尾道のホテルに入るとお婆さんが出てきた。孫の友達と勘違いされた。具合が悪いので泊めてもらいたいと言うと一も二もなくすぐ上がれと言われた。まだ午後1時だったのだが。布団に入るや否や眠りこけてしまった。3時間も寝たであろうか気分も良くなった。着替えて外に出ようとしたが着る物がない。と、仲居さんが大皿いっぱいの焼き飯と皿からこぼれるほどいっぱいの巨峰を持ってきた。「えっ」「大女将が持っていってあげなさいと言われました」礼を言って「着る物が無いんですが」「あっ、それね、大女将が洗濯してましたよ」
まあよくもあんなに汚いものをと心の中で感謝した。
その洗濯物も殆ど乾いていたので着替えて散歩に出た。この写真は散歩の途中で中国人の船員さんと会ったときに彼らが写してくれたものである。いい一日だった。