
6月23日は父の命日で九年目を迎える。向こうに見える橋梁は山陰本線宇田郷惣郷のコンクリート橋梁である(鉄橋ではない。念のため)。今では細流なのだが惣郷を貫いて日本海へと注ぐ。この川がごく小さな扇状地を作っている。上流から運ばれてきた岩石がこぶし大のおおきさまでになり波に洗われている。
その波打ち際ギリギリの線の真上を山陰本線が走っている。

何故父の命日にここまで来るのかといえば父がその母の生まれ故郷を見たかった故にである。生きているうちに見ることができなかった父の遺骨を母の生まれ故郷に散骨したのである。
それで母も我輩もここに散骨してもらうべく子供にはそう告げている。

四十年も前になるが、橋の袂に車が停められている場所で野宿をしたのだが、まさか父が訪れたかった場所だったとは夢にも思わず父が亡くなってから初めて知ったのである。









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