怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

勘違いするなよ!

2005年05月21日 | Weblog
平等―――。その一言で彼は片付けた。
GW以来だろうか“夜の画廊”に足が向いた。金曜日の23時過ぎ、相変わらずの盛況ぶりだ。怪人クンがここに来る時は大抵一人だ。署長とかと行くこともあるが、一人でも気軽に飲めるというのが魅力の一つだったのだ。しかしそれも5月末まで。6月からは一人客は1000円UP。嬢を指名しても時間内の完全接客はなくなる。
例えば60分なら3分の1程度(20分)は付くものの他の時間はヘルプ嬢が接客する。もしくは“島流し”(一人ぼっち)になることもある、という。それを覚悟して来て下さい、という説明を“画廊のホリエモン”から受けた。今まではどんなに忙しい時でもフロア係りが上手く調節してこの“島流し”を起さないよう務めていたものだ。これからはそれもあると言う。客の立場からすれば“マイナーチェンジ”といえる。

店側にとってはこういった一人客はどちらかと言えば歓迎されない。2名以上の客を歓迎する。“効率化”と“諭吉至上主義の原則”である。60分とか90分の時間内を一人客に嬢一人を付けるのは効率が悪いという理由だ。不平等である、というのだ。
週末など混む時は嬢たちが回りきれない(人数が追いつかない)ということのようだ。店がいつ混むか、なんてことは1週間のデータを調べたところで一概には言い切れない。これこそ水物である。予測不能なのだ。
“画廊のホリエモン”は「平等」を強調した。込み合っている場合、3名の客に1人の嬢しか付かないのと、1名客に嬢1名が付くのでは明らかに前者の方が不公平だから1名客には1000円を加算するということだ。

すべては経営者の方針である。店側の都合である。店がお客に合わせるのではない。客が店に合わせるのだ、という考え方。それもアリと言えばアリだろう。商売のやり方はいろいろある。それでも客はまた店に行くだろう。オキニ嬢に通うだろう。怪人クンもムーミンに会いに行くだろう。男なんて単純だ。店のシステムがどうなろうと、最終的には嬢たちに会いに行くのが目的なのだ。癒されたいのだ。

でもあの態度にはガッカリだ。“画廊のホリエモン”のことである。席が用意される前、待合用カウンター席に通された時にこんなやり取りが展開された。

“画廊のホリエモン”:「一人のお客様に嬢一人を時間いっぱい付けるわけにはいかないんでよ。それではウチがやっていけないんですよ。お客様だって困るでしょ?ウチがなくなったりでもしたら。上の決定なんですよ。そこんとこご理解ください」

「お客様だって困るでしょ…」。これって形を変えた“脅迫”である。慌しく作業しながら応対する“画廊のホリエモン”。口にこそ出さなかったが心の中で怪人クンは呟いた。
『勘違いするなよ。別に“夜の画廊”がなくなったって困んないよ。怪人クンは“ネオン街のホームレス”なんだから。惑星(店)が消滅したら他の惑星を旅すればいいことだもん。そこで降り立っていい宿(嬢)を探すさ。宇宙(ネオン街)に惑星は“夜の画廊”1つじゃないんだよ!上からものを言うな!“こちらが…夢を提供してやってる”的態度で言うな!』と。
会話は続いた。

怪人クン:「常連には少しくらい融通とか効かないの?」
“画廊のホリエモン”:「どのお客様も平等ですからねぇ。では“常連”の定義はどうなります?毎日見える方を常連と呼ぶのか、1週間に一度しか来ない方でも常連と言うのか、そこのところをどう考えるかですよ。そうですよね?違いますか?どのお客様も“平等”に扱います」。
怪人クン:「じゃぁ、常連も何もないってことじゃん」
“画廊のホリエモン”:「まぁそうですね」。
淡々とした表情で彼は言い切った。こりゃ、話にならんわ。

女帝(ママ)が席に付いた。「いろいろご迷惑をおかけすると思いますが、今後ともよろしくお願いします」。
そうなのだ。彼にはこういう一言が足りないのだ。ものは言い方一つで決まる。態度がよければ何も問題ないこと。押し付けようとする態度、相手を不快にさせる応対はフロア失格だ。もしあの時、彼が微笑みながら「すみませんねぇ。上から言われてしまったもので。我々としては今まで通りで(一人の)お客様にも楽しんでいただきたかったのですが…」。
という感じで話してくれれば日記にもぶちまけることはなかったのだ。こんな長い日記を書くこともなかっただろう。
あ~あ、またしても長文になってしまった。


