怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

まやかしの20年

2008年12月08日 | Weblog
<12月7日(日)>

一足お先に!
2008年12月7日、怪人クンは心も新たに〝毛デジ〟(毛上波デジタル)放送へ完全移行いたしました。簡単に申しますと、多チャンネルということです。それは「行動」となって具現化されます。今までやらなかったことをやる。テレビでいえば、それまで映らなかったチャンネルが見れるようになることを指します。1つから2つへ。1本は2本に。キーワードは「増」。
そして、怪人クンの日曜合気電撃参戦。これこそが前述の説明に当てはまるのです。

柔道場の暖房設備が厳しい冬の寒さを忘れさせます。加えて、やる気みなぎる生徒たちの熱。怪人クンの道着の中、額にも汗がにじみます。どうやら一過性のものではなさそう。今宵も袴の魔力は生きていました。集中力が途切れません。ちょんまげが諸事情で途中帰宅したことすら気づかないほどでした。女性への目移り。技のことで頭が満たされ、それどころではありません。
と、ここまではよかったのですが…。
20時半に「ありがとうございました」のあいさつを済ませば45分までの15分間、〝ボーナスタイム〟がスタートします。もうちょっと体を動かしたい、と思ったら練習を続けていいのです。怪人クンもテンションが上がっていたせいか、Dr.トドーをつかまえて手合わせを願い出ました。彼にガキッと両手首を掴んでもらい、上体を崩す稽古にチャレンジです。この技、「合気上げ」という名で呼ばれています。
「ほいさ!」の調子で巨体が浮き足立つ予定だったのですが、メタボ山脈はうんともすんとも、微動だにしません。
「ワンスモア プリーズ」
左ひと差し指で合図。再トライでございます。けれども信じられません。3度、4度、やるも結果は同じです。
「おかしい。何かが狂いはじめている」
天井のライトに目を向けながらつぶやきます。隙あらば! 怪人クンの動揺をDr.トドーが見逃すはずはありません。高笑いを浮かべ言い放ちました。
「ワッハッハ。ワッハッハ。それが己の、20年の結晶か! 情けない。お蝶にばらすぞ。ワッハッハ、ワッハッハ」
怪人クンのキャリアは偽り、〝まやかしの20年〟だったのか?
反対に彼が同じ技をかけると、怪人クンの状態がつま先立ちに。おかしい。やはり何かが狂っている。

カンフーの車で家路に着いたのは21時。その数時間後、あることを思い出しました。
怪人クンは、20年を一区切りとして記憶がリセットされるようになっているのです。すなわち、体に染み込んだもの、教わったものが初期化されていたのです。一部フォーマットされないものもあるため、動きを再現できる場合もありますが基本的には消去されています。Dr.トドーと対峙した瞬間はまさにその状態だったのです。
どちらにしても、日曜教室はデビューしたばかりの〝新人〟であることに変りありません。黒帯を巻いた初心者としてがんばってまいります! ムフフ…。


※ひとり寝ブタ祭り(写真)。