「ギャー」が来た 生ごみを埋めるので外に出たからだ 我輩の様子を窺いに来たのである えっ えっ えっ
何時もの様に愛嬌のある顔をしているだろ 妻はこの子が一番好きなんだが ただそれだけ
おいおい どぎゃんしたとや さくら耳なっているじゃないか・・・
きりっとした顔 普段とぼけた顔なんだが おいおい 最後の砦かと思っていたのだが・・・うーむ お前もか
目の前に我輩がいるのにもかかわらず 屁とも思っていないからな・・・はー まあ人間には勝てる訳がないからな
お前の意思がどうのこうのではなくて 人間様の都合だからな あと何年かもすれば野良猫はいなくなるのだろうな
野良犬を見かけなくなって久しいしな 昔は犬捕りなる職業があったからな・・・なぜか野良猫は無視だったようだが
この様な場所に築造されている 足を踏み入れて行かねば判らない山腹である この古墳に限ったわけではないが
築造時期は６世紀後半とある 径などは書かれていない 石室全長が判れば径はおよそではあるが判明するのだが・・
羨道 墓道 の長さが判らないからな・・・うーむ
妻が呼ぶ 友達がおるよー アダンソンハエトリの雄である
おー ポーズをとってくれる 何処行くとや パトロールご苦労様です
時季が違うが・・・買物沿いのお宅に咲いている 紫陽花
このお宅は花が終ったあと 花ガラを切り落として来年に備えている 管理をすれば綺麗に咲いてくれる
尋常ではない 黒猫のタンゴ 身体を大きく見せようとしているのかな・・・
「ギャー」はジワリとひけてるような・・・
「ギャー」の耳が完全に後ろに倒れてしまった 緊張している様子が伝わって来る 黒猫のタンゴが今にも飛び掛からんと猫足立ちか・・・唸り声をあげているのは黒猫のタンゴの方である 「ギャー」はどうも分が悪そうだぞ
そこで我輩が一言 やめんか と 「ギャー」はとんずら 黒猫のタンゴの方はと言うと・・・