※「行きたい時に行く」。これが怪人クンのスタイル。暇な時を狙って、というか、店の都合を気にして行くのは何かイヤなんですよね。夜は特に“自分時間”で動いてるんで。“お店時間”に合わせるというのはねぇ…。
※60分にたくさんの嬢と話せることは、それはそれで楽しくもあります。かつて指名していたA嬢とも遭遇しました。ムーミンが付いた時間は短かったのですが、これは仕方のないことです。指名が重なれば当然のことですから。
※21時前には“嘆きの店主”で一杯。この日は女性客が多かったので何だか嬉しかったですねぇ。
※いつの写真でしょうか?お酒(写真)。


珍しい“お客さん”。

2005年05月20日 | Weblog
怪人事務所。時刻は16時。普段は来客など滅多にないこの場所に珍しい“お客さん”がやって来た。
事務所のドアは開いたままだ。146cmの小さな体が入口から覗いている。「こんにちは!」。はにかみながら彼女は入って来た。
いらっしゃぁ~い!
ここはプライベート空間とは違う。会社だ。友だちに会うとはいえ、“いつもの場所”とはかってが違うのか、彼女はちょっぴりおしとやかな感じだった。そう、珍しい“お客さん”とはあっぴーのことである。

実をいうとこの数時間前、海外旅行に詳しいあっぴーにある質問メールを出したのだ。何度かやり取りしているうちに『後で街中に行くからどこかで会う?』という返事がきた。なら今一人だから事務所に来てよ、ということになったのだ。この日が特に暇だったということもあって怪人クンはネットでいろいろ調べ物をしていた。あっぴーと二人でネットを見る。彼女から海外旅行についてのアドバイスももらった。ありがとう。
それにしてもだ。普段、あれだけ会っているのによくもまぁ、話題が尽きないものだ。 “イモ”たちの話題、あっぴーのもろもろもろの話題、話が弾んで結局18:30まで彼女は事務所にいた。2時間半もの間、二人で喋りまくった。
フライトまであと2週間ちょっと。怪人クンの頭はすでにイタリアモードだ。

木曜日といえば“合気木曜劇場”の日。それは欠場。おいおい、まったく不安定な番組だな。3話で“打ち切り”かよぉ!?放送を楽しみに待っていた“視聴者”からは抗議のメールやFAXが殺到し…なんてな。また妄想に走ってしまった。
「怪人クンチャンネル(脳内放送局)」では高視聴率が取れる不動の看板番組もあれば、“一部の地域”扱い的番組もある。何かがあれば簡単に飛ばされてしまう番組でのことである。
『合気木曜劇場の時間ですが、本日は番組内容を変更しまして…』と緊急特番が入り急遽怪人クンエリアでは放送されなくなってしまった(休み)、といったところか。
それもそのはず。怪人クンの中ではまだまだ“合気木曜劇場”は看板番組になっていないのだ。だからといってこの先、この番組が“大化け”しない、とは言い切れない。ある日突然、「怪人クンチャンネル(脳内放送局)」の看板番組に躍り出るかもしれないのだ。なぜなら、一寸先は闇、ハプニングの世界だからである。

過去を紐解いてみても、怪人事務所に友だちが来ることは少ない。数えてみると5人しかいないのだ。
飲んだ帰りに「トイレ貸してくれぇ~」と駆け込んでくる署長。PCのことならキド。“イモ”ではちょんまげ、カンフー、あっぴーの3人が来社。あっぴーは女友だちとしては初めて怪人事務所の訪問者ということにもなるのだ。史上初というのは何事においてもめでたいことである。あっぴー、おめでとう!
次に怪人事務所を訪ねて来る友は誰なんだろう?


※急転直下!怪人クン電撃参戦!『24時間リレーマラソン2005』。“TEAM I.M.O”は今年で3年連続の出場です。7月16(土)~17(日)場所は山梨県富士吉田市。これは昨年のワンシーン。走者は怪人クン(写真)。


もしもこんな店があったら…「キャバクラ横丁」&「オカマ寿司」

2005年05月19日 | Weblog
怪人クンのキャバクラ好きは今さら言うまでもない。一体、何を求めてそこへ行くのか?その場限りの恋人探し、擬似恋愛か?はたまた癒しなのか?ただただ嬢たちとの楽しい時間を過ごしたいだけなのか?
『怪人クン自身がオーナーになって店を経営すればいいじゃん』。かつて、何人かの友だちに言われたことがある。実をいうと、一時(いっとき)ではあったが怪人クンもそんなことを考えたことがある。今思えば『やらなくてよかったなぁ』ということに気付き、キャバクラオーナー構想ならぬ妄想は頭から消えたが…。

