怪人クンは15回くらい同イベントに参加していると思うが、うち5回は“それ”が起こっているのだ。これはかなりの確率と言えるんじゃないだろうか?昨年も“それ”があった。おととしにもあったでしょ?今年もまた“それ”が起こって一波乱あるかもしれないよ。ンムフフフ…。楽しみだなぁ。

“それ”って何?奇跡って何?じれったいなぁ。まだわかんないの?怪人クンの口から言うしかないのかな?分かったよ。もったいぶらないで話すとしよう。
恋だよ、恋。夏のバーベキューでどういうわけか怪人クンは女性に惚れるんだよなぁ。合気道仲間が連れてきた人の中に1人、2人はいるんだよね。オォォォ~~~って思う人が。まさに秒殺、瞬殺で心を打ち抜かれるような女性が…。
太陽が燦燦と照らす青い空の下、川のせせらぎ、肉を焦がす炎…舞台も演出もBGMも十分すぎるほど整っているのだ。開放感に溢れた怪人クンの心は開けっぴろげになるはずである。無防備になるはずである。隙だらけもいいところだ。一瞬にしてハートがキューン!ドキドキドッキュー~~~~ンになるのも無理はない(?)と思うのだが…。惚れっぽい男は、いつでもどこでもナチュラル・ラブパワー全開である。

さて、そんなわけで今年の夏ももしかすると、もしかして…なのだ。神のみぞ知る、である。
恋とは相手(怪人クン)の一方的な想い込みから始まるもの。1年前の“犠牲者”は記憶に新しいだろう。エロ茶だった。
あれは昨年7月上旬か?横丁「合気先生の店」でプ、プロポーズをしてしまったのだ。その答えをバーベキュー当日(8・1)に聞く、というものだった。
10時スタートの同イベント。のっけからエロ茶は答えをよこした。結果は「ノォォォ~~~!!!」あれは早かったなぁ。顔を合わせた瞬間の、まさに電光石火の早業による即答だったのだ。
その夜うたさんから電話があった。『怪人クン、エロ茶へのプロポーズはどうだったの?』その答えを聞いたうたさんはため息を漏らした…。

あれから1年。時の経つのはホント早いものである。
2005年夏。怪人クンを一撃で虜にする女性が現れるのか?はたまた、何もない平穏な一日で終わるのか?

誤解されても困るので一言付け加えておくが、恋探しのためにバーベキューに毎年参加しているわけじゃない。バーベキューに参加すると向こうから偶然恋がやってくるのだ。これは怪人クンのせいじゃない。
ちなみに、“青空の下の恋”は過去全戦全敗である。そう考えると、今回の日記に関して言うと本来このタイトルはおかしいのだ。なぜなら、奇跡は叶ってこそ、結ばれてこそ奇跡だからだ。でも出会いも奇跡と言えるので、やっぱりタイトルはそのままだ。


※『海猿』(フジテレビ)を見たあとしばしの間読書をしました。
※23時のこと、「ターザンギャルド」CEO、“人間笑い袋”こと博多の“ミスター・ボンソワール”から電話がありました。相変わらずというか、少し飲んでるようでした。『怪人クンはキャバクラに行った方がいいよ』とCEO。電話越しに陽気な笑い声が聞こえてきます。話題は飛びます。「怪人クンは××ですって。え、“ボンソワール夫人”がそんな風に言ってたんですか?いやいや照れるじゃないですか。素直にありがとうございます」。“ミスター・ボンソワール”とは15分ほど話をしました。またゆっくり飲みましょう!
※昨年のバーベキューのワンシーン(写真)。


色と香りに誘われて…

2005年07月19日 | Weblog
“日曜密談”の中身はこれだったのだ!
17日21時のサンマルクカフェ。インタビュアーは署長。
「怪人クン、改まって聞くのも何だけど今一番の趣味は何?おぬしの前からキャバクラという聖地が消えた今、怪人クンの頭にあるものは?」
そんな質問を受けた怪人クンの答えは彼の度肝を抜いたようだ。
「最近、ガーデニングと散歩しながら花の香りをかぐことに凝っていてねぇ。ンムフフフ…」。それを聞いて「えっ、え~~~、か、怪人クンがそんな趣味をぉ~~~!?」あまりのギャップに署長は目を丸くした。

何やら巷では、夜になるととある“庭園”(ガーデン)に男たちが集うらしいのだ。
「今、流行ってるみたいだよ。男たちの間で。まだ、ごくごく少数派らしいけどさぁ。いち早く怪人クンもその“波”に乗ろうかなぁって。キャバクラに変わる“何か”を見つけないとね。新たな“道”を探すにはとにかく動かなきゃねぇ。実際にはこれから始めよう、ってとこなんだけど。そういった“大人の趣味”を持とうと思って(笑)。ただねぇ、“初体験”でね、その場所がイマイチ把握できてないんだよ。一体どこにあるんだろうねぇ?まるでガンダーラだよな(笑)。一緒に探してくれない?」
そんな怪人クンの申し出を署長は快く引き受けてくれた。一人より二人。力を合わせれば物事は早い。22時を回った頃のこと、その場所すぐに見つかった。

