怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

血迷ったオヨヨ

2009年01月12日 | Weblog
<1月11日(日)>

血迷ったかオヨヨ! 青空の下、思わず心の中で叫んでしまった日曜の昼。
署長が街にいるのでメシを食おうと言ってきた。二人でランチというのはかなりめずらしいケース。怪人クンもラッキーなことに近い距離にいた。
「よし、わかった」
話はすぐにまとまった。問題はその場所だ。彼が指定したのはラーメン屋。うまい店ならいくらでもある。それなのに、よりによってこの界隈では史上最低の味を誇る「OSOMATSU」にしようというからたまげた。拒否しない怪人クンも普通じゃないよな(笑)。
10分後、署長はおでん横丁を背に立っていた。今年初となるシルエットは、ビルドアップもされてなければスリムになった様子もない。相変わらずのずんぐりメガネ。
ところで、やけにうれしそうだな。さっきから頬がくずれっぱなしの署長。
「オヨヨ、オヨヨ」
OSOMATSUの味がそれほどまでに恋しいか? いったいどうしちゃったんだ?
今のおぬしは言うなれば、ブスで愛想も悪く話していてもぜんぜん楽しくもないキャバ嬢をわかっていながら指名するようなものだぞ。
スタスタスタ、彼の足どりは軽やかだった。濃紺をバックに白文字で書かれた屋号。その暖簾を見つめながら「オヨヨ」と微笑む。
接客はぶっきらぼうなおばちゃん。運ばれてきたラーメンをズルズルズル、すすってスープまで飲み干した署長。満足気な表情を浮かべていた。
やっぱり人間、夢から覚めると冷静になるらしい。数時間後おぬしからのメールにはこう書かれていたっけな。
(あのラーメンはとことんマズイ。怪人クンよ、おぬしの味覚は正常だ、オヨヨ)
ムフフ…、ほぉ~ら言わんこっちゃない。

署長と別れてから事務所で日記をアップ。夕方、ある本を探しに書店へ向かう。2軒目に入った谷島屋。ここは書籍と雑誌で入口が別になっている。前者の扉から入店。そこでまさかの光景に出くわした。
直進してすぐ。話題の本のコーナーに怪人クン著『キャバなやつら!』(文芸社)が数冊、棚に立てかけた状態で置かれているじゃないか! これは目立つ。横を見ると謎は解けた。1枚のポスター。文芸社は毎年全国を回り「出版説明会」を開く。17日(土)は静岡で開催となっていた。こちらとのコラボで怪人クンの本を再び宣伝してくれたわけだ。いずれにせよ、人目に触れやすいことは確か。ありがとうございます。
次回作がいつどんな形で誕生するか? まだハッキリとは言えない。水島新司が野球漫画専門のように、怪人クンももしかすると夜の世界ばかりを描くことになるかもしれない。それもありだと思っている。
だからといって、もう自費出版はできない。けど何年かかっても出す。言うまでもなく、その火は消えてなんかない!


※Y永君がメールをくれました。なんとそこには…! このことはまた改めて書きたいと思います。
※本文のものではありません。ラーメン(写真)。