男は夢を見る。女もそうだ。現実的夢でも馬鹿げた夢でも、同じ夢である。だったらとことん馬鹿げた夢を見てみたい。
趣味と実益を兼ねてそれを商売にする。好きなことをしてカネが得られる。最高じゃないか。一石二鳥だ!一度だけの人生である。誰もが何かに憧れ、夢を追いかけたりする。怪人クンにとっては、毎日がキャバクラ。生活そのものがキャバクラ。
とはいえ、現実は甘くない。何かを始めるにはカネが要る。それは並大抵の金額じゃない。夜の世界、女性の力を借りて男たちに夢を売る商売である。開業資金問題をはじめ、問題は次から次へと出てくる。家賃や水道光熱費でいくら、酒類はこんなやつを入れて、仕入れなどの経費がこのくらいかかって、人件費がこうで…。
何といっても店は商品である女のコで決まる。時給はいくらにするか、指名を取れる人気嬢にはプラスa…。バイトは常時これだけ必要、1日の来客数がこのくらいあれば1ヵ月にどれだけの売り上げになって…など、頭の中を数字だけが縦横無尽に駆け巡る。オーナーは数字と格闘する。
最も大事なこと。それは…店の売りは何か?どこにでもあるようなオーソドックスの店じゃつまらない。何かいいアイディアはないだろうか…?

そんなことを真剣に考える日々が続いたのは今から2年前のことだった。確か夏頃だったと記憶している。署長相手に夢構想を語ったものだ。それを聞いては大笑いする署長。
今思えばホント、夢物語だ。できなくはないだろうが、これでは採算なんか合うわけがない。当時怪人クンが描いたものはというと…。

これにはある程度ハコの広さが必要だが、“ラーメン横丁”ならぬ“キャバクラ横丁”という形のもの。一つのハコをいくつかのブロック(ブース)に分けて、それぞれの“店主”(バイトの女性)にエリアを任せる。一定空間を彼女たちに“経営”させるのだ。彼女たちに任せることで、やる気を起こさせる。ただ雇われているという感覚で働くより、自分が経営してるんだ、という気持ちになればやる気も当然違ってくる。儲かればお金も付いてくる。

例えばそこに5軒の“店”があったとする。各5坪くらいの広さ(10席あるかないか)に女のコが一人。男たちが喜びそうな衣装でカウンター越しに接客する。その嬢は時給が最低保障としてもらえ、さらには1日の売り上げの何十%セントが歩合としてもらえる。日払いだとトンズラされることもあるから給料日を設定する。こんなところもしっかり押さえていた。

“キャバクラ横丁”と言っても女のコ一人対客10名とかになる。複数を同時に相手するのだ。当然指名制度はない。女のコを独占という、1対1の図式にはならないからだ。その分値段も3000円~5000円以内で飲ませる設定だ。ただし、回転を考えて時間制にする。60分は短いかも?90分から120分はないとお客も楽しめないだろう。
時間制であり複数を一人で相手にするとなると料理もそうたいしたものはできない。横丁ではあるが、料理がメインではない。酒も“つまみ”(脇役)である。あくまでお客の目的、メインは女のコだ。

と、まぁいろいろ書いてはみたが、現実としてこんな店では経営も難しいだろう。
あと、こんなものも考えた。その名もズバリ、「オカマ寿司」である。
街にはオカマバーがあるんだから寿司屋版があってもいいだろう。話術に長けたオカマたちが美味いネタを握り、会話でもお客を楽しませる店。イメージとしてはおすぎとピーコ、山崎トオルのような意気のいいオカマが接客してくれるのが理想。のれんをくぐると「ヘイ、いらっしゃい!」という男臭い掛け声ではなく、オカマ口調で「あ~ら、いい男(女)ね。いらっしゃぁ~い。今夜はあなたを握っちゃおうかしら。フフフフ…」と、なんともぬる~っとしたような、なまぬる~い異様な掛け声がお客を迎えてくれるのだ。食べる前から気が失せそうだが、しかし味は抜群!顔はキモイがオカマ職人の腕は確かなのだ。
“もしもこんな寿司屋があったら…”。『ドリフ大爆笑』(フジテレビ)のコントにもなりそうな企画である。

