街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

珍敷塚古墳

2008-09-23 07:44:00 | 福岡 古墳


 えっ、なにこれ。中に入れない。がっくりだ。ホームページなどで見るよりも本物を見るためにやって来たのだが、しょうがない。とは言え一度は薄暗闇の中で見たのだがカメラに収めたかった。どうしようもなく別の古墳に向うことにした。
 ブログをご覧の皆様はご承知の古墳ではあるが。

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筑後草野を後にして(珍敷塚古墳)

2008-09-22 08:34:09 | 福岡 古墳


 筑後草野を後にして往還を日田へと向かう。まだ寄るところがあるのだ。妻の母が生まれ育った地がここより近くにある。妻が幼い頃母の実家へ遊びに来たときに近くの橋の下で水遊びをしたというのである。まずそこに寄る。川の流れは変わらないものの当然のようにすっかりと様変わりしている。妻の頭の中にある風景はそのときから変わってはいないのだ。理屈では判っている。あまりの違い、いやそれからの40年余が妻の思い出を台無しにしたということなのだ。この差はあまりにも大きく妻の落胆には慰めようもない。
 次に寄らねばならない箇所は珍敷塚古墳である。古墳といってもその姿は何ものも無い。装飾が施された側壁が小さな建物の中にあるだけだ。ここは日田往還の途中にあるが、はっきり言って見るも無残である。古墳本体が無い。

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筑後草野

2008-09-21 08:50:56 | 街道関連

 境内の端に柘榴を見つけた。採る訳にはいかぬ。まだ熟れてないからというわけではない。写真を撮るには面白と思った。ご覧のように右に左にと曲線を描いて街道が街を貫く。現代は人の往来よりも車が多い。
 垣間見るとはこの様か、いや、まだ視野が狭いのだろう。構図的には好きなものとなった。これもデジカメのおかげで、望遠もあるからだ。標準ではこうはいかない。(まだまだ続く)
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筑後草野

2008-09-20 00:33:20 | 街道関連

 須佐能袁神社に向かった。大きな柳の木が目についた。最近柳を見なくなった。一体何処に行ったのであろうか。昔は橋の袂などには必ずやと言うほどに見られたものだ。母とも話したのだが「珍しくなったね」と言う感想だった。私もそう思った。
 それを見やりながら太鼓橋を渡った。大きな楼門がある。くぐっていくと正面に本殿が鎮座する。綺麗な姿である。やはり聖域である。綺麗に掃除され周囲とは全く違う世界なのだが開かれている世界だ。心が鎮まる世界であるように思える。日本人の心かもしれない。
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筑後草野

2008-09-19 09:36:20 | 街道関連

 肥後朝顔のあと草野宿を少し歩いた足の弱った母がいるのでずんずんと歩くことは出来ない。ここ草野は日田往還(久留米~日田)の宿場町である。街道はそのまま残っているのだが街並みはさほどではない。ただそれと思わせる街並みでは十分と思われる。街道は何処でも同じように真直ぐではなく左に右にと曲線を描いて東西へ延びる。残念なことに脇道が殆どと言っていいほどなく街を廻るということが出来そうにない。はたまた国道210号と平行に走っているため抜け道のようになっており車の通りが激しい。草野に入ると道幅が狭くなるのだが車はお構いなしで走ってくるからたまったものではない。しかし悪いことばかりではない。車の流れの間隙を縫って写真を撮った。私好みの風景である。ただ写っている人物は私の母なのだが違う所に目を遣っている。須佐能袁神社がある。
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石橋

2008-09-18 08:39:09 | 街道関連


 横から除いてみると小さな石橋が架けられている。一枚岩のようである。下から持ち送り式で石橋を支えている。その横に説明看板がある。江戸時代末期である。読んでみると街道である。しかしそれらしいものは垣間見ることすら出来なかった。残念なことではあるが如何ともしがたい。写真に収めて山鹿に向かった。
 ところがである。目的は遥かに外れて山鹿ではなかったのだ。勘違いと言うべきで、平山温泉なるところであった。温泉街ではあったが写真に収めるような場所ではなかった。しかし温泉は硫黄泉で湯の花が浮いている。千葉の御仁に言わせると今までで最高だそうだ。果たして私もその様に思った。ここにも小さい規模ではあったが石橋が架けられていた。横から見なければ判らないが正に縁の下の力持ちである。
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石橋

