快風丸

俺の船に乗らないか。

線路は続くよどこまでもの真実 

2015-07-16 00:01:55 | Weblog

 遠くへ行きたい夢をかなえてくれる乗り物の歌。

子供が歌う楽しい童謡だ。

 日本は平地が少ないので、だいたいの線路は、ずっと先までは見通せない。

だから、ほんとうは、施設したところまでが限りなのに「どこまでも」なのだろう。

訳詞の原案は、「できるかな」のノッポさんがつくったらしい。

 

 先日、大阪南港のチャリティーコンサートで、上田正樹が東北の仙石線全線復旧を記念してこの歌を

英語の原曲で歌った。

 原曲があることすら知らなかった。

 そして、その週末、ブルーノートでも同じ歌を歌ったのだが、MCで意外な真実を知らされた。


 そもそも、線路を施設する工夫の労働歌だというのだ。

それは、移動しながら、延々と続く過酷な労働者のブルースなのだ。楽しい旅の夢の歌などでは

決してないのだ。

 しかも、それだけじゃない。

ある日、現場から自分の家のキッチンが見えて、ワイフが見知らぬ男とメイキングラブしていたというのだ。

 

 

 1番の歌詞では、「ダイナ」は機関車の愛称、2番になるとワイフのことを指しています。

  Youtubeには出て来ませんでしたが、ウィキペディアによれば原詩には、Someone's makin' love to Dinah 

という歌詞が続くようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E8%B7%AF%E3%81%AF%E7%B6%9A%E3%81%8F%E3%82%88%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%82%82#.E5.8E.9F.E8.A9.A9
 

 こういう話を笑ってできるようでなければ、過酷な労働は務まらない、というしたたかな男たちの

自信と誇りの歌だと思う。

  いつかどこかで歌おうと思う。