
さて、戸を閉めて帰ろうかな。

妻が待っている。何故か近寄って来ないのだ。どうかしたのか聞いてみると・・・我輩が閂を抜いて扉を開けた瞬間妻の目の前の葉っぱがゆらゆらと揺れ出したというのだ。それもたった一枚だ。そんなことはよくあるだろうがと・・それがまた話が違って・・・我輩が戸を閉めたとたんそれが止まったというのである。
気色悪いので近寄らなかったそうだ。そう言えば閂を抜き扉を開けた瞬間少し違和感を感じたのだ。我輩の左の脇をすり抜けていく何かの気配を感じたのである。こんなこと今までになかった感じだった。閉めるときも違和感があったのだが・・・妻には以前にも妙なことが起きていたので石室に近づかないようになったのだが・・・。










