怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

バッターアウト!

2008年12月04日 | Weblog
<12月3日(水)>

キャバ嬢とお客。2人を野球のピッチャーとバッターのカンケイで表してみる。
基本は1対1。嬢がマウンドに立つピッチャー。彼女が抛るボール、言葉や視線、しぐさに至るまで1球1球を打ち返すことに全神経を集中させる男たち。
ところが、一筋縄ではいかないのが現実だ。ハタチそこそこの小娘に、きりきり舞いさせられるおじさま族。それはそれは、いろんな女のコがいるわけで。戦術もさまざま。

【決め球はストレート】
駆け引きはしているんだろうけれども、直球でびしびし押してくるやつ。
「あれ買って。これ買って」
「今夜飲みにきて」
ズバッ! ズバッ! ズバッ! オキニの彼女にたたみかけられた男は…?
「しょうがねぇなぁ。あとで行くよ」
ストライク。バッターアウト!

【甘い誘いに…ついコロリ】
「その帽子お似合いよ」
「そうかい? ムフフ…。ボトルでも入れちゃおうかな?」
「ホント? ありがとう。お願いしまーす!」
クセ球の女。まだ完全にそうする、と言わないうちにボーイへニューボトルを告げる嬢。
それとなくでも言った手前、あとには引けない客。う~ん、やるなぁ。これぞ、打たせてとるピッチング。

【逃げるも勝負】
おっと、キャッチャーが立ちましたよ。どうやら敬遠のようです。
ときとして、キャバ嬢にも闘いたくないお客がいる。彼女たちもバカじゃない。危ない橋は渡らない。

【やったぞ、ホームラン~同伴&プラベでデート~】
ある日、オキニのほうから電話。
『●●さん、もうすぐ誕生日でしょ? その日はわたし、お休みとるからどこかいっしょに行きましょうよ』
なんということだ! 男は電話を切ると喜びのあまり小躍り。
迎えて当日、至福のときを味わう。
ついに、ボールがスタンドへ運ばれた瞬間だ。
「オレは勝った! あのコのハートを打ち抜いたぞ」
けれども男は気づいてなかった。「ファン感謝デー」として彼女が〝打たせてくれた〟ことを…。

このほかにも球種はあるけど、まぁこんな具合です。
以上、『ムフフ日記特別編』をお届けしました。


※白球打惨~死の暴投~(写真)。昔、山を舞台にした映画のタイトルで似たようなものがありましたね。