“キャバクラ横丁”も“オカマ寿司”も、すべては夢物語。妄想の世界の話。しかしだ、考えるだけならタダである。怪人クンにもこんなことを考えた時代があったのだ。


※水曜劇場“あっぴー邸”。お馴染みの“イモ”軍団とG・ヌマによるTV電話会談が実現しました。初遭遇です。怪人クンとヌマのケータイがともにFOMAだからできたこと。ヌマの顔が時折アップで映し出されると“イモ”たちがそれを覗き込みます。ナバ、トドがヌマと会話。
TV電話。うん、これは面白い!
※ちょんまげは怪人クンへのダメ出しをしたくてしょうがないようです。誰かがそれをして、その光景を見るのも楽しいようです。一挙手一投足を見つめては、今か今かとてダメ出しチャンスを手ぐすね引いて待ってました。ったくぅ~このオヤジは変な趣味だなぁ(笑)。
残念でしたねぇ、ちょんまげよ。この日はほとんど怪人クンがダメ出しされることはありませんでした。
※23時頃でしょうか?あっぴーにイタリア語で『トイレはどこですか?』というのを本で調べてもらいました。いざという時これは知っておきたいですからねぇ、“トイレ男”としては…(笑)。“家元!”、うたさん、Y永君に突っ込まれないことを祈りつつ…。
ちなみにこう言うそうです。『ドヴェ トワレッティ』。
※会話本に書かれていたもの(写真)。撮影:カンフー。


競馬場の熱~い夜

2005年05月18日 | Weblog
それにしても、いろんなことを考えるものだなぁ。ギャンブル(競馬)を一つの“ファッション”として捉える。大井競馬場をデートスポットにする。そこで合コンを開催させる。若者客呼び戻しを狙ってのことだという。春から秋までの限定スペシャルイベント。
5月17日付asahi.comの記事である。どの世界も生き残るために必死なのだ。苦肉の策といえなくもない気もするが、物事、思いついたらまずはやってみることが大事。考えているヒマなどないのだ。アイディアは己の心だけにしまっておくものではない。世に送り出してこそ花開くもの。まずは一歩を踏み出す。リスク云々は二の次だ。
この試み、飛びぬけて新しい戦法(企画)かといえば「?」マークが付く。今の時代、むしろ古い発想といえるかもしれないが…。でもいいじゃないか。

怪人クンは合コンの経験がないからよく分からないが、競馬場という“空の下”で開催するというのはいいアイディアかもしれない。演出も凝っている。抽選ではあるが、リムジンでのお出迎え付き。ゴージャスである。男性2000円、女性1000円による個室開放。ドリンクと軽食を味わいながら、目の前に広がる景色を楽しむ。そこにあるのは競馬のレースという非日常の世界―――。同じ夢に向かって興奮し、喜怒哀楽する男と女。どこかの狭苦しい居酒屋とは違うのだ。開放感も違う。人々の心も自然と開放的になるだろう。
ムードもいい。ナイターというのがまたオシャレだ。アダルト感が漂う。これならカップル誕生の確率も高いかもしれないねぇ。
この夏、大井の夜が燃える!?


※勢いづいた恋の炎。いまさら「止まれ!」と言われてもなかなか難しいでしょう。
※ということで、道路に書かれていた「止まれ!」の文字(写真)。



チケットをください!

2005年05月17日 | Weblog
気持ちは決まった!怪人クンは告白する!
始まりは疑恋でも、怪人クンの心が真実になった以上、気持ちは伝える。結果はどうであろうと、まずはぶつかってみる。勢いも大事だが、タイミングも大事。会うたんびに“告白モード”をギラつかせるのもNGだ。自分の気持ちをぶつけようと意気込んだところで、独りよがりに終わってしまう危険性もある。自分のことも大事だが、一番大事なことは相手がいることを忘れてはならないということ。当たり前のことだが、頭の中がそれで一杯になると人はこの当たり前のことを忘れてしまうものなのだ。
チケットをください!
月曜夜のTV、『あいのり』(フジテレビ)に触発されてしまうとは…怪人クンも単純である(笑)。

