怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

ヒーローになり損ねた男

2010年06月27日 | Weblog
<6月26日(土)>

タイムリミットが刻、一刻と迫る。21時48分のシンデラレが、次第に強まる雨に濡れながら「おつかれさまでした」と言い残し、JR静岡駅の方角へ急ぎ足で消え去った。
こんなとき「持ってけよ」とさりげなく傘でも差し出していればムフフ…、一躍ヒーローになったかもしれないなぁ。現実はドラマのようにはいかないらしい。あと一歩を踏み出さなかったばっかりに、ヒーローになり損ねた男か。
あ、待てよ。この場にヤツが存在していたら「入りや。送ってくでぇ」と彼女を地下街の入口付近までエスコートしたかもしれない。
その昔、CMで使われた有名なフレーズ。「違いがわかる男」とはコーヒーの味を見極めるセンスよりも、そういった〝紙一重の心配り〟に敏感な人間をいうんじゃないのかなぁ。怪人クンはまだまだ、その域にあらずだ。

今宵は合気道の指導員が集まって、報告会と酒と料理をいただきながら、意見を交換し合った。
会場の居酒屋が摩訶不思議。迷路を思わせた。紫の暖簾をくぐるといきなり階段。スタッフの姿もなく、フロアを上がっていく。ようやく自動扉にたどり着く。「いらっしゃいませ」の声はここで聞けた。
最近は靴を脱ぎ、預ける店が多くなった。下駄箱へしまう。
「3階にお部屋をご用意しております。こちらからお進みください」
言われるがままに階段をいく。驚いたことに、店内のどこもかしこも畳が敷かれていた。合気メンバーが待つ広々とした部屋ももちろんだった。
いくつかのテーブルに分かれて腰を下ろす。怪人クンの向かいにちょんまげ、左隣にはこれまたイモ軍団の女性、リョウさん。右隣は空域の座布団が主(あるじ)の到着を待つ。
「ここはナバ!」
合気道の飲み会では、何があろうと怪人クンの横に座るのはナバと決まっている。みんなもさすがだ。怪人クンの横が1つ空いてるからといって、「ここいいですか」と言葉をかけてくる人はいなかった。
すぐそばのカンフーが「相変わらずだなぁ」と笑っていたけど、これだけは不動だから。

怪人クンは初めて来た。この店、どうやら魚料理がメインらしい。出てくるものがほとんどそっち系だった。味は悪くない。雰囲気もキライじゃない。唯一、掘りごたつじゃなかったことが腰の悪い怪人クンにはつらい部分だったかな。でもぜいたくを言ったらキリがない。チョイスした人には「あっぱれ!」をあげよう。
それはそうと、店の屋号が怪人クンに違った意味で刺激を与えた。
なんたって、かつて同じ名前の風俗店がこの街にあったんだもん。もうだいぶ前に摘発食らってなくなっちゃったけどね(笑)。
2次会は怪人クン、ナバ、ちょんまげ、カンフーほかで駅へと続く地下街のスタンディングバーへ。オールドリンク500円。
なぁんだ。もっと早くにここへ来ることがわかってたら、彼女をひとりで帰すんじゃなかったよ…。


※6月26日、といえば…。34年前の1976年、くしくも当時も土曜日でした。猪木信者にとっては忘れられない〝伝説〟の日ですね。
「格闘技世界一決定戦 アントニオ猪木VSモハメド・アリ」。会場は東京・日本武道館。
※違いがわかりません(写真)。
※解散後、怪人クンはチェレのところへ。1ヵ月ぶりにキャバりました。