父の朝顔

　ようやく咲いた。二年前の種からまた花を咲かせてくれた。
種を蒔いてから芽を出すまで長かった。双葉が開いてからは朝晩毎日水をやった。
みるみるうちに本葉が出、蔓が伸びていき花芽を沢山出してくれた。だから毎日花を見ることが出来るのである。

　ただ残念なことは同じ色ばかりなのである。朝鮮朝顔を蒔いているのだが蔓が伸びるばかりで花芽を出してくれない。じっと我慢して待つしかないのだろう。

小正西古墳

　一号石室である。羨道なるものは殆ど見られずいきなり玄室となっているようだ。入口を見る限り巨石ではなくグリ石を積み石版様の石を天井にしているようである。

　面白いことに一号石室の真後ろに二号石室があるのだ。円墳だからこそ出来うることなのかもしれない。全国的に言っても珍しいそうである。また、珍しいことに盗掘されていないのである。まさか二つも玄室があるとは盗掘者も思わなかったのであろう。あまりにも偶然である。