怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

ため息ツェッペリン

2008年12月03日 | Weblog
<12月2日(火)>

まずい。かき回されている。じわりじわり、ヤツの術中にハマりかけたか?
他者(ほか)とは違う音。カゲキ専用の着うたを設定したこともそう。夜更けに「あ、トイレ」と目を覚ましケータイを手に取る。ディスプレイにため息。鳴らないレッド・ツェッペリンを、今か今かと待ちながらイラつくなんざ禁断症状もいいとこじゃないか。
それにしても、じらし技とはしゃらくせぇぞ毒女!
待てよ? これは罠だ。
「飲みにいらっしゃいよ。そしたらいくらでもお相手するわ。オッホッホッホ」
冷静に考えれば当然のこと。カゲキへの逆襲を試みるなら、舞台はもはや店しかないよな。そういうところが思うつぼ。すでに相手の掌なんだよ。

「怪人クンは結局、いつだって同じ過ちを繰り返す…」(by:Dr.トドー)

雲ひとつない青空。ランチの時刻、風に揺れる公園の赤い葉っぱを横切る。アスファルトを踏みしめながら、怪人クンは考えた。なぜこうも翻弄(ほんろう)されやすい男なのかを。すると、突きつめた挙句にとんでもない答えに行き着く。
毒は相手以上に己が撒き散らしていたんだよ。このブログだ。「書く」ことが「妄想」を呼び、やがて「会う」こととイコールになっておちていく。カゲキとは限らない。ここに出会ったばかりのキャバ嬢を綴る。楽しかった。またしゃべりたい。思いを募らせ一心不乱にキーを叩く。きょうも、あしたも、あさっても文中に躍る名前。書けば書くほど脳に浸透し肥大化。最初のうちは〝気になるだけ〟の蕾(つぼみ)でも、ある瞬間から「好き」に進化していた…。
そんな流れが、これまでの怪人クン樹海の道行きパターンといえた。このまま進めば今回も?
ならば、そうはならないためにどうすれば? 簡単だ。日記にカゲキのことを書かなければいい。まぁ、そういう理屈になるんだよな。けどムフフ…、実際問題ムリな話で。


※桑田佳祐が全61曲を熱唱した『昭和83年度 ひとり紅白歌合戦』(WOWOWで生中継)は最高でした。生まれてない時代や幼き日のナンバー、怪人クンもマイク(写真)片手に挑戦してみたくなる曲がいくつもありましたよ。