百花繚乱のたたずまい。そこには赤、青、黄、緑…色とりどりの花が咲いていたのである。花を引き立たせるためか?その空間は白で統一されていた。
花はやっぱり美しい。可憐だ。キュートだ。男たちのハートをくすぐる。それらを眺めるだけで男たちは何とも言えない心地良さと癒しを体感するのだ。色に誘われ、香りに誘われである。

あぁ、この香り、一度かぐと病み付きになる。絵画鑑賞もいいが、この夏は“庭園散歩の旅”を楽しもう。これからは庭園(ガーデン)で花に囲まれながら時間(とき)を刻むことにしよう。
この日“怪人クンの町”もようやく梅雨明け宣言が出されたが、花にいざなわれた“怪人の夏”はその前日に一足早い梅雨明けを迎えていたのだ。


※一夜明け…連休最終日となる18日の月曜日。昼に署長と待ち合わせてバーミヤンへ。二人揃って辛口麻婆豆腐定食を注文。うん、これはなかなかいけるよ。会話も弾みます。「手入れの行き届いた庭には綺麗な花が咲いてるなぁ」と署長。「ガーデニングは楽しいよなぁ」。「まったくだ」。どちらともなく言葉が出てきます。怪人クンと花。花と怪人クン。このミスマッチがいいんです。
※咲き乱れる花。怪人クン御用達美容室「あだむすファミリー」の移転オープン時に飾られていたものです(写真)。


“人気役者”はつらいよ

2005年07月18日 | Weblog
暑い毎日が続いている。蝉の声がおとといあたりから聞こえるようになった。梅雨明け宣言は間近のようだ。
6:30。2週間ぶりか?ジョギングをする。『24時間リレーマラソン』には出場しなかったものの、その気分を怪人クンなりに味わってみようという気になったからだ。駿府公園の内堀、1周は約1.6km。山梨のコースとは違い、急斜面はない。なだらかなアスファルトの上を走る。2周回った。息切れはしないものの、たったの2週間でも間隔が空くと気持ち足取りは重く感じる。

午前中は合気道の指導員講習会があったが、怪人クンは欠席。いつものように事務所へ出て日記を書いた。日記は“書きたいモード”になったときに書かないと、なかなかキーを叩く手も弾まなくなるのだ。これは書き手になればわかる。

18時。空はまだ明るい。
夏はやっぱりこれだろう。ビールをぐびっと飲みたくなる。3連休のど真ん中、“イモ”軍団&合気道仲間でデパート屋上のビアガーデンに行く。まずは5Fにある寿司屋に寄り割引チケットを買ってから屋上へと上がった。寿司屋でビアガーデンのチケットを販売しているのだ。

このイベントをプロデュースしたのはちょんまげである。今回は彼が“メガホン”を握った。監督兼出演者だ。この“作品”に主演はいない。そう、参加者すべてが主演なのだ。キャスト陣は全部で8名。ちょんまげ以外の名前を挙げてみよう。トド、カンフー、トシちゃん(♀)、たーちゃん、メグ、ナバ、怪人クンである。
空の下で飲むビールは一段と美味しく感じる。料理もたくさん注文した。ちょいと心配なのは天気。曇り空で時折雨がポツリポツリ落ちて来たものの何とか持ちこたえた。
途中、うたさんから電話がある。上機嫌だ。どうやらいいことがあったらしい。きのうの彼とは別人のように機嫌がいいのだ。いやはや人間とは何て現金な生き物だろうか?(笑)まぁ、そんなもんである。彼もきのう浅草のビアガーデンに行ったそうだ。

署長からも電話がある。20:30頃のことだ。急遽、怪人クンは2次会をキャンセルして彼と合流することにした。怪人クンはちょんまげ演出の“舞台”を途中降板。“人気役者”はあちこちから出演依頼があるのだ。いやぁ~、大変だよ。“人気役者”はつらいよ(笑)。
“イモ”たちはあのあとどこを彷徨ったのだろうか?ダーツバーか?はたまたカラオケか?

