汽車は日本海に沿って更に北上する。海岸線に沿い或いは小さな入り江を縫うようにして走る。見事な海岸線である。がしかし、冬の日本海海岸は朝鮮半島から流れ着いたごみで一杯である。どうにもならないのだろうが、そこに目を移さなければこんなに美しい海岸線はないといっていいほどである。見ていても飽きることはない。海また海の山陰線は内陸へと進入して愈々益田へと入る。
その手前、日本海の厳しい波が打ち寄せる持石海岸に沿う。低気圧のため白い大きな波頭が幾度となく打ち寄せ、その度に白い飛沫が大きく空中を舞う。冬の終わりではあるが本格的な冬の日本海を見せてくれた。その魅力に惹かれながら汽車は益田駅に進入する。
汽車はここが終着駅である。
その手前、日本海の厳しい波が打ち寄せる持石海岸に沿う。低気圧のため白い大きな波頭が幾度となく打ち寄せ、その度に白い飛沫が大きく空中を舞う。冬の終わりではあるが本格的な冬の日本海を見せてくれた。その魅力に惹かれながら汽車は益田駅に進入する。
汽車はここが終着駅である。