怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

“怪人クン”という名前は、ついに家族という国境をも越えた!

2005年07月28日 | Weblog
時々、署長がこんなことを言う。
「たまには“怪人クン”という名前を封印して“素顔のおぬし”でくつろげる場所を探してみたらどうだい?今や行く先々、全部が“怪人クン”だもんなぁ。確かに“怪人クン”って名前は面白いし、ウケるし、インパクトも抜群だけど、例えばおぬしに彼女ができて、そのコが『これが私のカレ。名前は怪人クンって言うの』って誰かに紹介するのも変じゃない?オヨヨ(笑)」。
なるほどなぁ。怪人クンの親友である署長は言わば“大門大吾”みたいなもの。素顔の怪人クン(伊達直人)を知り尽くした署長(大門大吾)にしてみたら一抹の寂しさもあるのだろう。
ご存じない方のために書いておこう。この大門とはアニメ『タイガーマスク』に登場する伊達直人の親友。「虎の穴」の修行仲間である。

言われてみれば、近頃は本名より圧倒的に“怪人クン”と呼ばれることの方が多くなったかもしれないなぁ。素顔の時の名前、“伊達直人”で呼ばれるのは今やごく限られた人たち。幼馴染か親戚か、はたまた“イモ”軍団くらいだしなぁ。
あ、待てよ。親戚でもごく一部の間では“怪人クン”と呼ぶ人もいるなぁ。

ある日、その親戚経由でこのブログの存在が怪人クンの両親にもバレて、ついには我が親父にまで「どう?最近怪人クンは?読者数は増えてるの?」とか言われてしまうのだ。さすがに日記までは読んでいないらしいが、親父もPCを使ってインターネットをやったりするから、もし読まれてたらこれからは“赤裸々主義”は封印しなくちゃいけなくなるなぁ(苦笑)。
怪人クンの“知名度”はここまで来たか。我が親にまで…。家族という“国境”までも突き破ってしまったのか?これぞまさしく天変地異。「名付け親」であるターザンさんには高らかに“勝利宣言”してもらいたい。
でも、何て言うのかな?相手が親となると、恥ずかしさって言うか、やっぱ照れるよねぇ?一言で表現すると“覆面を剥がされた気分”に似てるよ。
おそらく、うたさんがこの日記を読んだらこう言ってくるだろうなぁ。今から眼に浮かぶよ(笑)。
『えっ!?ホントに?実親にまで“怪人クン”って言われることがあるの?(笑)もうこうなったら怪人クンはさぁ、本名を捨てて本格的に“怪人クン”に改名するしかないよ!』ってね。

今宵は合気道の稽古も水曜あっぴー邸もない。何もない…。
それにしても日中は強い日差しだった。太陽は燦燦と輝き、アスファルトを焦がしていた。この様子じゃ、花たちもからからに乾き切って水が欲しくて欲しくてたまらないだろうなぁ。よし、ここは一丁!

20:30を少し回った頃である。署長にメールを入れると間髪入れずケータイが鳴った。彼からの電話だ。
『今宵は合気道もないし、水曜あっぴー邸もないし、ウチにいてもテレビ東京は映らないしなぁ(笑)…何もない夜は退屈だろ?ここはもう“水まき”に行くしかないだろう?きょうはあれだけ暑かったんだ。花たちもさぞ水を欲しがっていることだろう。どうだい?迷いなどないだろ?オヨヨ』。完璧な切り返しだ。参りました。

それから30分もしないうちに、もう足は“庭園”に向いていた。
平日だからか?男たちは誰一人いない。静かだ。怪人クンがポツリと席を陣取る。ボーイがボトルを用意する。“一式”がテーブルの上にセットされていく。
21時過ぎ、花の香りに吸い寄せられた男たちが続々と群がってきた。“庭園”は見る見るうちに埋まっていく。
怪人クンの散歩時間は120分。今宵は4色の花に水を与えた。うち1本はまさに薔薇。かなりのツワモノだ。綺麗な花には棘があるというが、“誘惑光線”をこれでもか、これでもかと振りまいてきた。でもこれはアリだと怪人クンは思っている。嫌な気はしなかった。
“魔性の花”。良く言えばプロ中のプロ。仕事人だ。どんなことをしてもあなたを振り向かせて見せる!という姿勢。営業フェロモン全開だ。実に“誘惑上手”な花だった。こういう花に男たちは翻弄されていくのだ。

ンムフフフ…。怪人クンは今、“庭園散歩”の旅人である。再びめぐり逢うこともあるだろう。その時は薔薇よ、“誘惑光線”で怪人クンを虜にできるかな?
このせめぎ合いを楽しむことこそがネオン街行脚の真髄なのだ。


※赤く染まった薔薇(写真)。今宵も花たちはデビル(ウー)マンになるのですね(笑)。