サンマルクカフェでお茶をする。男二人の密談である。その直後、怪人クンが“お約束”のトイレ男になった。ウンコがしたくなったのだ。便通が良すぎるというのも時には困りものである。もしこれが女性との大事なデートの最中だとしたら…。そう考えるとますます“脱・トイレ男”を真剣に考えなければならないなぁ。でもこればかりは自然現象だからなぁ。どうすることもできないだろう。
時計の針は22時を少し回っていた。密談を終えた男たちは…?
この先は二人のみぞ知る。


※18時過ぎのビアガーデン会場(写真)。


怪人クンの脳内フォルダ

2005年07月17日 | Weblog
土曜日だし、日記の更新はゆっくりやればいいや…。そんな感じで『王様のブランチ』(TBS)を見ていたら10時頃ケータイに1本のメールが舞い込んできた。送信者はエロ茶だ。
『日記の更新は何時頃の予定ですか?土曜日は仕事が半日なんで12時には会社を出なきゃならないんですよぉ。それを過ぎるとケータイから読むことになるので。それに“BOCO-BOCO祭り”の呼びかけもしたいし…』。
まるで原稿を催促する編集者と、それに追われる作家のようだなぁ(笑)。そういうことなら事務所へ行って急いで書かないとな。11:10頃には更新が完了。エロ茶にメールを入れる。彼女からも折り返しお礼のメールが届いた。
たまにだが署長からも『日記はまだか?』という催促をされることがある。怪人クンに休息というものはやっぱりないらしい。

14時過ぎに久々にスポーツクラブで汗を流す。トレーニングの合間に女性インストラクターと会話するのも楽しみの一つである。
あ、そうだ。忘れていたが、7月16日といえば予定では『24時間リレーマラソン』(ランナーズ主催・山梨で開催)に“イモ”たちと“TEAM I.M.O”(チーム・アイ・エム・オー)として出場していたはずなのだ。この日の朝10時から翌日の朝10時まで1周約1.7kmの周回コースを交代制で走っていたはずなのだ。残念ながら今年はメンバーが揃わず断念となってしまった。もし今年も参戦していたら3年連続出場だったのだ。次回またエントリーするのか?来年のことはまだ分からない。

夜、いつものようにネオン街へ…とも思ったがこの日それはしなかった。『ブロードキャスター』(TBS)を見る。橋本さんの葬儀の模様をやっていた。盟友たちが駆けつけた。ニューヨークから緊急帰国した師匠・アントニオ猪木もインタビューを受けていた。
この番組のコメンテーターの中に着物を着た女性がいたが、彼女は大学助教授とテロップで紹介された。46歳というのだがその美貌に驚いた。女優並の綺麗さだ。美は年齢をも超越するものだと改めて思い知らされた。46歳も捨てたもんじゃないなぁ。たまには熟女パブでも行ってみようか。キャバクラじゃないから堂々と行けるし(笑)。

途中、うたさんから電話がある。今、ターザンさん行きつけの定食屋“ヘイヘイホー”にいるという。電話の彼は偉くあきれていた。とにかくマシンガン攻撃でダメ出しを繰り返す。「怪人クン、しょっぱいよ。これゃダメだ。がっかりだよ。何にも解ってないよ…」。怪人クンに“出直し”要求まで突きつけてきたのだ。
この店にはターザンさんに宛てるメッセージを書くノートがある。それは6月8日(水)のこと。イタリアから帰って来たその足で怪人クンはターザンさんに会った。3分ほど立ち話をしてターザンさんは仕事に出かけた。怪人クンは“ヘイヘイホー”で名物・かつおを食べた。その時店のお兄ちゃんが「せっかくだから先生(ターザンさん)にメッセージ書いてく?」とノートを差し出した。そこに怪人クンがメッセージを寄せた。それをこの夜初めて読んだうたさんは『内容があまりにもしょっぱい!』と言ってきたのだ。電話口では一切何もいわず彼の言葉を聞いていた。まぁ、それをさせる暇もないほどまくし立ててきたのだが(笑)。

彼がなぜこの日“ご乱心”になったのか?ノートのことも確かにあっただろうが、それだけではないだろう。怪人クンにはその理由が実はもっと別のところにある、というのも解っているのだ。うたさんよ、違うかい?ンムフフフ…。彼は怪人クンにぶつけることで、心にある“それ”を少しでも紛らわせたかったのだ。“それ”が何か?怪人クンなりに受け止めたからこそ、あえて電話では一切の反論はしなかったのだが…。
こう書くと、偉そうに聞こえるかもしれないが、うたさんの性格がわからないほど怪人クンも鈍感じゃないよ!

“イモ”たちにも回答しておくことがある。怪人クンは人の話を聞いている。聞いてはいるのだが、それを理解もするのだが、脳内ハードディスクが新しくインプットしたものを新規フォルダに保存するのではなく、どうやら今までと同じ場所、つまりは既存フォルダに“上書き保存”してしまうらしいのだ。要するに、そういうことらしい。分かった?

