五角形でもなく星型でもない。
空よ 水色の空よ おっと その様な余裕は無い 後部座席に鬼教官が・・・ おっ、愛想がいいぞ、手を振って、まるで蒸気機関車の機関士が子供にしているようだ。
しかし、教え子にはその様な余裕は微塵も無い。
みやこ町勝山のとどのつまりになる位置する。障子ヶ岳の南麓にあたる。紹介すらされていない古墳だが、その存在をしっかりと見せ付けてくれていたのである。気にはなっていたのだ。前を何度も通っていたのだが一瞥するだけであった。
今回はその気がかりを払拭するために訪れたのである。二十メートルを超す円墳で、写真に見る反対側は大きく削り取られている。なんの特徴も無い古墳の運命である。それでも残ってくれているのは嬉しいことではないだろうか。