※深夜、うたさんからの電話の後、“ある気持ち”が固まりました。それが日記の内容です。
※またまた、先日の東京写真。“ゆりかもめ”から撮影。


ハスムカイ男

2005年05月16日 | Weblog
男から電話があったのは日曜の午後のこと。時計を見る。13:18だ。
男:『パチンコ屋のはす向かい、美味そぉ~な店があるぞ。たまにはどうだい?』
怪人クン:「いいですねぇ」。
おや、待てよ。このセリフのやりとり、どこかで聞いたような気がするなぁ…。待ち合わせ時間より少し早く着いたというその男から催促の電話がある。『着いたぞ。早く来てくれぇ』。男はすでに怪人クン事務所の前にいた。二人して“美味そぉ~な店”に向かう。
“ハスムカイ男”。これが電話の主の名前である。彼がこの先、歳を重ねたら何となくだが、ベテラン俳優・小林桂樹さんのような感じになるんじゃないか、と思い怪人クンが名付けたのだ。小林さんといえば、『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日)での刑事役が多いが、最近では“簡単じゃないか”がキャッチコピーの年配者向けTu-Kaの通話専用ケータイのTVCMでもお馴染みである。老夫婦を演じている。その時のセリフがこれなのだ。
『郵便局のはす向かい、美味そぉ~な店ができとるぞ。たまにはどうだ、外で?』と妻に語りかけるもの。そして妻が言う。『いいですねぇ』。
街中に最近できたばかりの中華専門店。13時を過ぎたといってもランチタイムには変わりない。きょうは日曜日である。家族連れ、カップルなどで混んでいる。数組が待ちの状態だ。受付のところに名前を書く欄があった。本名を書くのもアレだなぁ…。よし、ここは誰かの名前を借りるとするか。うたさんにしようか?しょっぱいMC?…。いくつかの名前が頭をよぎる。結局しょっぱいMCの本名(姓)を拝借。しばらくしてその偽名が呼ばれた。「2名でお待ちの●●様、こちらへどうぞ」。奥の喫煙席に通された。個室のように仕切られたスペース。怪人クンの向かい側に“ハスムカイ男”が座った。注文したのは揃って辛口麻婆豆腐とライスのセット。辛い。でもこれはいける。会話とともに食事を楽しむ。
“ハスムカイ男”も怪人クンブログのファンである。毎日チェックしているようだ。そんな彼が面白いことを言った。怪人クンの一語一句に反応する“イモ”たちについて、“ハスムカイ男”流の理論を展開した。開口一番、まずはいつもの口癖が炸裂。
「簡単じゃないか!“イモ”たちにとって怪人クン言語は花粉のようなものなんだよ。怪人クンには“3人の師匠”が源流にある。彼らにはそのDNAがない。そもそもそこに大きな距離がある。これは仕方ないよ。それがあるからいい、ないから悪いということじゃないよ。怪人クンが普通に放った言葉でも彼らにとっては異質のものなんだよ。そんな彼らに“怪人クンという花粉”が撒き散らされてごらんよ、過敏に反応してしまうわけさ。どうだい?簡単だろ?」。
なるほど、そういうことか。実に分かりやすい例え方で“ハスムカイ男”は説明してくれた。しかし、怪人クンが彼らを惑わす花粉とは上手いこと言うなぁ(笑)。“イモ”たちが怪人クンと接する時は今後、マスクか何か“怪人装備”が必要なのかもしれないねぇ(笑)。最近の花粉はタチが悪く、春に限らず1年中彷徨うものもあるというからかかりやすい人は要注意だな。
それにしても、ブログ上に突如現れたこの“ハスムカイ男”とは一体何者なんだ!?
こうして『恋遊記』はまた一つの“謎”を残した…。

※ハッスル鉄人さん、5・14猪木不在リポートありがとうございます。
※食事中、この通話専用ケータイについて、様々な疑問が沸いて来ました。二人で語り合ってしまいました。「確かに簡単だけど不便だよねぇ。ディスプレイがないから誰からかかってきたかわかんないしさぁ。着信あった時に出れなかったらかけ直すこともできないよねぇ。簡単だけど不便だねぇ」(怪人クン)。「年配者は話せるだけで十分なんだろうね。要は黒電話が持ち歩けるようになった感覚なんじゃないの?家庭電話がそのまま外で使えるみたいな…」(“ハスムカイ男”)。
※“ハスムカイ男”の源流、俳優・小林桂樹さんの写真が見つからず断念。ご存じない方はTVCMで確かめてみてください。
※ということで…今回の1枚は、内容とはまったく関係ないとある場所(写真)。写真選びは「大変じゃないか!」(笑)。