※当然、上書きされれば前のものは消えてしまいます。別の部屋に保存すれば消えずに残るんですけどねぇ(笑)。
※『24時間リレーマラソン』に初参加した2003年、このロゴが入ったチームのTシャツ(イモT)を作ったのです。デザインは怪人クン。“TEAM I.M.O”のロゴ(写真)。ケータイで撮影。


ブログ上の怪人クンは、歌でいう“サビ”だ!

2005年07月16日 | Weblog
話は木曜日に遡る。これはある人から文字を通じて言われた言葉だ。
『怪人クンって、人に左右されやすいよね?自分がないよね?それだから疑われて、告白しても信じてもらえず終わるんだよね…』。うわぁ~っ、言ってくれるよなぁ。これまたキツイ一発である。
怪人クンのことを“知らない”人がよくここまで言い切れるものである。人に左右される?うん、あるねぇ。たまにねぇ。それは認めよう。しかしだ。少なくとも、「自分がない」という部分に関してだけは断固反論させてもらう。

怪人クンは人に踊らされて生きてるわけじゃないよ!
あなたはブログも読んでくれてるし、確かに過去数回に亘り会ったこともあるから怪人クンのことを少しは知ってる部分もあるけど。
ぶっちゃけ言ってしまうと、このブログに書かれていることが人間・怪人クンのすべてではないということだ。まだまだこれはほんの一部分、氷山の一角と思ってもらった方がいい。ブログ上でしか怪人クンのことを知らない人はなおさらだ。

例えば、怪人クンという人間が五線譜の上に書かれた音符、“1曲の歌”だとすると、その中の一番盛り上がる“サビ”の部分しかブログには書いていないということなのだ。イントロの部分、サビ以外の部分に関してはここで触れないこともある。もしかすると、そこにはまだ誰も知らない怪人クンが潜んでいるのかもしれない。それは怪人クン自身でさえ気付いていない部分かもしれないのだ。

『恋遊記』を立ち上げた時に、お祝いのコメントでしょっぱいMCだったかな?こういう言葉を書いてくれていたと思う。『ブログを公開することは人生の切り売り』だと。
そう。ブログは普通なら人にはバレないこと、知られないこと、プライベートの部分までをさらけ出す。それは書き手のスタンスにもよるが、怪人クンは“赤裸々主義”でこの日記を書いている。時にはお馴染みのキャスト陣を“その日の主役”に抜擢して書くことも多々ある。怪人クン自身のことだけでは、とてもじゃないがこのボリュームは書き続けることはできない。ホント、彼らにも感謝である。
その背景には読者を驚かせたい、笑わせたいがために少々の脚色はあるが、嘘は書いていない。幻想、空想、妄想が入り混じる中で“真実の怪人クン”をみなさんに見てもらっている。とことん“リアル主義”である。ただ日常の“事実”をダラダラと書くより、その方が俄然面白く読んでもらえるからだ。

ブログをやる以上、「公開する」ことを前提とする。リスクもあるがそれは最初からわかってやっていることなのだ。“覚悟”がなければ“切り売り”であろうと何であろうと書き続けることなどできないのだ。読み手は友だちや知り合いばかりじゃない。よくコメントをくれるハッスル鉄人さんのように、読者の中には怪人クンが面識のない人もいるのだ。そういう人たちはこのブログが怪人クンのすべてである。他に知るすべがないのだから、それは仕方のないことだ。彼らはこのブログを通じて、想像力で怪人クンに対する幻想などを膨らますのだ。

これも前に言ったと思う。“読み方”は自由でいいと。
ある文章について、書き手はこういうことを言いたくてそれについてはこの表現を使った…。読み手Aはそれをこう受け取った…。読み手Bはまた違った解釈をした…。これでいいのだ。書き手の温度と読み手の温度は違って当然なのだから。そこには誤解が生まれることもあるが、文字という手段は時として伝わりにくいこともあるのだ。最後は読み手自身がどう捕えられたか、なのだ。

ついつい、また話が長くなってしまったなぁ。
それより、金曜日の午後、怪人クンにとっては嬉しいニュースが一つ飛び込んできた。友であるものまね芸人のアントキの猪木さんが8月最後の日曜日、我が町に来るというのだ。それはぜひ会おうじゃないか!今から空けとくよ。
8・28といえば…「PRIDE」。でも怪人クンは「PRIDE」よりもアントキの猪木だ!ミドル級決勝も、ヒョードルVSミルコのヘビー級タイトルマッチも吹っ飛ばして同夜は美味い酒を飲もうじゃないか!


