快風丸

俺の船に乗らないか。

夕焼けトランペッター 3

2006-06-19 19:03:49 | Weblog
 先日、大阪でひさしぶりに練習をしたんですよ。
フルメンバーがそろったのは半年振り。
夕焼けトランペッターもやりました。

そして反省会をべーシスト宅で。
練習の音源を聞きながら、ま、飲んでたわけです。

この曲には、ギターソロがありまして、8小節なんですけどね、
トランペットの音をイメージしたんですよ。
酔いも手伝って
「ここはほんとはトランペットを吹きたいんだよね。」
もちろん、吹けませんし、トランペットもありません。

べーシストが、なんかごそごそやってるなと思ったら、
なにやら黒いハードケースを持ち出してきた。
あけてびっくり、中身は札束..なわけはなく、トランペット。
「お前はドラえもんか!!」

近鉄電車で、持って帰りました。部屋にあります。
どこで、いつ練習しよう。
とりあえず、図書館で”初心者のためのトランペット教室”を
借りてきました。

面白いのが半分、不安が半分、なぜべーシストはトランペットを
所持していたのだろう。
どうなることやら。

つづく

連続ブログ小説 お寺の地下の秘密 3

2006-06-19 18:22:05 | Weblog
さて、ひととおりお経も上がり、これからオトキ(お葬式の食事)が振舞われる。
それにしてもお葬式って疲れます。ちょっと外の空気に当たりたくなりました。
結構、広い庭があるんです。いや、もっと広かったように思うのです。
鐘は健在。ちょっと撞いてみたい衝動にかられますが、大人なので。
なつかしついでに散策してみました。
すっかり忘れてましたが小さな木製の扉を発見。地下への入り口だ。
オトキの準備で皆、忙しくなんかここだけエアポケットになってます。
鐘撞きは思いとどまったが、扉はあけてみる。半分、子供なのだ。

あの頃と同じ湿ったにおいがする。寛永通宝も和同開珎も落ちてない。
誰かが、拾い尽くしたのだろう。
中は以外と広い。なんか、奥に人の気配。そんなはずは無い。
いや盗賊か、浮浪者か、平家の落ち武者か。

つづく