怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

帰国処女男に告ぐ

2007年12月01日 | Weblog
<11月30日(金)>

ログインパスワード?そんなもの、髪といっしょにどこかへ消えてしまったよ。跡形もなく。ほしけりゃそっちで探してくれよ。

スポーツクラブで2時間ほど汗を流す。金曜日の夜に、そんなところへ行くなんてめずらしい。たまにはいいもんだ。といっても、特別なチケットがあるからできたこと。通常、怪人クンはホリデー会員。土日祝のみしか利用できない。
一度帰宅。着替えてネオン街を歩く。時計を見ると21時を回っていた。
あれ?思ったほど人がいないぞ?
いつもの場所に立っていた男。「ビブールの風」の黒服、ビブオ君が声をかけてきた。
「だからさぁ、例の彼女がいる限りアンタのとこには行かないって」
ビブオ君の眼が光る。
「もう大丈夫です。クビになりましたから」
「えっ、黒いドレスの18歳が?怪人クンのせい?」
「いえ、そうじゃないです。いろいろあったんですよ、彼女。ほかのお客さんともあれこれと…」
細かいことは訊かないけど、要するにそういうキャバ嬢だったようだ。これでなんの問題もなくなった。ビブオ君はここぞとばかり、営業をかけてきた。
「ですからどうスか?新人もいますし。TAX込み5500円でいいですから」
「ノリのいいコならね」
「バッチリです!」
手でOKのポーズを作るビブオ君。
これも取材。いざ、潜入。
60分経過。結局2人の嬢が付いた。どことなく表情が、ミュージシャンのYUIを思わせる。本人に言うと、「ほめすぎですよぉ!」と照れ笑い。彼女は、後姿フェチな21歳。
続いての登場は、歩く雪だるま。ポッチャリ系のしょこたん、とでも言っておこう。こちらも年齢(とし)は21。
「どうでした?」と訊かれるタイミングがなく、感想を言わずに店を出た。ビブオ君、NEXTは、ムフフ…だな。

ちょんまげの、「道楽」という言葉の意味をふと考えてみた。字を見れば、「道を楽しむ」と書く。本の完成に向けて、その過程をワクワクしながら送る。待つ。そう解釈すれば、彼の発言も怒るほどのことじゃないな。ただ、〝カネモチの遊び〟という意味で捉えられたら、「それは違うよ」と。
オイッ、帰国処女男。アルファベットのちょんまげに告ぐ。見てるか?小さいことは忘れよう。絶交解除だ。お前がこの呼びかけに応じるなら、またいつでも遊びに来い。待ってるぜ!


※ターザン山本!さんから、この日届いたポストカードは石川啄木(写真)。