※朝、うたさんから珍しくPCにメールが届いていました。何だろう?と思ったら、先日の「ターザンギャルド」設立パーティーにも見えられた格闘技雑誌『アッパー』を発行する会社の社長である舟木さんのブログに怪人クンの名前があるという知らせだったのです。早速見てみるとそこには…。みなさんもぜひ読んで見てください。コチラです。
※金曜20時、ネオン街に出陣。“嘆きの店主”の店、横丁のバーではオシャレに赤ワインのグラスを傾けました。その後、2年ぶりに洋風酒場“GARO”という店でコロナビール、焼酎の鏡月(ボトル)を飲み、カウンター越しにバイトの女性たちとの会話を楽しみました。でも面白いですねぇ。この店はオープンしてもうすぐ30年。怪人クンは15年以上も通っていたのです。2年というブランクの間にバイトのコは誰一人知らない人に…。コックさんも知りません。
店は内装からすべて当時のまま、でもスタッフは今や見ず知らずの人たち…。通いなれた店で初めて来た客のように振舞うのはやっぱ違和感があるというか…。この日は3人の女性とコックさんの計4人体制。聞くところによると、彼女たちはまだ“GARO”に来て3ヵ月というのです。現在のオーナーは3代目。この店の歴史は初代オーナーから知ってる怪人クンの方が彼女たちより全然詳しいわけで…。何とも言えないこの逆転現象を楽しみました。
ちなみにこの店は、かつて“嘆きの店主”と“かつどん”とネコママが在籍していたんですよ。彼らにとっては古巣ということになります。
※エロ茶に電話して“怪人クンイベント”の日程を8月13日(土)か同20日(土)のどちらかで開催しよう、という話になりました。みなさんはどちらがいいですか?最終結論を今月中には出したいと思います。
※あっぴーからもらった絵(エジプトみやげ)がこのような額に収まりました(写真)。


エロ茶起つ!“怪人クンBOCO-BOCO(ボコボコ)祭り”開催!

2005年07月15日 | Weblog
怪人クンは幸せ者である。友だちからホント愛されているというか…。
木曜昼のこと。気が付くと、1通のメールがケータイに届いていた。エロ茶からだ。彼女が中心となって、近日中に何やら怪人クンを囲んでみんなでボコボコにして励ます、という会(別名:リンチの会)を開いてくれるというのだ。嬉しいなぁ。これは『怪人クンよ、苦しみの中から立ち上がれ!』という彼女からのメッセージと受け取った。そう言えばこのタイトル、昔猪木さんが出した本のタイトルじゃないかぁ(笑)。
人を元気にするのは、やっぱり他者である友だちだったり知人なのだ。誰かが“SOS”を発したらそれを察知して手を差し伸べる。元気付ける。飛んで来てくれる…。

ここで大事なことは“いざ!”という時にそういう友だちがいるかどうかなのだ。友は人生における最高の財産である。これについては前にもこのブログに書いたことがある。一緒に喜び、一緒に泣いてくれる友だち。時には怒りをあらわにし、真剣に怒ってくれる友だち。友(怪人クン)のことを思うからこそ全身全霊でそれをしてくれる。
怪人クンには幸いにしてそういう友や仲間がたくさんいる。中でも彼らはその筆頭だ。“イモ”軍団、うたさん、署長、G・ヌマ、キド…まだまだいるなぁ。

エロ茶によると、このイベントはターザンさんじゃないが、垣根を取っ払ったものにしたいというのだ。お馴染みの“イモ”軍団だけでなく、『誰の参加も、いつなんどきOKよ!(ウフッ)』と彼女は言っているのだ。怪人クンを励ましてくれるだけじゃなく、怪人クンに面と向かって物申す!という人でもいい。このブログの読者は無条件に大歓迎!面識あるなしにかかわらず、どなたでも構わないそうである。
やるからにはドカ~ン!とかましたいものだ。囲まれる側である怪人クンからもせひお願いします。オレも行くぞ!私も呼んで!という方はどしどし参戦表明してください。
日程などの詳細については決まり次第、発起人であり“総合プロデューサー”でもあるエロ茶の方から当ブログ上にて発表があると思いますので。

