手光波切不動古墳 (福岡県)
津屋崎古墳群、宮地嶽奥の院古墳 等を含む、今では福津市内に点在する古墳の一つである。目の前を現代社会の喧騒が左右に走る。しかし、一歩足を踏み入れると全く異なる世界に来たようにも思えるのではないか。
径 25mを測り 高さ 9m 大型の円墳と言っていい。
石室奥に行くにしたがって狭くなっていき、九州の古墳石室には見られない特徴がある。このタイプは畿内系 横口式石槨と言われており、畿内と何かしらの関係があったようだ。
7世紀前半に築造されており、石材は 津屋崎沖の相島 から運んできたものである。相当な有力者が被葬者であったようだ。
説明にあるように西50mほどのお宅の庭に半壊した古墳の姿を見ることが出来る。石材が顔を出している。
当該ブログの記事は令和5年10月15日から20日までである。