いつもの父なら自分の指定席に座って「おっ」で、「またな」ぐらいの挨拶で済んでいるのだが、今日は今までと全然違うのである。「おー、見送りに来たか。いつもと違うな」と思った。
そして翌日となり、父が逝ってしまった。私が聞いた最後の言葉は「メイファーツ」である。
「どうしようもない」「しかたがない」と言う意味である。
私には「鉄、俺が死ぬのはどうしようもない。しかたがないな」と言いたかったのかもしれないと思った。父が逝ってしまうのは止めようも無くどうしようもなく、仕方が無いことなのだ。
何も言わずあっというまに逝ってしまった父。子供の頃はあまりにも私に厳しく、それで父を憎んだこともあるけれども、最愛の父をこんなにも早く亡くそうとは今でも信じられないことなのである。
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