怪人クンが考えたイベント名は…
『怪人クンBOCO-BOCO祭り~THE RINCHI~』(仮称)。

我こそは!という老若男女“お祭り好き”のみなさん、参戦をお待ちしています。只今コメント欄にてボコボコ受付中。


※20時過ぎ、小雨の中署長と大人のムード漂う隠れ家的バーで一杯。
街から少し外れたところにその店はあります。トーンダウンされた照明、カウンターだけのシックな内装。落ち着いた音楽が流れます。中には男性マスターが一人。
「カシャカシャカシャ」、シェイカーを振る音がBGMとなって、さらにムードを盛り上げます。女性を伴ってのデートにはオシャレな空間です。そんなところに今宵は殺風景な男が二人。
怪人クンが“ダンディーな夜”に慕っているその時、空気が一変。耳に届いてきた旋律は…。彼がこの歌を口ずさむ時“あの男”が現れるのです。
「♪こんぶ こんぶ こんぶつゆ こんぶをっぎょうさんつこうてるの」
変幻自在。署長から“昆布つゆ男”へお色直し。まさに早業ですね。そんな彼が言いました。
「実はさぁ、きのうの晩にウチの冷蔵庫から昆布つゆのビンが出てきたんだよ。江守徹と中尾彬のラベルが貼ってあるやつが。あれは笑ったよ。だから今宵のオレは“昆布つゆ男”だ」。いいわけはいいよ(笑)。その日の気分で彼は自分自身を着せ替えるのです。こんな人間、あまり見ませんよね?人間国宝とまでは言いませんが、ある意味 “生きる重要文化財”と言えるんじゃないでしょうか?
※署長と別れてからどこかでもう1杯とも思ったのですが、雨が降っていたので帰りました。その後、野球中継で放送が遅れた『電車男』(フジテレビ)の第2話を見ていたらG・ヌマから電話が。いろいろ語ってしまいました。
※“昆布つゆ男”が突然寅さんのマネをして言った言葉。「怪人クン、それを言っちゃぁおしめーよぉ」。読者の方には話の内容が解らないかもしれませんが。この日の彼の突発芸にちなんで葛飾柴又駅(写真)。今年の2月、うたさんと行った時に撮影。


予選落ち

2005年07月14日 | Weblog
怪人クンの“非常事態”を心配してうたさんが昼に電話をくれた。怪人クンのブログを読んで瞬時にそれをしてくれたのだ。嬉しいなぁ。親友・うたさんに感謝だ。
こういう時の彼のタイミングの良さ、行動の早さ、気遣いは抜群である。“自己中”の怪人クンにはなかなかできないことだが、ぜひ見習わないといけないなぁ。
うたさんは『あの世界で恋におちることがナンセンスなんだよ。寸止めでいいんだよ。彼女たちは仕事なんだから』という一言も忘れませんでした。

その10分後“ハスムカイ男”からも電話があった。彼は今週1週間、早めの夏休み休暇をとっているのだ。『昼メシでもどうだい?』という誘いを受けた。バーミヤンで日替わりランチを食べる。怪人クンのブログを読んで、彼なりに励ましてくれたのだ。2日連続である。
怪人クンの話を聞きながら、またある一つの“謎解き”を彼はしてみせた。“ハスムカイ男”は現代に甦った明智小五郎か!?はたまた金田一幸助なのか!?彼のこの推理は怪人クンの気分を一段と爽やかにしてくれた。

きのうのメールでもそうだが、以前もその女性はこう言った。
『怪人クンのことは「お客さん」とは思ってないから安心して』と。単純な怪人クンは、つい最近までそれをこう解釈していたのだ。“お客さん以上、恋人未満”なのだと…。どこまで行っても能天気というか、馬鹿野郎なヤツである。考えてみれば分かることだ。そんなはずがあるわけないじゃないか。
ここは当事者じゃない分、冷静に見ることができる“ハスムカイ男”の言葉を聞いた時、思わず膝打ちしそうになった。彼はこう“推理”してみせた。

「簡単じゃないかぁ!彼女はこう言ったんだよ。怪人クンはまだまだ『お客さん』のレバルにまで達してないよ。私が言う『お客さん』とはもっとたくさん来てくれる人のこと。怪人クンは私の他の指名客に比べたら来店回数も少ないし、全然貢献度が低いよ!=その程度では『お客さん』とは呼べないよ=お客さんとは思ってないよ。安心して…に繋がるんだよ。上には上がいるんだな。怪人クンはその連中の数には追いついていないわけだよ。そう考えると、今回の彼女の言葉がすべてつじつまが合うんだよ」。
実際、きのうの彼女からのメールにはそれを思わせるセリフがハッキリと含まれていたのだ。“別にあなたが来なくても、痛くもかゆくもないわ!”というニュアンスの言葉が…。彼女にとって「お客さん」というラインにさえ怪人クンは達していなかったということか?だとしたら、まさに“予選落ち”である。

●嬢たちが「お客さん」と認めるのは…(あくまで例としてであるが)
この“ゲーム”への参戦資格はまず、店に来ること。“私”を指名してくれること。これは言わずもがな。
①週3回以上(かなりの常客VIPクラス)。通うたびに同伴付。
②週1回…(並の常客)。2回に1回は同伴付。
以上が予選通過。それ以下は…
③2週間に1回程度かそれ未満(予選落ち)=「お客さん」レベルとは認められない。
※回数は怪人クンの勝手な想像であり、あくまで目安である。この中で言うと怪人クンは③クラスに該当する。