ブログ冥利

2005年05月15日 | Weblog
土曜日の朝、メールが届く。ちょんまげからだ。彼の心遣いにはいつも感謝している。何かが起こるとこうしてメッセージをくれる。
「気にせず書けばいいよ」。ブログに対する声を怪人クンが気にしてるんじゃないか、と今回も思ったのだろう。この日も彼は暖かい“エール”をくれた。いつもありがとう。“イモ”たちのダメ出しにも感謝。これも怪人クンに対する彼らの愛情表現だからだ。要は怪人クンがダメ出しされない人間になればいいのだが、道は険しいかもしれないなぁ。出されないための努力というか、心がけだけはしてるつもりだけどね。でも実を言うと、怪人クンはこの“努力”という言葉が好きじゃないので、ホント言うとここでこの表現を使いたくないんだよなぁ。他に思いつく言葉がないからこう書いてはみたけど…。
このブログでもそうだが、怪人クンはよく“イモ”軍団という表現をする。でもこのグループは派閥でもなければ、闇組織でもない。合気道の中ではキャリアが長いメンバーや指導員が揃っていることもあって各曜日の先生や生徒にも顔くらいは知られている。だからと言って、偉くもないし、合気道の中心人物(役員)でもない。会のイベント(夏のバーベキュー)などでは活躍するが、彼らは我々に“イモ”というチーム名が付いていることすら知らないだろう。
ただ、きのうも書いたが怪人クンの性格上、“オレたちが誰よりも目立ってるぞ!”、“主役はイモたちだ!”みたいな自負はある。これを言うとまたしても他の“イモ”たちから反発を食らうかもしれないが、思うことは自由なのでそれはここに書く。
話は変わる。
来たる5月22日(日)のカラオケ大会。そんな“イモ”たちと遭遇する我が友がいる。G・ヌマだ。彼と“イモ”軍団の面識はない。でもG・ヌマは“イモ”たちのことをよく知っている。すべてはこのブログがあるからなのだ。こういうのって、なんだか嬉しいんだよなぁ。ブログ冥利に尽きる、とでも言うのかなぁ(笑)。
人が人を結び付ける。『恋遊記』が結ぶ縁。うん、実に楽しいじゃないか!

※土曜の夜に届いたリトル浜松さんからのメールによると、“家元!”&うたさんに東京ドームで偶然会って『怪人クンは来てないの?』(14日分コメント参照)と言われたそうですが…うたさん、怪人クンが東京に行く時は前もって連絡入れるから。
※新日本プロレスドーム大会はと言いますと、全然見てません。スカパーのPPVも買ってません。5・14大会の試合結果は本日(5/15)、ネット新聞で知りました。それを見ての感想ですが、『…』ですかねぇ。何もありません。ただ一つ、猪木さんは来たのかな?それだけですね、関心あるのは。新聞には何も書かれてなかったから多分来なかったんでしょ?
※5月13日(金)の昼間、仕事で法務局へ行った時に撮影。表の掲示板に貼られていた安藤美姫(ミキティー)のポスター(写真)。