2008-09-17 10:20:28 | 街道関連


 千葉の御仁と出かける羽目になった。温泉に行こうという。何処のか。山鹿だそうな。それならばと松原ダム、蜂の巣城跡を通り、菊池経由で行くことにした。
 山から山、山から山へと駆け抜ける。秋の風が車窓にあたり気持ちよくて、よくぞ日本に生まれけりを存分に楽しんだ。
 国道387号を南下し、立門を通過しようとしたとき、ふと左に目をやった。とたん綺麗な弧を描いた石橋が目の中に飛び込んできた。
 熊本は石橋で有名なのだが、ここに架けねばならなかった理由があったのだろうか。この付近にはそれらしいものが見受けられなかったのは残念である。
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肥後朝顔

2008-09-16 01:05:32 | 朝顔 花

 朝顔もこのように育て上げれば、種を蒔いて後は軒下でほったらかしで、咲けば咲けというような朝顔にはならない。どこか富貴な花に見えるのだが、それは清楚である。一輪しか咲かせず、しかもその刹那を大事にすると言うものである。この時でしか見ることが出来ないということでもある。茶の道にある一期一会の世界を朝顔が教えてくれているのかもしれない。「花の命は短くて」に尽きると言うものだ。
 さて、ばったりと出会った梅さんを会場に案内し、朝顔師に紹介したところで我々は会場を後にした。少し日田往還を歩きたい。(追伸:形状の異なる朝顔の写真は後日紹介するということで、それまでお楽しみに。びっくりすることを請合う)
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肥後朝顔

2008-09-15 07:17:59 | 朝顔 花
 肥後朝顔観賞会案内葉書をブログに載せ道案内も書いた。<秘密会めいてきた>ことを暴露し、隠れ家的、オタク的なところを朝顔好きな私が裾野を拡げていきたいと思ったからである。単に小学校の夏休みの宿題となる朝顔観察日記だけで終わらせてはならないのである。朝顔に思いを寄せる人間が存在することを知らしめねばならん。とは言うもののそんなに大袈裟なものではないのだが、Umeさんとの数年越しの約束(肥後朝顔の観賞会の日時を報せるということ)を果たしたかったというのが本音である。本人が行くかどうかは判らなかったが我々は万障繰り合わせて観賞とあいなった。見応え十二分、これが朝顔と疑いの眼差しとなるようなものまで、正に千変万化と言うべき朝顔の姿を目の当たりにし、十分に堪能させていただき、十分に朝顔師とも話をさせていただき、会場を後にした。その前にはそこの飼い犬のチョコとも友達になれたが。
 車に辿り着いたその時である。「おやっ、どこかで見た車だな。おっ、梅さんじゃないか」窓を開け日に焼けた顔を覗かせ手を振っている。こんな偶然があるのか。思わず笑みがこぼれた。
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肥後朝顔

2008-09-14 21:42:55 | 朝顔 花

 肥後朝顔(肥後六花:菊 椿 芍薬 山茶花 菖蒲 朝顔)観賞会に顔を出した。年に一度の観賞会である。昨年は残念ながら見ることが出来なかったが今年は万障繰り合わせて、母、妻と三人で出かけたのである。
 日田往還を走り、目的地に到着するも先客のため駐車スペースがなく、路上駐車となったがそれも如何ともし難い。まずは朝顔師の顔を拝見。有難いことに彼も私の顔を覚えていてくれた。開口一番 「龍田川は」である。そう「ちはやふる かみよもきかず 龍田川 からくれないに みずくくるとは」である。龍田川と言っても古典落語に出てくる関取の名前ではないことを付け加えておこう。
 肥後朝顔は何種類もあって其々に風流な名前が冠されている。やはりというべきであろうか。
 何故朝顔なのか。それは私のブログを見られた方ならお判りだと思うが、父の朝顔好きによって今は亡き父のその朝顔を咲かせてきた。それに呼応したかのように葉書が舞込んで来たのである。やはり何かの縁がある。今回の観賞会は私の父に対する感傷かもしれないのである。
(今月のブログは朝顔三昧かもしれない。まだまだ続く。偶然とはおもしろいということを次回に)
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