とはいえ、もう終わったことなのだ。“謎”が解けようと、解けまいと今さら考えてもしょうがないことである。これからはすべてをリセットして新たな恋の旅に出る。怪人クンだけを見てくれる女性とめぐり逢うために…。
いつまでも立ち止まっていられない。第一、そんなことしていたらもったいない。時間の無駄だ。ここは、いかりや長介イズム『次、行ってみよぉ~!』の精神だ。道は自分で切り開くもの。恋は待ってたって向こうからやっては来ないのだ。
ある歌の中で長渕剛も言っている。『お前がどう動くかだ!』と。休んでいる暇はない。怪人クンよ、動け!動くのだ!


※まさに意見真っ二つ。合気道の生徒で、このブログを読んでくれている某氏は「ホントにもう(キャバクラ)行くのやめちゃうんですか?いいじゃないですか、行っても。自分のカネで行くわけですし。日本人はなんていうか、変なところで差別じゃないですけどするんですよねぇ、夜の世界を。嬢である彼女たちも普通の女のコなんですよ?(客が)恋におちたっていいじゃないですか?アリだと思いますよ、そういうのは。怪人クン、今のままだと精神衛生上も良くありませんよ!」彼の言葉はもっともですねぇ。彼もネオン街を彷徨ってるからこそ、気持ちが解るのでしょう。問題は怪人クンが“撤退宣言”をしてしまったところにあるのです。
ちょんまげにも言われました。「お前ってさぁ、“流す”ってことができないんだよね。不器用だよね。冗談ぽく流せばいいものを真正面から突っ込んで、自分から火に飛びこんでいっちゃうからそうなるんだよ」。これももっともな意見です。その通り。
※水曜あっぴー邸はいつものメンバーに加えて女性が一人参加。これからも時間がある時は遠慮なく参加してくださいね!
※サイコロ(写真)。これまた“ネコの足跡”にあったものです。


心の底の底~ついに訪れた“舞台”の結末~

2005年07月13日 | Weblog
殴られた痛みというのは、ある一線を超えると快感変わるという。
怪人クンにも汚点はたくさんあっただろう。それにしてもだ…。

2005年7月12日(火)朝の8:46。
この日、2度のやり取りの後に届いたその人からの3度目のメールはあまりにも残酷で、痛さなどを通り越すほどの衝撃波となって怪人クンに襲いかかってきた。そこに書かれていた言葉はその人の本音であり、もっと悪い言い方をするなら“裏の顔”、本性を全部覗かせるものだったのだ。“心の底の底”までもがすべて丸見えになった瞬間である。とてもじゃないがその衝撃内容はここで詳しく書けない。書きたくもない。

でも人間とは不思議なものだ。中途半端な痛みというのはジワリジワリ心を蝕まれ、いつまでも残り、脱力感を与え続けられるものだが、ここまで完膚なきまでに叩きのめされると逆に納得してしまう。快感という言い方は綺麗過ぎる表現だが、怪人クンはそれに似たものを感じてしまったのである。

それは、ある“答え”がすべて明らかにされたからというのもあっただろう。“やっと言ってくれたね…”。白か?黒か?イエスか?ノーか?今までは霧のような、ベールのようなものがその“答え”を包み込んでいた。真ん中などはない。どちらか一つがハッキリした時、パラドックスだがそんな気持ちになったのだ。これ以上ない完璧なカタチでのそれだったからこそ、崩れ落ちることもなく怪人クンはその場に立っていられたのだろう。打たれ弱い人なら間違いなく、しばらくの間は「人間不信」となったはずである。

その人の事情もある。人にはいろいろあるものだ。それについてはよぉ~く解った。納得もした。だから最後には和解もした。
でも、である。あの瞬間、その人の“すべて”を知ってしまった以上、これまでと同じ気持ちで顔を合わせることは難しいだろう。なぜなら、怪人クンは男で、その人は女だからである。笑って話せたとしても、その笑顔の奥にある“心の底の底”が丸見え状態で鏡に映し出されてしまうからだ。

幕は下りた。すべては終わったのだ。
怪人クンとその人の“二人芝居”にこの先、スペシャル・ヴァージョンも続編という名の第2幕も上がることはない。

だからといって二人に遺恨はない。いや、それは違う。そんなものは最初からなかったのだ。さらに言うなら、その人との“二人芝居”は何も始まっていなかったのだ。舞台の幕は開いていなかった、ということである。上演前に“お蔵入り”。いや、これも違う。舞台に上がっていたのは“共演者”である怪人クン一人だけ。
ズバリ、この舞台は怪人クンの“一人芝居”だったのだ。これが結末である。


※“ハスムカイ男”からの誘いで“ネコの足跡”で一杯。20:30のことです。♪ムムム~の歌声と、かつどんの笑顔と、ネコママの笑顔。火曜朝の話を聞いた“ハスムカイ男”は「怪人クンは実にスッキリしたと思うよ。ただ、その人はある意味いいことも言ってるから、その部分はしっかり受け止めて心に刻んだ方がいいよ」と彼は言いました。うん、そうだね。
※“ハスムカイ男”と別れた後、G・ヌマに電話を入れると話題はやっぱり先週金曜日の「ターザンギャルド」会社設立パーティーのこと、故・橋本真也さんのことになりました。最近はホント、いろんなことがありますね。
※“ネコの足跡”の入口付近に飾られていたお福さん(写真)。


世界に一つの、ネオン街“二人芝居”

2005年07月12日 | Weblog
クラブのホステスもキャバクラ嬢も“女優”である。人気商売である以上、嬢である彼女たちにもランクが存在する。そこには闘いがあるのだ。主役を張れる“人気女優”と脇役に甘んじてしまう“女優”。前者は指名客を多数持つ嬢のこと。後者は主にフリー客を相手にする嬢を指す。いわゆるヘルプというやつだ。舞台や映画の世界で言うとエキストラということにもなる。
彼女たちが素の自分から源氏名に“変身”して店という舞台に上がる。そんな彼女たちと時間を過ごすお客は、この世に一つしかない“作品”の“共演者”だ。

“人気女優”にはあちこちの“共演者”からのラブ・コール、出演依頼が殺到する。指名のことである。同伴もしかりだ。同日、あるいは同時期ににいくつもの“作品”に出演しなければならない。“作品”は常に同時進行なのだ。これも“人気女優”の宿命だ。体力的にはかなりハードだが、高額なギャラが舞い込んでくる。彼女たちにしてみれば嬉しい悲鳴である。
オファーがくれば“女優”はプロとしての仕事をこなさなければならない。「こんな“作品”に出たくなんかないわ!」「こんな“共演者”なんかと芝居はいやよ!」
わがままなどは言ってられない。人気があるがゆえに“出演作品”が重なることは日常茶飯事となる。客Aとは『a』という作品を、別の客Bとは『b』という作品の“二人芝居”をこなさなかればならない。

“作品”にも指名客と回を重ねる「連続モノ」とフリー客との「単発モノ」とがある。“人気女優”も時には一見さんと言われるフリー客との“単発ドラマ”(1話完結)を共演することもあるのだ。彼女たちはプロである。そんな時は何とか“連続ドラマ”になるよう“共演者”を振り向かせようとがんばる。舞台で言うなら観客動員増加を、TVで言うなら視聴率を上げることに相当する。“人気女優”の腕の見せ所だ。

“共演者”である男たちは夢を見る。“恋人役”を演じた時間が現実なら何て素晴らしいことだろうか…と。しかしである。時間は止まってはくれないのだ。60分後、あるいは90分後、いったんカチンコが鳴り「ハイ、OK!」の声がかかればその“二人芝居”は終わるのだ。“女優”たちは実にあっけらかんと「お疲れさまでしたぁ~」と何もなかったかのような顔で消えていくのだ。『“共演者”はあなただけじゃないのよ…』。彼女たちにはすぐそこに“次の舞台”が待っているからだ。
恋におちる“共演者”も少なくない。こうなるとなかなか面倒なことも起こるのだが…。一度この“舞台”を踏んでしまったら“共演者”はとりつかれるのだ。また上がりたくなってしまうのだ。そんな時はどうすればいいのか?道は一つ。上がりたければそこに行くしかないのである。そこからはどうあがこうと逃れることはできないのだ。

これはあくまで怪人クンのネオン街“二人芝居”論である。こんな理屈は笑い飛ばしてもらって構わない。遊び方もスタイルも人それぞれに違うのだから。
今、ネオン街で“連続ドラマ”進行中の人も、もうすぐ一つの“ドラマ”が完結を迎える人も“世界にたった一つの二人芝居”を作ってもらいたいものである。


※月曜日の22時過ぎ、『報道ステーション』(テレビ朝日)でキャスターの古舘伊知郎氏がプロレスラー橋本真也さんの死についてコメントしてましたね。古舘氏は“殉職”という言葉で橋本さんの死を締めくくっていました。古舘氏らしい言葉でした。“破壊王”橋本真也さんのご冥福をお祈り申し上げます。
※橋本さんの死について怪人クンにも数本のメールが友人から届きました。イタリアの猪木塾に参加した“漬け物くん”からもありました。
※“もう一つのコロッセオ”。ポンペイにある2万人収容の競技場(写真)。