気候も良くなって久しぶりに街道を歩いた。苅田~行橋までである。
何度か歩いているのだが、今日は別の目的もあったのである。もうお判りの方もおられるかもしれないが、そう、古墳である。石塚山、番塚、御所山の三箇所である。
妻に言おうとすると妻のほうから「何処か歩きに行かんかね」。結婚してもう30年になるが、やっと阿吽の呼吸が整うようになったかもしれん。
ところが「どこか」と問うと、これがいい加減で「どこかね」と言う。妻はその何処というところは私任せなのである。彼女には目的が無い。行きたいところがあれば言えばいいのだがあまりに漠然としている。
結局は私の言うところになるのである。これを夫唱婦随と言うのだろうか。
何処でもいいから歩けばよいというのか。
苅田駅を降りてすぐに目に入ってきたのが山車である。「おっ、ちょうどいいときにきたぞ」「そうね」。苅田山笠の御神幸だ。