“怪人スタイル”の源流

2005年05月14日 | Weblog
言葉も文章も表現一つで相手(読み手)に与える印象が全然変わってくる。書き手の言いたいことが素直に相手に受け入れられるとは限らない。人間、顔も性格も考え方も違うのだ。「読み方」だって様々だろう。捉え方は千差万別。そこにはルールもマニュアルも存在しない。どれが正しい、正しくない、どちらがいい、悪いでもない。ゆえに難しい。だから面白いとも言えるのだ。どう感じるかは読者の自由である。感性である。書く側も読む側にもセンスがいる。
言葉(文章)にはいろんな力がある。読み手に与える影響力。元気力。勇気力。魔力。暴力。不快力…。それにより誰かが傷ついたり、悩んだりしてしまうこともある。故意ではなくとも常に危険とは背中合わせ、紙一重の世界。書き手は一語一句に気を遣わなければならない。
怪人クンのブログ。毎日たくさんの読者が訪問してくれる。とても嬉しい。みなが読んでくれていることが「書く」、「書き続ける」モチベーションになる。時にはダメ出しやいろんな意見をいただく。これも「読んでくれている」からこそ生まれるもの。ありがたい。
怪人クンの文章表現は自分で言うのもなんだが他者とは一味違う、と思っている。根底にあるもの、ここにその答えがあると言える。怪人クンに多大なる影響を与えた“3人の師匠”の血が注入されていることが“怪人スタイル”の源流にあることが大きいだろう。
怪人クンの書く文章を読者はどう思ってくれてるのだろうか?一度聞いてみたい気もするが。いい意味で個性的、悪く言えば過激表現が多い…と言われるかも?
例えば、同じテーマで何かの文章を書けば怪人クンと他者では全然違うものが生まれるだろう。読み手はどう思うだろうか?どちらがいい、悪いという判断ではなく「読みやすい」、「読みにくい」、「分かりやすい」、「分かりにくい」、「共感できる」、「共感できない」で判断され、最終的に「好き」か「嫌い」かでジャッジメントが下されるだろう。
一つの例を書いてみよう。街を歩いていて、ある女性に出会ったとしよう。とても大きな女性。それを文章にしてみる。
ここで架空の人に登場してもらおう。Aさん。彼はこう書いた。
「横断歩道。私の前をとても大きな女性が通りかかった。何て大きな人だ、と私は唖然となり、ただただ口を開けて見入るばかりでした」。
怪人クンならどう書くだろう?
「午後の街。きょうは日曜日。毎週この時間は決まって買い物客でごった返す。街は息づいている。
スクランブル交差点。その時、眼前に飛び込んできた大きな物体。一際目立つ。巨大象のようだ。少しパーマかかった黒髪。長いヘアーを揺らし、肩で風を切って歩く物体。白地のジャケットにグレーのデニム。ピンクのミュール。お尻のラインに目を落とした。確かに人である。男ではない。女性だ。すれ違いざま、大きな風を切った。横断歩道のストライブが左右に揺れたような錯覚を私は覚えた。一瞬の出来事に言葉もない。どんどん小さくなる背中。やがてそれは視界から消えた。それなのに、私の眼はいつまでもその物体を追い続けていた…」。
どうだろう?Aさんと怪人クン、全然違う文章でしょ?Aさんはストレートで分かりやすい。でも、風景が足りない。怪人クンの表現は少々過激かも?女性を「物体」と言うのは失礼かもしれないが、これも怪人クン流なのだ。読み手に「一体この女性ってどんな人なんだろう?」というイメージ、幻想を与えるのがこの手法を用いた狙い。読者に自由に想像して読んでほしいからである。
今回、こういうブログになったのには理由(わけ)がある。13日分の文中、『“イモ”たちが南の体育館を占拠!』という表現に一人の“イモ”が疑問視した。「まるで“イモ”が一大派閥みたい…あの表現はどうか?」と言ってきたのだ。怪人クンは言葉遊びの感覚で書いたつもりでも、人によってはそう捉えない人もいるのだ。やっぱ言葉は難しい…。

※金曜の夜、“ネコの足跡”で一杯。かつどんに久々の再会でした。ネコママは着物姿でおもてなし。
※帯に注目、ここにもネコが!(写真)。


お蔵入りになったタイトル

2005年05月13日 | Weblog
おかしい。季節が狂い始めている。5月も中旬だというのにこの涼しさはいったい何だ!?雨ということもあったのか、合気木曜劇場で気合のこもった稽古をしてもほとんど汗をかかない。そんな夜だった。
打ち切りが噂された怪人クンの「合気木曜劇場」もスポンサーのご好意(?)により無事第3話を迎えた。
南の体育館(通称:エロ茶島)18:30、まだ人はまばら。いつものように新の車でカンフーとともに怪人クンはここへ来た。19時を過ぎると生徒たちも続々と集まってくる。ナバも遅れて登場だ。残念だったのはトドが現れなかったことだ。彼はこの日、早朝から仕事があると言っていた。多分その疲れもあったのだろう。もしトドが来ていたらこの日の日記のタイトルはこう決めていた。
『エロ茶島が強奪された日~“イモ”軍団、木曜占拠!~』―――。
木曜にこれだけの“イモ”たちが顔を揃えることは珍しいからだ。ちょんまげは英会話教室があるから難しい。あっぴーも何か別の用事があったはず。全員が揃うのは無理だとしてもだ、各体育館を“イモ色”に染める。実際にはもう染まってるようなものだが、なんとも楽しいじゃないか。その手始めに“エロ茶島”をいただく…。怪人クンの妄想がまた膨らんでしまった。
そんなエロ茶が稽古後スタスタスタと歩み寄ってきた。「いろいろ書いてくれてるじゃないの?侵害だわ。オ~ッホッホッホ」。高笑いして去って行った。これは『もっと好きに書け』という彼女のメッセージだ。怪人クンへの宣戦布告と受け取った。よし、エロ茶よ覚悟しておけ!
ますます妄想が膨らむ怪人クン。季節が狂いだした今、怪人クンの思考回路もあらぬ方向へと傾き始めた感がある。果たして軌道修正は可能なのだろうか?

