その石州瓦を貼り付けた建物(グラントワ)少し歩き左に曲がると本町通りになる。ところがこの道筋に一歩入ったとたんに様相が一変するのである。なんと昭和30年代だ。森閑とした通りである。午後4時頃なのだが人っ子一人通らない。右手に見える山には七尾城跡があり、その中腹には住吉神社が見える。この辺り一帯はその七尾城の城下町であった。そしてここが中世の本益田である。江戸期は発達しなかった街であるらしく顕著な道筋は見ることが出来ない。
おっとバス停がある。別にバス停が珍しいわけではないのだ。そこに切符販売所がある。これが珍しい。ほんとに昭和30年代だ。では見ていただこう。駄菓子屋か煙草屋か、その両方か、小さな窓ガラスのところに紙に切符販売と書いて貼り付けているだけである。客が来るのか来ないのかよくわからないが小母さんがじっと座っている。この光景を目の当たりにしただけでもここに来て良かったなと思ったくらいなのだから。
おっとバス停がある。別にバス停が珍しいわけではないのだ。そこに切符販売所がある。これが珍しい。ほんとに昭和30年代だ。では見ていただこう。駄菓子屋か煙草屋か、その両方か、小さな窓ガラスのところに紙に切符販売と書いて貼り付けているだけである。客が来るのか来ないのかよくわからないが小母さんがじっと座っている。この光景を目の当たりにしただけでもここに来て良かったなと思ったくらいなのだから。








