goo blog サービス終了のお知らせ 

街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

悲しい出来事

2007-08-04 10:15:19 | Weblog
 家に着き母を残して(母は父が死ぬなんてこれぽっちも思ってもいないので)義兄と病院へ向かった。倒れてからかれこれ一時間が経とうとしている。倒れたときには既に脈も無く、呼吸もしていなかったとのこだったので、それが小一時間も経っている。だから病院側の話を聞くまでもなく終わったのだなと確信したのだった。それを身体では受け止めることが出来なかった。
 遺体となった父との対面のとき、左足が少しはみ出ていたのでその親指に触った。父の温もりはなくただ冷たくなった父がベッドの上で左腕をブランと下げたまま、顔は入れ歯を外していたので口をすぼめたままで横たわっていた。声をかけても二度と返事をしない父がそこにいるのだった。だが、死顔は清々しかった。
 苦しむこともなくあっと言う間も無く逝ってしまったのであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする