怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

わが道、突き進むは怪人道~かいじんどう~

2006年01月06日 | Weblog
<1月5日(木)>

3日(火)の“闘魂神社”で引いたおみくじによれば、今年の怪人クンの運勢は“小吉”。そこに書かれていたことをざっと挙げてみると…。

【願望】…思うに任せず、目に見えて早くはできず。…(何ごとも焦るな)?
【待人】…来れども遅し。…(ピンク色の薔薇はなかなか振り向きませんよ)?
【旅行】…金銭の費多し慎め。
【商売】…利益なく損あり。
【学問】…基礎を見直し勉学せよ。…(習い事である合気道。心も技も原点に帰れ)?
【相場】…急ぐな待てば利あり。
【争事】…勝がし言うな。…(友と揉めても何も言わないでいろ。争うべからず)?
【恋愛】…感情を抑えよ。…(我“が”を出しすぎるな)?
【病気】…医師を選べ。
【縁談】…口舌ありて心配する何も言わないで待ちなさい。

原文のまま掲載。( )内は自分なりに解釈してみたが、簡単に言えば動かずじっとしてろ、ってことか?耐え忍ぶ年?怪人クンには一番苦手なことである。こりゃ、ろくな年になりそうもないな(苦笑)。その証拠に、元旦から何かとハプニング続きなのである。この日も2つの“事件”があった。まずは昼すぎの話から。
年末ジャンボ宝くじの抽選は毎年恒例、大晦日に行われる。年が明けた1月5日から引き換えが始まる。あ、きょうからだ。早速会社の近所にあるタバコ屋に行って交換をお願いした。
怪人クンの持っているくじ番号は4等と5等が当たっていた。各組共通下3ケタ「922」(1万円)と、同じく共通下2ケタ「22」(3千円)。つまりはこの1枚で“Wチャンス”になって1万3千円になる。あとは300円が戻ってくる最低ランクのものが数枚。合計すると14800円のお金が手元に来るはず。ところが、タバコ屋のオヤジはこう主張した。
「そんなことはないよ。このくじは1万円だけが当たりだよ。3千円は付かないよ」。
「ウソ言っちゃいけないよ」。怪人クンは猛抗議を開始する。
「じゃぁ、お客はこういう場合どちらか1つの権利しか主張できないわけ?1万円か3千円の。そんなことないでしょ?誰が1万円捨てて3千円を選ぶのさ?常識的にそんなのありえないでしょ?新聞だって4等、5等が別々に書いてあるじゃん?くじにだって、一切そんな断り書きしてないし」。次第にオヤジはうなだれてきた。それでもまだ考え込んでいる。
「問屋に電話して聞いてみますよ」。そう言ってかけるが繋がらないようだ。
「解りました。お支払いします」。ということで怪人クンはその金額を手にすることができた。12~3分の押し問答である。
第一勧銀によれば、「以前は1枚のくじにつき1つの権利しかなかったのですが、抗議してくるお客様が増えてきまして。但し書きもありませんし、考えてみれば(Wやトリプルまたはそれ以上の)理屈も通るので現在はお支払いするようにしています」という返答だったらしい。これを確認したのは怪人クンの親戚のおばさんである。
こうして“昼の嵐”は収まった。

