怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

京成線・青砥(あおと)-立石電車往復“世界”の旅

2005年07月10日 | Weblog
実をいうと、きのうの日記はまだまだ未完成である。ケータイでの入力はいつものようにはいかないのだ。どうしても気分が入らない。もう最後の方は横着をしてしまった。

金曜日のことをもう少し書いてみようか。
「有限会社ターザンギャルド」会社設立パーティーが行われたのは虎ノ門にあるパストラルというイベント会場だった。ハッスルのパンフレットに漫画を書いているイトコの“画伯”と17:30に新橋で待ち合わせてそこからタクシーで向かった。行くとターザンさんとうたさんの二人にいきなり遭遇だ。最近ターザンさんは銀座にハマっている。それもあって会った瞬間、「銀座男!」と怪人クンから先制パンチだ。すると「銀座男だよぉ」とターザンさん。「怪人クンが一番乗りだよぉぉぉ!」という言葉が続く。二人に“画伯”を紹介する。オーナーの“ミスター・ボンソワール”と社長である“ボンソワール夫人”とも挨拶を交わす。受付は“ミスター・ボンソワール”事務所の女子社員が務めた。会費の1万円を払う。
一揆塾生などターザンワールドでお馴染みの面々とも再会だ。男性陣はスーツにネクタイ、女性陣もドレスアップしていた。あまりというか、彼らのこういう姿を見たのは今回が初めてかな?いや、そうでもないか?まぁいいや。

1万円の価値は大いにあった!それは間違いない。肝心のパーティーの中身は『民話日記』を読んでいただくとして…。
あ、そうだ。オープニングでのターザンさん、うたさん、社長の“ボンソワール夫人”の入場シーンは場内が暗転、スポットライトが当たる中、3人が出てくるという演出。その時使われたのは映画『オペラ座の怪人』のテーマ曲だった。ターザンさんお気に入りの1曲である。怪人つながりということでここに書いておく。

会が終わるとターザンさん、うたさん、博多から来た“ボンソワール夫妻”、女子社員3名、“画伯”、怪人クンで居酒屋へ。お疲れさん会をやったのだ。
あ、これも忘れてはならないので書いておこうか。
パーティーが終わり出席者の方々を送り出すとき、金屏風の前にはターザンさんとうたさんと“ボンソワール夫妻”に女子社員が並んだのだが、なぜかその中には怪人クンも入っていたのだ。言っておくが、「ターザンギャルド」に入社したわけじゃないので勘違いしないように!近くをうろうろしていた怪人クンをうたさんが呼んだからなのだ。そしたら、そのままそうなってしまった、というのが真相である。誰かが笑いながら言った。「あれ?怪人クンも入社したんですか?」違いますって!

さて、ここから土曜日の日記だ。
怪人クンがターザン関係のイベントで東京に来てから雨降りとなったのは今回が初めてである。“晴れ男伝説”がついに崩れてしまった。

いつものように朝の10時に青砥のカプセルホテルをチェックアウト。今までと違うのは東京2泊のため前金でもう一泊分を支払ったことだ。荷物は邪魔なので預ってもらうことにした。この時間まだ雨は降っていなかった。
すぐにうたさんに電話するとまだ仕事が片付いていないためしばらくは会えないという。どうしようか?「“ミスター・ボンソワール”が昼頃ターザン邸に行くみたいだから合流すれば?」とうたさん。よし、そうしよう。その前に昼飯も食べないとなぁ。“ミスター・ボンソワール”に電話する。12時にターザンさん馴染みの定食屋“ヘイヘいホー”で会うことにした。それまで立石の町を1時間散歩する。ケータイで中川の写真を撮った。
サンマルクカフェでコーヒーを飲みながらブログを途中までケータイで打つ。イマイチ集中力が沸かない。

昼になり店の前で待っているとケータイが鳴る。すでに“ボンソワール夫妻”は中で注文を終えたところだった。3人とも注文したのは名物・かつお定食。“ミスター・ボンソワール”がご馳走してくれた。ありがとうございます。店のお兄ちゃんとお母さんに挨拶を済ませターザン邸を目指す。途中、これまた『民話日記』に毎日のように登場する“おはぎ”の店に寄るが残念ながらおはぎは売り切れ。

ピンポ~ン。玄関のチャイムを鳴らすとターザンさんが我々を迎えてくれた。うたさんに電話を入れたターザンさん。「今、ご夫妻が来たよぉ。何しに来たのかわかんないけど怪人クンも来たよぉ」この一言に思わずはコケてしまった。ご夫妻が来ることは前々から決まっていたことだが、怪人クンは突然お邪魔したのだ。
トイレを借りた。ターザンさんが好きな色はピンク。最近はずっとトレードマークの帽子もピンクだ。まさか、トイレットペーパーまでピンクとは…。

話は夕方に飛ぶ。うたさんと合流したのは17時頃のこと。これも今までにはなかったことだ。これからどうするんだ?と思ったら「怪人クン、銀座に歌舞伎観に行こうよ」というのだ。か、歌舞伎ぃ~。歌舞伎は長い。昔一度だけ国立劇場で観たことがあるが凄く長かったことを覚えている。聞くと歌舞伎には“一幕見席”というのがあるというのだ。一幕ごとに休憩が入る。約1時間でその一幕が終わるというもの。700円で観れるというのだ。お題は蜷川幸男演出の『十二夜』。歌舞伎座で上演していた。

17:30頃銀座に着くと雨が本降りに。怪人クンが18時過ぎから売り出されるチケットの列に並んでいる間うたさんがビニール傘を買いに行ってくれた。
列の人たちを見て驚いた。若い人が多いのだ。へぇ~、歌舞伎って若い人も観るんだ?場内に入ると外国人も目立つ。凄い盛況ぶりだった。
内容はよく分からない。恋物語というのは理解できたが。ただ、色彩が素晴らしかった。

この後、“公衆電話男”という称号を与えられたビジュツイッキ塾のTさんも加わり“うたの街”で一杯。彼がなぜ“公衆電話男”かというと、ケータイを持っていないため自宅からかける場合を除き、うたさんのディスプレーにはいつも“公衆電話”という文字が入るからだ。Tさんはショートフィルムを作る映画監督なのだ。ぜひ今度、『公衆電話』というタイトルの作品を作ってほしいなぁ。
ターザンと“ボンソワール夫妻”が立石の居酒屋で飲んでいることが分かると我々3人もそちらに移動。今宵こそは午前様はしないぞ!と思っていたが、予定調和は破壊されるもの。深夜1時過ぎまで6名で語り合った。
風も強い。台風か?土砂降りの中うたさんに同乗してタクシーでホテルへ。帰って寝たのは2時だった。

それにしても、この日一日電車に乗りまくった。朝から夜まで一体何回、京成線の青砥-立石-青砥-立石-青砥-立石-青砥…を往復しただろうか?それはまるで、1ヵ月の間にアメリカ(ニューヨーク)-日本-他国-アメリカ(ニューヨーク)-日本-他国-アメリカ(ニューヨーク)-日本-他国の行き来を繰り返す猪木さんを髣髴とさせるようなシーンに思えてしまうほどだったのだ。スケール感は天と地ほどに違うものの、怪人クンはここでも猪木イズムを発揮したことになるのだ(笑)。


※青砥駅に止まった電車(写真)。