怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

銀河ネオン街鉄道の夜

2010年06月07日 | Weblog
<6月5日(土)&6日(日)>

ガタン、ゴトン。ガタン、ゴトン。西の方角に進行をとる列車は各駅停車を繰り返し、またひとつ目的地へと近づく。2年ぶりに再会を果たした男と女は週末の夜、銀河ネオン街鉄道に揺られる星野哲郎とメーテルみたいだ。
車両のソファはほぼ満席状態。怪人クンの左隣には笑顔を絶やさない〝毒女〟カゲキの姿。ウエーブがかった明るめのブラウンヘアが、スポーツで鍛えた広い肩の上でざわめいている。

時間にして30分。おおよそ27年ぶりに訪れた街は駅構内だけじゃなく、抜けて眼前に現れた景色、踏みしめるアスファルトもきれいに生まれ変わっていた。何より、鼻をつまみたくなるようなパルプの匂いがまるでしない。あの頃とは別世界だ。
「トイレ大丈夫?」
「着いたら借りるよ」
静岡駅で食事して、軽くアルコールをひっかけていた。この判断が〝地獄の3分間〟を体験する切符となった。
あ、来た。前日からどうもお腹の調子が悪い。便座空港をどれほど行き来したことか、往復距離を計算するのもめんどうだ。先へ一歩踏み出すたび、お尻が悲鳴をあげる。もはや気取ってる場合じゃない。ありのままをカゲキに告げた。もしも相手がお蝶だったら、こうもバカ正直には言わなかったんじゃないのかな。
「めっちゃウンコしてぇんだけど。まだ歩く?」
「もうちょっと」
直進のみの単純な道。途中のボクシングジムも、居酒屋もチラ見するのが精一杯。
「がんばれウンコ!」
コラッ、待てカゲキ。人の名前を勝手に変えるな。体に伝う風がケツをも刺激する。
「そろそろ?」
「あの白い建物」
大きな物体が視界に入った途端、安心感からか? モコモコが加速する。
「あたしもおしっこ行きたいんだよね」
「トイレは2つあるの?」
ジャンケンなどしてるヒマはない。思わず訊いてしまう。
「それは大丈夫。ほら、着いたよ!」
おぉ。ドアを蹴破って、ボーイにたずねる。
「ト、トイレはどこダァ~~~ッ!!!」
初来店でいきなりか。しょうがない。入口で3人のお客の対応をしていた黒服。手先だけで「あちらです」と促した。見かねたカゲキが扉の前まで誘導してくれた。予想を超える清潔さと広々した空間にニヤリ。スタンド式便器が2つと、様式便座。後者へ無事に緊急着陸。
用を足しながら、ふとメキシコ湾の事故が脳裏をかすめる。あと5分遅れていたら?
怪人クンのパンツもドロドロ。まさしく、原油流出の大惨事に見舞われていたに違いない。あぁ、考えただけでぞっとするよ。

別テーブルでは歌、また歌。止まないカラオケ。
一方の怪人クンは? グラスを傾け60分。ひさびさに接したカゲキは外見も中身もオトナだった。昨年の冬まで在籍した静岡市内のキャバ。数ヵ月、人気店でもまれたのがよかったのかも。ココロ遣いのできる21歳、やさしい毒を放つ女に成長していたのにはビックリ。彼女に抱いていた印象はガラリ、180度変化した。
加えて表情など、かもし出す雰囲気が10年前に付き合った元カノを彷彿とさせたことも懐かしさに拍車をかけた。もうちょっとでクラッとなりかけたよ(汗)。
行きはたのしや。帰もムフフ…。左が物足りない車内で出くわした光景。
向かいのシートはギャル、ギャル、カップル。エコパアリーナで倖田來未のライブでもあったのだろうか? 22時前の帰りの電車には「倖田組」のど派手な文字が躍るTシャツを着た男女が数人を発見。
直後にケータイが鳴る。G・ヌマからだ。その瞬間…あ、また尻がモコモコ。到着まであと何分?

さて、ここからは日曜日の話。
黒い雲が混じった夕空。体育館に向かうとき、かすかに雨が落ちた。合気道にそろったイモ軍団。ナバ、ちょんまげ、Dr.トドー、ロボコン0点、リョウさん。半年ぶり、カンフーの顔もある。あとからあっぴーも子供とともに登場。
それにしても暑かった。柔道場は稽古の熱気ばかりじゃない。エアコンの故障でいつも以上に汗ばんだ。インターバル。闘魂タオルで頭を拭く。
帰宅後、風呂上りに缶のままスーパードライを流し込んだことも異例の事態だ。
そんなこんなの土日。汽車に乗って小旅行。一味違う同伴の旅は、なかなかおもしろいもんだね。


※5日、帰りのホーム。貨物列車が通過していきました(写真)。
※そのとおり! やっとクイズの回答者が現れました。あまりのくだらなさに誰も食いついてくれない中、ありがとう。なお正解者への景品はございません。