さてさて、怪人クンに降りかかったもう一つの事件とは…?
もっと早く行ければよかったが…。時刻は19:30。ある決意を胸に、“合気道木曜劇場”南の体育館へと向かう。眼の関係で、車を運転しない怪人クンの交通手段はバス。自転車はライト他が壊れていて、とくに夜は乗ると危険な状態にある。バスは確かに便利だが、待ち時間が結構あってなかなか思うような時刻には体育館へ行けない難点がある。
某デパートエリア内のバス乗り場を19:50に出発して20:10には体育館の玄関に到着。よし、今宵こそ“あのこと”に対してけじめをつけるぞ。そんな思いで受付窓口に“最後の指導員証”を提出しようとしたまさにその時、この女性の一言によって怪人クンは呆然となる。
「なんの御用でしょう?今夜は教室ございませんよ」。
「え?あの~、合気道もですか?」
「ええ。ありません」。
な、な、なんと。先日の東京、青砥(あおと)のホテルといい、この体育館といい、どいつもこいつも怪人クンをバカにしやがって!それまで張り詰めていたものが、“ある決意”が一瞬にして崩れ去った。あ、待てよ?今夜怪人クンがここへ来たのは誰かが5日から稽古が始まると言ってたからなのだ。誰だ?ヤツだ。Dr.トドーだ。あいつがこのブログのコメント欄に「5日から練習が始まるが…」と書いたからだ。考える間もなく彼の番号をメモリーから出し押していた。
「おいコラッ、お前が5日からって書いたから信じて来たんじゃねぇか!やってねぇぞ、練習。だぁ~れもいねぇじゃねぇか!オイッ!このバカヤロー!」もう笑うしかなかった。電話の向こうでDr.トドーも大爆笑している。
『コメントをもう1回よく読んでみろよ。たーちゃん氏が言い直してるから。人の話は(よく聞け』(Dr.トドー)。
「途中まで読んだけど彼のコメントのところ、最後まで見てないよぉ!」(怪人クン)。
『最後まで読めぇ!ったく、しょうがねぇなぁ。ダハハハハ』。
二人して大いに笑った。
「このモヤモヤはキャバクラにぶつけるぞ!あ、やっぱ“ネコの足跡”にしよう。しまった、6日からの営業だ。ついてないよなぁ」。Dr.トドーはまたまた大爆笑していた。
彼とは10分ちょっとの会話になった。その後、ちょんまげにも電話を入れた。彼らと今週末に飲む約束をした。結局、体育館から歩いて帰る。どこにも寄らず家路へ向かった。
21時をすぎたころ。途中から「古畑任三郎~FINAL~」(フジテレビ)を見る。

実を言うと、きょうのきょうまで真剣に指導証返上を考えていたのだ。あそこまで言った以上引けないと。やはり週2回以上の規定を満たしていないことがネックだと考えたからだ。
今だから書くが、正月早々の2日には、メールでDr.トドーにも“あるメッセージ”を送っていたのだ。このことで、怪人クンには珍しく眠れない夜もあった。“こんなことで、合気道の仲間と言い争うのはもういい。楽にさせてくれ”、という気持ちも湧いてきていた。1月11日の水曜教室開幕日に最初は返上するつもりだった。でも待てよ。いきなり会長先生に言おうとも思ったが、その前に事務局の責任者(師範代)へ言っといた方があとあとうるさくなくていいかな?この先生が木曜日の人なので南の体育館へやって来たのだが…。Dr.トドーと笑い合った時、怪人クンの中のモヤモヤは消えていた。この瞬間、考えが変わったのだ。吹っ切れたのだ。
今夜の教室に誰もいなかったというこの現象が怪人クンを救ったのか?練習が行われていたら、今頃は意地でも返上してたかも?現実はそれをさせなかった。これは“お前はまだここにいろ。教室にはお前が必要なんだよ。何でもいい。たった1つでいい。合気道教室に、お前にしかできないことがあるはずだぞ?怪人道(かいじんどう)で各教室を今以上に盛り上げてやれよ”。
そう言って“誰か”が怪人クンに“待った!”をかけたのだ。その“誰か”とは、18年という時間をかけて怪人クンの身体に染み付いた合気道自身の声だったのかもしれない。合気道が怪人クンに指導員証の返上をすんなりさせなかったのだ。許さなかったのだ。

怪人クンの中に宿っている1つのテーマ。これからは18年間育ててくれた合気道に“恩返し”をもって1回1回稽古していく。じゃぁ、何をもって恩返しなのか?
技術面を生徒に教えるのはもちろんだが、それは怪人クンより優れた人たちが大勢いるのである部分からはお任せしたい。もちろん、怪人クンのできることはやっていく。一番力を入れるところは、そうだなぁ。この教室の楽しさを伝えたいなぁ。生徒たちに1日でも1期でも長く続けてもらうためにも。
行ける範囲ではあるが、まずは週2回から始めてみよう。水曜日ともう一つ。曜日はあえて宣言しないでおく。
合気道に感謝。ここまで続けさせてくれてありがとう。19年目もありがとうが言えるようにがんばってみるよ。わが道、突き進むは怪人道なり!
ちなみに、この“怪人道”は今年のターザン山本!さんからいただいた年賀状の中にあったことばである。うん、何度聞いてもいい響きだ。


※今年の運勢?「どうってことねぇよ!」ですよ(笑)。
※できることなら、“闘魂神社”でのアントニオ猪木さんのベストショットを載せたいところですが…。4日(水)の午前中、ぷらりと“アメ横”へ行ってきました(写真)。