※怪人クンが稽古にノリにノッテる今だからこそ、ぜひとも手合わせしたいヤツがいます。夏になったら実現できるかな?ヤツとの稽古。おぬしがバリバリの現役だった頃の怪人クンとは大違いだぞ。10年も経てば人は変わるのです。進歩もするのです。
東京にいる女戦士、hirao!出て来ぉぉぉ~~~いっ!!!
※『呼ばれて、飛び出て、ジャジャジャジャ~ン』。そんな風にhiraoが現れる日を願って…『ハクション大魔王』の壺のようなウイスキーボトル(写真)。


燃え尽きるまで生きてみろ!

2005年05月12日 | Weblog
夕方、ちょっと手を休めてブログサイトを見る。たくさんのブログが1秒ごとに投稿されていく。凄い数だ。実にいろんなタイトルのブログがある。それを見るだけでも面白い。その中にあるものを見つけた。タイトルも投稿者の名前も忘れたが、ある一言が目に飛び込んできた。自殺―――。
この人、50~60代男性のようだ。プロフィールを読む。リストラに合い、現在1年以上失業中。来年のある時期が来たら自殺を考えているというヘヴィーなもの。おいおい、自ら“人生の引退日”を決めてるの?つまんねぇよなぁ。凄いところを覗いちゃったなぁ。っていうか、こんなもの載せといていいの?とさえ思った。
本文を読んでみる。自殺宣言をすることで誰かに“SOS”を発信しているのか?それにしても、ネガティブな言葉のオンパレード。うわぁ~、こっちまで暗くなってくるよ。そう思うなら読むのをやめればいいのだが、数日分を読んでみた。怖いもの見たさである。フムフム。読んでいくうちにふと『この人は大丈夫。自殺なんかしないよ』と思えてきた。何を根拠に?
一人の人間が、悩み、苦しみ、人生を放棄したいという気持ちになった。タダ事じゃない。だからこの人は自殺宣言をしたのだ。何も彼の事情を知らない怪人クンが、簡単に『この人は大丈夫』と、ここでいい加減なことは言えないが、ブログを読んでみてそう感じたのだ。直感だが、その根拠はある。
①彼が今、あるものに熱中していること
②ブログが毎日更新されていること
何かに熱中できるパワーがある。ブログを書き続けるパワーもある。そこには“元気”があるじゃないか。それに、ブログを書くという作業をすることで、この人は知らず知らずのうちにネガティブな気持ちを浄化させている。外に吐き出している。
もし彼が本気で自殺したいならネットで宣言などせず、即そうしているだろう。覚悟さえ決めれば人は誰だって死ねる。来年のこの時期とか、自ら決めた人生残り1年でやりたいことがまだまだあるのか知らないが、人生のカウントダウン宣言をすること自体、この人はまだまだ本気で自殺しようとは思ってないのだ。きっとそのうち、『馬鹿なこと考えてたな(笑)』と思う時が来るだろう。これは彼に対する怪人クンの願いでもある。
もう一度言う。死ぬことは簡単だ。覚悟さえ決めればいつだってできる。それよりも、生きること、生き続けることの方が数倍難しいことなのだ。そこには苦しいこと、辛いこともある。人は早かれ遅かれいつか死ぬ。だったら、燃え尽きるまでとことん“生の時間”を楽しもうじゃないか。毎日をイベント=祭りとして生きてみる。きっと楽しくなるよ。
ねぇ?ブログで自殺宣言したおじさん。

※読者から「エロ茶さんて不倫してるんですね。いやぁ~、驚きました…」の声。「半分は嘘、半分はホント」と答えておきました。しかし、相手が誰なのかこちらが言わなくても分かってしまうというのは少々問題ありですかねぇ。それだけ周りからも二人が怪しい、と思われてるということですから。まぁ、男と女、どうなろうと自由です。不倫は別に否定しませんが…場所をわきまえましょう(笑)。
※2週間ぶりの“水曜あっぴー邸”でも話題になりました、7月中旬山梨で開催の「24時間リレーマラソン」への出場ですが、怪人クンの参加は今のところ微妙。10%弱と言ったところでしょうか。正直、まだ気持ちが燃えてきません。ただ、あの仲間たちと分かち合う達成感はたまらないものがありますね。
※なぜでしょう?このところ怪人クンの“合気熱”が燃えています。稽古の時の怪人クンには確かに闘魂が宿ってますねぇ。さぁ、今宵(5/12)の木曜合気劇場でも“燃える怪人”が垣間見られるのでしょうか?
※お堀の風景(写真)。今月8日(日)夕方撮影。