怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

怪人クン、大ヒール宣言!

2006年01月24日 | Weblog
<1月23日(月)>

容疑者・堀江貴文―――。
23日(月)の19時すぎ、テレビにテロップが流れた。やっぱりか?ついに来たか?呆気なかったなぁ…。IT業界の寵児(ちょうじ)といわれ続けたあのホリエモンが逮捕された。容疑は証券取引法違反。“偽計取引”。赤字決算をさも黒字のように見せかけること。読んで字の如し、偽り計上する取引。まぁ、こちらは言葉的に理解できる。片や、“風説の流布”といわれても、頭の中は「?」マークが飛び交うだけ。株をやらないのだから、これまでまったく縁もない。“ライブドア・ショック”と騒がれたこの事件があるまでは、聞いたこともない言葉だった。証券取引法の第何条かを調べれば書いてあるらしいが、それをしていないのだ。いまだに意味が解らない。これを書き終わったらすぐにでもネットで調べてみよう。

一報が流れた時間、怪人クンはウチにいた。居間にあるテレビのチャンネルは日本テレビを点けていたが、即NHKに切り替える。普段なら絶対と言っていいほどに合わせることがない局だ。でもねぇ~、ここってねぇ~、早くってねぇ~、確実でねぇ~、正確に事実を伝えるからねぇ~…。ヤラセもある。不祥事が続いたことも忘れている。それでも脳内に染み付いたアルファベット3文字のブランド・イメージは先行する。怪人クンも含め、人間なんて現金なものである。この時はまだ“見込み”の段階だった。それからすぐに“逮捕”という報道に変わった。
今度は自分の部屋に行きテレビを点ける。スカパーにはニュースの専門チャンネルがいくつもある。「JNNニュースバード」「朝日ニュースター」などをこまめに切り替える。朝日ニュースターには小宮悦子さんが出ていた。それを見る。そのうち、民放のテレビ朝日もぶっ続けでこのニュースを流した。他局もゴールデンタイムのレギュラー番組をすっ飛ばし「報道特番」に切り替わる。唯一、フジテレビはマイペースで通常枠を流している。フジと「ライブドア」といえば何かと因縁がある会社。ケンカもしたが、提携などもした仲だ。いくら“バラエティーのフジ”でも出遅れはまずいだろう?こんな時でもあえて静観の構えか?「HEY!HEY!HEY!」(20時~)「西遊記」(21時~)「SMAP×SMAP」(22時~)をやってる場合じゃないだろうに?それとも、敬遠したいと思ったか?まぁ、“わが道を行く”のもいいだろう。
23:30の「ニュースジャパン」ではしっかり取り上げていた。世間の関心度も高いビッグニュースなのだ。敬遠などするはずもない。上記3番組に加え「あいのり」(23時~)もそうだが、これらはどれも高視聴率を弾き出しているのだ。簡単には飛ばせない事情もあるのだろう。
話は前後する。21時頃からだったか、テレ朝に古舘伊知郎氏が登場すると、ほとんど換えずここをメインに見ることにした。
上空からの映像。カメラがホリエモンを乗せた車を捕える。地検から拘置所へと移送される瞬間である。縦に伸びる1本の管。赤く染まる首都高はまるで血液だ。その中を走る車は限りない数の栄養分や菌。混在するそれらが動くさまに見えた。

そろそろ本題に入る。一体この地球上にブログというものがどれだけ存在するのか知らないが、おそらくこんなこと誰も書かないだろう。ならば、この怪人クンが書こうじゃないか!
もしかすると、きょうの日記は全読者から大ブーイングを食らうかもしれない。“その考え、おかしくない?”と言われるかもしれない。でも仕方がない。書きたいと思ったんだから。今の、この気持ちを抑えて差しさわりのない“なんちゃら話”を書くつもりはさらさらない。ズバリ本音を書く。

さぁ~てと、ここからは怪人クン、大ヒール(悪役)宣言だ!
そんなにホリエモンが悪いのか?「ライブドア」はいけないことをしたのだろうか?
これは、彼らを擁護するために言ってるんじゃない。一連の逮捕劇も怪人クンから言わせればただ運が悪かっただけなのだ。だってそうだろう?人間にはみんな欲がある。あれだけの富と名声を掴んだら世界も変わる。麻痺もするさ。カネ!カネ!カネ!マネー!マネー!マネー!そう思ったからこうなったのだ。そもそも、この世にカネなんてものがなかったらありえなかった話である。
もしあなたが大金を、ビッグ・マネーを動かすような世界にいたら?怪人クンもなったかも?きっとあなただってホリエモンと同じことを思うだろう?彼はそれだけのものを手にしたからさらに上へ、と思ったのだ。
もっと金持ちになりたい。もっといい暮らしをしたい。もっとカッコいい服を着て、車に乗って、美味いものを食べて…。誰もが抱く当たり前の気持ちである。じゃぁ、そのためには何が必要?やっぱりカネだよ、カネ。カネさえあればVIPな待遇も受ける。周りからもちやほやされる。利用もされるが、そんなことは気にもしないだろう。愛がなくても男はいい女と付き合える。他者の心だって買えてしまうのだ。まだあるぞ。政治家だってカネでなれる時代だ。総理にだってなれるだろう。選挙に出るためには莫大な資金力が要るからだ。まずはそこからスタートするのだ。親が子をいい学校に入れたい。これもカネがなければ無理な話。小さい頃に描いた夢、何かの店を開きたい。これも叶えてくれるものはカネ。病気したってカネは必要だ。老後だってカネが要る。すべてカネ。挙げるだけでもきりがない。
とくに男に対しては経済力が問われる。それが世間の“常識”となってるじゃないか?カネとは関係なく、美貌だけでVIP待遇されるのは女性だけだ。いくらカッコイイ男でも中身(カネ)がなかったら、ディズニーランドやディズニーシーも貸切にはできないだろう。彼女とのデートに、自身のバースデーパーティーに“夢の国”を独り占め…。金持ちならそれができてしまうのだ。
“世の中カネだよ!”と自身のブログで言ったという宮内容疑者(ライブドア取締役)は正しいのだ。間違ってない。カネはいくらあっても生きてく上において困ることはない。面倒なことがあるとしたら、せいぜい財産分与で争う時くらいだろう。

もう一度言うぞ。“世”はカネだよ。つくずくそう思う。ただし、一部を除いて“人”は違うよ。カネで動かないよ。親が注ぐ無償の愛情。人情。友情はカネじゃない。いくら積んでも買えないよ。友情は友情でも、“うわべの友情”ならこれまたカネで買えちゃかもしれないけどね。ありえない話じゃない。親の歪んだ愛情で「引きこもりのわが子と友だちになってくれませんか?100万円払います」なんて友情ビジネスがネットに載るかもしれないのだ。でもそれはホントの友だちじゃない。これもそう。1日は24時間という法則もどうにもできない。
「10億円払えば“1日30時間”を与えます」なんてことも不可能だ。
ホリエモンも「ライブドア」も悪くないといった意味。犯人は誰か?カネなのだ。マネーである。
怪人クンが言いたかったのは、世の中の仕組みがそうさせてしまったということ。“これが現実だよ”、ということである。その罠に彼らはハマってしまっただけなのだ…。


※本日の「うたまくら!写真館」は、とある駅の時刻表(写真)。“海神”と書いて“カイジン”と読む。こういう名前の駅があるそうです。