怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

伝説の証人

2006年06月27日 | Weblog
<6月26日(月)>

「♪赤い靴ぅ~ 履いてたぁ~ 女の子ぉ~ 
異人さんにぃ つれられてぇ 行~っちやぁ~ったぁ~
横浜のぉ~ 埠頭(はとば)からぁ~ 船に乗ってぇ~

ということで、わたくしは今から49年前(14歳の時)この場所からブラジルへと旅立ちました。バカヤロー!」

19:05、場内が暗転する。前方の舞台横にはスクリーンが2つ並んでいる。懐かしいVTRが10分ほどで終わると、アカペラで『♪赤い靴』を歌う男の声が館内にこだまする。冒頭に書いたものがそれだ。直後、テーマ曲が鳴り登場ゲートにはスモークが焚かれる。黒いタキシード姿。蝶ネクタイ。首にはおなじみの…。赤じゅうたんを踏みしめながらその男は降臨した―――。

ここは港横浜。赤レンガ倉庫1号館3Fホールに怪人クンは佇んでいた。あの人に会うために。伝説から30年後の“6・26”を友と共有したいがために…。
『INOKI GENOME~アントニオ猪木VSモハメド・アリ30周年記念パーティー~』。
つい最近のもの。「心はレンガ色」というタイトルの日記を憶えているだろうか?「闘魂猪木塾」の生徒会長M氏がくれた“業務連絡”の中身はこのことだったのだ。一般参加はできないイベントに塾生たちはこうして参加できたというわけである。なんという光栄か?3万円?どうってことねぇよ!これはもう行くしかないだろう。怪人クンは前回、猪木さんの誕生日パーティーに参加できなかった。大変に悔やまれた。
あれから4ヵ月。“燃える闘魂”に今度は会えた。「怪人クンです」。宴の後半、立食形式のテーブルを回ってきた猪木さんにそう言うとにっこり笑って握手。“よう!”そんな表情を作ってくれた。写真も撮らせていただいた。塾生たちも同じ光景。その中を猪木さんが掻き分けていく。立ち止まっては撮影に応じるのだ。

時は前後する。15時に仕事を切り上げて、急いでJR静岡駅に向かう。曇り空だが雨は降っていなかった。15:23のこだまで新横浜まで約1時間。そこから市営地下鉄に乗り桜木町で下車。この間約15分。タクシーで赤レンガへ。これが5分程度。
そんな具合に、ハマのフクちゃんに教わったとおりの道順で辿り着いたのは17:15頃。横浜の空も曇っていたが雨はない。木々が立ち並ぶ。2つの倉庫が向かい合わせに並び立っている。どちらも横長だが、さらに横長のほうが2号館。それぞれの建物の間は広く開いていて、広場のようになっている。さらに奥を臨むと、正面には港が見える。

うたさんに電話したあと、まず電話を入れたのは“イノキ者”Aさん。しばらくすると彼が現れた。塾生が続々やってくる。ものまね芸人・アントキの猪木さんもいる。
「元気ですかぁ!?」挨拶を交わす。フクちゃんにも着いたことを電話した。彼がメールで(わからないようなら連絡して)とアクセスを心配してくれたからだ。もちろんこの人、生徒会長M氏にも連絡を入れた。彼に声をかけてもらわなかったら、怪人クンはここにいないのだから。
彼らと合流する前、怪人クンは会場入口に立っていた案内の女性と立ち話をしていた。
「猪木さんとアリってどっちが勝ったんですか?」
「引き分けでした」。
「(猪木さんが)引き分けることってあるんですね?」
話をしてみてわかったが、彼女はプロレスも格闘技も詳しいわけでもない。しかし、“アントニオ猪木は勝ち続ける人”というのが意識の中にあったらしい。
立ち話の間、目の前を板東英二氏、新日本プロレス相談役の坂口征二氏などが通っていった。現在(いま)では“憲二パパ”で世間に有名だが、『医龍』の父、“世界の荒鷲”はデカイの一言。

そうこうしているうちに開場時間の18:30を迎えてみんなで中に入ったのだ。ロビーで猪木VSアリという“世紀の一戦”を仕掛けた人、新間寿さんの姿を見かけた。その時だ。新間さんが怪人クンに気がついて「おう、来たね」と言いながら手を差しのべてくれた。握手だ。金曜日のお礼を言うと、女性マネージャーとともにエレベーターに同乗させていただいた。ちなみに金曜日のこととは、ターザン山本!さんの「昭和プロレス学」のことである。
「あのあとまた食事会やったんだって?」
「ハイ。ターザンさんも炎上してましたよ」。
「うわぁ~、相変わらすごいなぁ(笑)」。
次回「昭和…」での再会を約束して新間さんは関係者受付フロアーの2F、怪人クンと同乗者の参加者は3Fへ上がった。

この闘いにゆかりのある人々が壇上へ上がる。実況を務めた舟橋慶一アナ、通訳のケン田島氏の姿もある。歓談。『週刊ゴング』を発行している会社の元社長、竹内宏介さんとも談笑させていただく。この方も怪人クンを憶えてくれていた。1年前、ターザンさんの会社設立パーティーでお会いしたのだ。塾生のシャクハチ君や他の人とも再会だ。イベントは2時間で終了。同じテーブルにはものまね芸人の春一番さんもいた。彼とも2ショットを撮った。帰り際にまた新間さんに挨拶。生徒会長M氏、フクちゃん、塾生の面々にもそれをして怪人クンは会場を後にした。入口で昼間立ち話をした案内の女性と会う。
「お気をつけて」と声をかけられた。この時、小雨が降っていた。ライトアップした赤レンガはオシャレだ。行きと同じ方法で新横浜駅へ。22時の新幹線で静岡へと帰っていったのだった。

それにしても、猪木さんの歌声を聴けたことは貴重だ。なにより、伝説の日に猪木さんと同じ時間、空間を過ごせたことが夢みたいだ。塾生たちもそう思ったに違いない。
今宵、ここに集った人々すべてが“伝説の証人”である。幸せモノたちよ、“ダー!”を叫ぼう!


※ご参考までに。
『デイリースポーツ』HP
新日本プロレスHP
※このブログも「第2章」を迎えたということで、「タイトルや壁紙の変更をしたら?」という声をいただいております。テンプレートは今のものが気に入っているので変更はありませんが、タイトルはひらめいたら変更します。『怪人クン☆cafe』に何かが加わる形になるでしょう。
※「第2章」ということで、☆を2つにしてみました(27日更新追加)。
※goo blogのテンプレートデザインの中では、猪木さんのガウンに一番近いなぁ…と思い“日の出”に変更しました。合わせてタイトルを“2nd”というシンプルなものにしました(28日更新追加)。
※赤レンガ倉庫1号館内部では…(写真)。