怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

“手抜き”の恋に勝利なし!

2005年03月18日 | Weblog
『擬恋』と『疑恋』。このわずかな“手抜き”が読者たちに大きな波紋を呼んでいる。
またまた水曜日の話になるが、19時を少し回った時のこと。怪人クンが稽古着に着替えていると階段を駆け上がる足音が聞こえてきた。2階にある控え室のドアを蹴破って入ってきたのはナバだった。「オイッス!」それから彼はこう言葉を続けた。
「オレもさぁ、怪人クンのブログ読んでて全然気が付かなかったんだよ。“擬恋”の“擬”の字から手偏が抜けてたことにね(笑)」。それを書いてる怪人クンでさえ、擬似恋愛を略して“疑恋”と何度も書いてきた。疑うこともなくそう書き続けたのだ。もうこれは明らかに誤字脱字である。
このことに気付かせてくれたのは“かつどん”だった。指摘してきたのも彼女一人だけ。3月8日(火)に彼女から突如、このことを投げかけられた。早速、次の日(3/8分)の日記の「※」(コメジルシ)のコーナーでそのことについても書いた。怪人クンお得意(?)のへ理屈でその場をしのいだ。
ここで言う『擬似恋愛』とは、ネオン街を舞台に繰り広げられる“旅人”(客)たちと嬢たちのバーチャルな恋とか愛のことである。一定の時間、一定の空間だけで楽しむ恋人気分や友だち気分。その時間(とき)だけは偽りも“真実”になる。けれどそれは、はかなくも勘違いであることを“旅人”たちは知っている。でもでもでも…そうとは認めたくないという気持ち。“旅人”たちも『もしや…』という気持ちがあり、オキニを指名しては何度も何度も通い続ける。できるだけ早く、今よりもっと近く、0.1ミリでも彼女たちとの間合いを詰めたい。そこには疑う気持ちなどないのである。ピュアな気持ちでいる“旅人”たちの擬似恋愛は、もしかすると正真正銘の“真実の恋愛”になることもあるかもしれない。可能性はかなり低いがゼロではないのだ。
片や『疑似恋愛』、怪人クン言うところの“疑恋”はどうだろう?そこにあるのは「疑いの心」。いつも心のどこかにつきまとう嬢たちへの「?」マーク。これが邪魔をしてブレーキをかけたままでいるのだ。これではいつまでたってもそこから先へは進まない。一歩も踏み込めない。そんなヤツに“本気の恋”などできるわけがないじゃないか。本気になっていないということは、それすなわち“手抜き”をしてるということと同じなのだ。
怪人クンよ、今からでも遅くはないぞ。「疑いの心」を捨てろ!同じバーチャルを楽しむなら“疑恋”じゃなくて、これからは“擬恋”を楽しめ。手偏を付け忘れるなよ。しっかり付けろ。
いいか、もう一度言うぞ。怪人クン、“手抜き”はいかん!
キャバ遊びをする者、当然なり。

※よく降るなぁ…。そんな雨の木曜の午後、『FOXY』(宇佐美游(ゆう)・著/文藝春秋)という一冊の本を買いました。作者紹介のところを見ると、彼女はアメリカ留学後、モデル、銀座のホステス、商社OL、アメリカでのネイルアーティスト、シンガポールでの不動産会社勤務などを経て、フリーランスライターとして活躍とあります。そんな人生経験豊富な彼女が書く本はどんなものかなぁ?そういった好奇心もあってこの本を買ってみました。怪人クンのことです。この帯の言葉ににつられたということは言うまでもありません。
『させないけど、お金ください。~天才ホステス繭子(まゆこ)が導く男騙しのテクニック。夜の銀座を泳ぐ19の千華が行き着く先は…~』(帯より)。
テーマがテーマですから怪人クンはこの本にハマりそうです。
※『FOXY』の表紙(写真)。