
読者諸氏にはもうお判りになるであろう。セスドノと言えば次は位登古墳にと、相場は決ってしまっている。
しかし、今回の位登古墳の相場は高い。昨夜来からの積雪によって古墳の原形のようなものが見えてくる。見方によってはおたまじゃくしが寝転がっているようではないか。
「頭隠して尻隠さず」でもある。雪が降っただけでこれだけ異なる光景を目の当たりにするのも楽しいものだ。
諸氏は、表題が「どんど焼き」になっているにも拘らず「何故古墳だらけなのだ」と疑問を抱き始めているであろう。どんど焼きが始まるにはまだまだ時間があるのである。それでもう少しこの寒空の中、雪を踏みしめながら積雪の古墳を楽しんでいる訳だ。
母にはこの寒空の中では身体に悪いと思って車の中で待ってもらおうとしたのである。
母は私のすることをじっと見ていた。そして母は「思ったほど寒くはないけど、あんた好きやねー」だと。

白壁から梅ノ木が小さな川に身を乗り出している。敢てこのようにしたのはよほどの古木であり、切るにしのびなかったのかもしれん。
この風景にはこの梅が大事である。日田の風情を顕著にしているものは、ここにこの梅があればこそだとさえ思っている。
まだ梅には早いが、その満開の頃にその暖かさを写真に収めたいものだ。

そしてこの土蔵である。ご覧のように川に面している部分だけを焼き杉板で壁面を覆っている。このセンスがなんとも言えず私の好きな場所である。やはりここが日田で、日田はここである。残念なことに今日は前の道路を工事している。仕事をしている方達には悪いが、写真に入ってもらいたくないものが路上に多数置かれている。








