怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

365分の1

2006年01月01日 | Weblog
新年あけましておめでとうございます。
本年も『怪人クン☆cafe』をよろしくお願いいたします。
怪人クンの今年のテーマをまずは1つ、考えてみました。合気道に関してですが、合気道の鬼、“合鬼”(あいき)になろうかと。ただし、普通で言うものとはちょっと違います。だから全部の体育館に出るとか、時間も18:30に来るとか、師範講習会も皆勤するとかということではありません。あくまで今までのペースは変えず、怪人クン流にそうなる、という意味です。“心はまじめ”。“見た目は不まじめ”です。
一体どういうこと?ムフフフ…。それは気まぐれな怪人クンのこと、その時々の気分によっても違いますから今ここでどういうものかをいうことはできません。ことばでは説明できないものなのです(笑)。

それでは、お待たせしました。今年1発目の日記をお楽しみください。

   2006年1月1日 “ネオン街のホームレス”怪人クン


<2005年12月31日(土)>

実に5時間、TVの前に釘付けになった。15時から21時までじっくりと「PRIDE男祭り2005“頂”~ITADAKI~」をスカパー生中継(PPV)で観戦。同大会は、18時からフジテレビでも放送されたがこちらは見ない。
この日の頂(いただき)、大注目のメインカード「吉田秀彦VS小川直也」の柔道王対決の時はとくに画面を凝視した。手に汗握った。緊張が走った。
しかしだ。怪人クンが同大会のベストバウトを1つ選ぶとしたら、第5試合に組まれた「エメリヤ・エンコ・ヒョードルVSズール」にする。わずか1R26秒。あまりに一方的な結末だったが、あんなにスカッとした試合は他にないからだ。
単純明快。代弁者はヒョードル。1年の締めくくりとして彼はやってくれた。この暗い世の中にも“喝”を入れてくれたかのような、そんなスッキリ感を味わせてくれたのだ。大晦日に何もかもあの“一撃”で吹き飛ばしてくれた。そのくらい気持ちいい内容だった。あそこまで綺麗に決まると、それはもう“美”の世界である。最強美だ。怪人クンが審査員なら“男祭り”のMVPは文句なしヒョードルにしたい。負けたズールにも拍手だ。あの倒れっぷり、見事である。

“男祭り”のPPV生中継が思いのほか早く終了してくれたおかげで、迷うことなくTBSにチャンネルを合わせられた。21:30には「K-1」の“Dynamite!!”に切り替えることができた。ちょうど魔娑斗が闘っていた。
こちらは録画放送。それもあって、ほとんどの試合から入場シーンがカットされていた。この大会に限らず、これにはガッカリさせられる。なぜなら、この入場シーンからすべてのドラマが始まっているからだ。これがあるのとないのとでは重みが全然違ってくる。放送上の都合などいろいろあることは解る。でもなぁ、いただけないなぁ。いきなり試合開始というのは…。100のものを70、いや60、それ以下にも観るものの意欲を下げてしまうことがあるのだ。一つの作品は最初から最後までノーカットで見たい、という欲や願望がファン(視聴者)にはある。試合がそのことを忘れさせてくれるほどのものだと、なおさら入場から見たかったよ、となるのだ。
どちらにしてもそれを望むなら会場へ足を運ぶしかない、ということだ。リアルタイムでその空間にいること。ライブに勝るものなし!なのだ。“タダ見”にはオイシイところを与えるな、なのか?

中継に対して不満は他にもある。間にCMを挟みすぎるのもそう。番組はスポンサーなしでは成り立たないものである。でも、“入れ時”はもう少し考えることができると思うんだけどなぁ?見ていてイライラする。話はちょっとズレるが、バラエティー番組などで「正解は」とかあおりながら何かを明らかにするシーンでもいちいちCMを割り込ませたりして引っ張るが、あれもムカつく。チャンネルを換えさせないために、という演出にも程がある!

2大格闘技の裏番組、NHKの「紅白歌合戦」は1秒も見なかった。興味がないのだ。そんな“紅白”でもたった一つだけ関心があるというか、毎年のように「なぜ?」と思うことがある。それは、当日のスポーツ紙で目玉でともいえる小林幸子や美川憲一の衣装がすでに発表されている。スッパ抜かれてしまっているのだが、NHKはマスコミ各社にリハーサル風景を公開しているのか?それとも、番組宣伝としてあおってもらうためこのこととして公認しているのか?
事情は定かでない。もし認めているなら即、非公開で当日まで行く方針に切り替えた方がいい。歌手が舞台に登場して初めてそのベールを脱いだ方が会場に来ているお客も、TVの前の視聴者もより楽しめると思うのだが?
逆に、認めていないなら、なぜこのことに対してNHKは何も抗議をしないのだろうか?という疑問があるのだ。これについては、あのうるさいNHKらしからぬ、と思ってしまうのだ。まったく、やられっぱなしじゃないか?

23時になると怪人クンもようやく動き出した。「曙VSボビー・オロゴン」の第2Rが終了したところでキドが迎えに来た。試合の結末を見ぬまま出かける。彼の行きつけの居酒屋でカウントダウンをやり、年を越した。ジャスト0時。ピンク色の薔薇に「おめでとう!」の電話をする。直後、店内の歓声で薔薇の声はかき消されたが、なんとか挨拶が言えた。集まったお客たちにはマスターから祝いの枡酒が振舞われた。飲んでも飲んでも注がれる日本酒。おかげで酔っ払ってしまう。元旦。今、この日記を書いてる時間もお腹の具合は最悪である。胃がだるい。
2時頃になると浅間神社へ初詣に出かけた。年越しといえばこのところ、ナバ邸での“イモ”正月を2年連続で迎えていたため、こうした雰囲気を味わうのは3年ぶりということになる。何となくだが懐かしい光景に触れた気分だ。お参りを済ますと、キド、マスター、この日初めて会ったお客たちと10人くらいで近くの小さなおでん屋へ移動。85歳のおばあさんが一人で切り盛りしている店だ。この時は孫娘が手伝いに来ていた。真夜中に飲んで食べた。もう限界だ。食えないよ。家路に着いた時には4時を回っていた。風呂も入らずそのまま寝る。
こうして怪人クンの2006年、365分の1が始まった…。


※怪人クンのサイン(写真)。あけおめ!