中津街道を行く

　花は日当りのいい方向に向いている。コスモスの足元にはまだ彼岸花が残っている。彼岸花はすでに真紅を中空に放射して主役を降りている。
　しかしここのコスモスも終わりが近そうだ。

　その終わりに近い花蜜を回収しているようだ。向うの花にも一匹いるがこれには気が付かなかった。

中津街道を行く

　御所山古墳に着いた。豊前豊後で最大の前方後円墳で、全体を映し出すことは不可能である。妻が立っている場所は前方部の角に当る。
　すぐ目の前には周溝が廻り、うっそうとした森が前方部を覆う。

　角から後円部方向を写しているが、ここが古墳の周溝といわれなければ草木に覆われたただの堀である。これを見ると周溝の幅は広いし深さもある。
　角がはっきりしているのがお判りになるだろうか。やはりこれも言われなければ判らないな。

父の朝顔

　朝顔が最後の力を振り絞って一輪咲かせてくれたようだ。八月半ばか十月半ばまでの間楽しませてくれたし、ブログネタまで提供してくれたことに感謝だ。また感激でもある。これほど朝顔に対して力を注いだことは無かった。

　既に周りは枯れ果てているのにも関わらずこれが最後の朝顔である。上は妻の部屋の前、下は私の部屋の前のそれぞれの一輪である。こうして来年も頑張ろうと心に決めたのである。