まるでトーチカの入り口のようだな。
いつものスタイル。今時の自転車乗りとは雲泥の差、月と鼈だろうな。
そうだ、二十年位前長男と一緒に佐世保から平戸まで自転車で走った時に昼飯代わりに大きな梨を食ったことを思い出したぞ。
大きな二十世紀梨だ。甘くてみずみずしくて美味い。我ながら恥ずかしいくらいにかぶりついているが・・・なんのそんなことはお構いなしだぜ。
別に見られるわけでもないからな。まあ見られたからと言ってどうでもいいけれど。あっと言う間に腹の中にストンと落ちてしまった。こんな昼飯のほうが良いのかもしれんな。
丁字交差点から今来た道を振り返っている。あそこにもポストがあるが、用を為しているのかどうなのかは判らぬが、この街並みが相対的に暗色に染められている中で一際目立っていることにはまず間違いはなかろう。
川本まで18km あと一時間半位走ればいいのだが、それにしても腹減ったな。もう二時半だ。朝6時半出発10時半川本到着。別に朝飯を食ったわけでもなく走っている時はお茶の補給しかしてないからな。茶腹も一時とはいうものの無理な話で、途中甘いものが欲しくなり自販機でミカンジュースを買って一気に飲んだものな。効果覿面。カロリーは絶対に必要だとつくづく感じたものな。身体が欲するということを直に感じるのだから。
ツァー客が多いようだが立ち寄る処が皆同じように見えるな。しかも、自転車が走ってきても避けてくれないのも同じだな。
五百羅漢の前の道から来ると丁の字に交わる所である。