咲いた咲いた朝鮮朝顔が咲いた。今年は色が薄い。赤の中にオレンジ色が混じっているようだ。花が小さいので華々しさはないといっていい。
こうしてみると金魚が空中を泳いでいるように見える。一度に咲いてくれないから少し悲しい。また、みんな顔を太陽に向けているので部屋からは後姿しか見えない。それもまた悲しいな。まあ朝顔もそうなのだが。
品のある紫が高貴さを醸し出している。「法衣」と書いてこれを「のりごろも」と読ませる。花全体が紫でないのがいい感じである。
暖春の中に雪が舞う。名残雪のあとのあとに突然に訪れる雪のようだ。見るものに自然の温かみを感じさせるものである。よき日本の情景が目に浮かぶようだ。日本の四季を凝縮させたような朝顔である。
今回の鑑賞会は前回よりもめりはりがあって見るものに強い印象を与えた。
雨の中を来た甲斐があったというものだ。
残念ながら雨のため飼い犬の「チャコ」に会うことが出来なかったのは残念だが。
