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街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

セスドノ古墳 冬

2010-01-18 08:35:09 | 福岡 古墳


 母が新雪を踏みしめている。やはり人の歩いた痕は滑って危険であろうし、ビチャビチャとする。新雪を踏みしめる音が足元から聞こえてくる。しーんとした無音の中で母の足音だけが耳に入って心地よく思える。貴重な時間だった。寒いのが難ではあるが。

 古墳の頭頂に登ってみた。周囲は公園である。子供達が賑やかに遊ぶことの出来る公園だ。寒かろうが暑かろうが子供達は古墳の下から上まで走り回っているのだろうな。それを考えると羨ましくなってきた。
 少しの高みに目線が変ると不思議なものでお山の大将になった気分を味わう。古墳を造るというのはこのような気分で造るのではなかろうが面白いものだと自分でも可笑しくなる。
 雪に覆われてやはり境界は判らぬ。

コメント
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