大崎上島の伝統行事である櫂伝馬競漕。その伝統は古く、何百年と代々、継承されてきた祭礼行事だ。

しかし、過疎化、少子化の波は容赦なく伝統行事にも押し寄せ、櫂伝馬漕ぐ若者も今では少なくなった。このままいけば、櫂伝馬競争の存続さえも危ぶまれてきている。
大崎上島の櫂伝馬は神事ごとであることから地区ごとが競い合う祭。長崎のペーロンのように参加型のイベントではない。よって、島の外へのアピールが絶対的に少ないのである。このことが大崎上島の櫂伝馬がさびれていく大きな原因の一つといえると僕は考えている。
瀬戸内にもペーロン大会のような参加型の舟漕ぎ祭りはある。
因島の「因島水軍祭 小早レース」や、、、


大三島の「鶴姫祭 櫂伝馬レース」

などである。因島水軍祭、大三島鶴姫祭には毎年、大崎上島からもチームを作り参加をしているが、沢山の観客が応援しており、大きな盛り上がりを肌で感じる。
大崎上島の祭も例に挙げた2つの祭のように神事と競漕を完全に切り離し、イベント事として開催すれば盛り上がっていくかもしれない。
しかし、我々の島の櫂伝馬競漕は伝統ある祭。神事と深く癒着しており、すぐに祭の形式を変えるのはおそらく難しいだろう。
そこで、神事とは関係なく新たにイベントを立ち上げ、もっと色々な地域に大崎上島の櫂伝馬をアピールできないものかと考えた。
呼びかけに集まったのは、櫂伝馬を愛する島の若者と、海を愛し櫂伝馬に興味を持っている島外のお二方。その名は野村さんと有田さんだ。
野村さんはシーカヤックをこよなく愛し、1年中瀬戸内の島々を旅しており、有田さんは現役の船乗りで日本全国を飛び回っている。
知識と経験、人脈があるこの2人。後にプロジェクトを進めていく上で、物凄い力になってくれる2人になる。
話し合いのもと、大崎上島と同じように櫂伝馬にゆかりのある地域に行き、現地の人と交流、そして大崎上島の櫂伝馬をアピールしようという企画に。
大崎上島発信のイベント、「旅する櫂伝馬」の誕生である。

このイベントの利点は、道中で寄港する地域などに幅広くアピールできる。これがきっかけで大崎上島の櫂伝馬に興味を持ってもらい、祭に足を運んでもらうとこまで繋げたい。
第1回目の目的地に決まったのは宮島。みなさんもご存知の通り、世界遺産である厳島神社がある。
大崎上島にはこの厳島神社の分家があり、古くから縁とゆかりのある土地だといえる。

第1回目の目的地としては申し分ない目的地だ。
実施に向け櫂伝馬の対航海性を確かめるため、昨年9月21日に大崎上島一周の実験航海も行った。

宮島までの約半分の距離である大崎上島一周(約35km)を4時間半で回り、宮島まで2日間の航海でたどり着くことが判明。
その時の様子をまとめた動画がこれである。
プロジェクト実施の日を2010年6月5日(土)、6日(日)に設定し、現在準備を進めている。
このブログを読んで気になった方がいれば是非一緒にプロジェクトを盛り上げてもらいたい。
~~追伸~~
現在すでに大崎上島は櫂伝馬を使って他地域と交流をしている。
毎年、夏には高野町の小学生が合宿にきて櫂伝馬の体験乗船を実施。


また広島フードフェスティバルにて広島城のお堀で櫂伝馬を使った遊覧をしている。

昔はこのように他地域と櫂伝馬を使った交流はなかったのか調べてみたところ、櫂伝馬を貸すなどして他地域と交流があったことが分かった。
例えば、山口の祝島と大崎上島の木江だ。祝島にも櫂伝馬を使った祭が4年に一度行われており、櫂伝馬がある。

なんらかの形でこの櫂伝馬が使えなくなった時に木江まで櫂伝馬を借りにきたというのだ。
その時、木江で使っていた櫂伝馬がこちらの写真。

木江も昔はこのような今より大きな櫂伝馬を使っていた。
他にも尾道の厳島神社の管弦祭に櫂伝馬を貸したこともあり、新聞の記事にもなった。
それがこちらだ→櫂伝馬船の大工を祭りで追悼
このような地域の人達ともう一度繋がりたいと個人的に僕は思う。
同じような文化を持ち、それをどのように続けてきたのか非常に興味深い。
共通する課題、もしくは違う文化の話を聞くことで、大崎上島を見直すきっかけにしたいと思っている。

しかし、過疎化、少子化の波は容赦なく伝統行事にも押し寄せ、櫂伝馬漕ぐ若者も今では少なくなった。このままいけば、櫂伝馬競争の存続さえも危ぶまれてきている。
大崎上島の櫂伝馬は神事ごとであることから地区ごとが競い合う祭。長崎のペーロンのように参加型のイベントではない。よって、島の外へのアピールが絶対的に少ないのである。このことが大崎上島の櫂伝馬がさびれていく大きな原因の一つといえると僕は考えている。
瀬戸内にもペーロン大会のような参加型の舟漕ぎ祭りはある。
因島の「因島水軍祭 小早レース」や、、、


大三島の「鶴姫祭 櫂伝馬レース」

などである。因島水軍祭、大三島鶴姫祭には毎年、大崎上島からもチームを作り参加をしているが、沢山の観客が応援しており、大きな盛り上がりを肌で感じる。
大崎上島の祭も例に挙げた2つの祭のように神事と競漕を完全に切り離し、イベント事として開催すれば盛り上がっていくかもしれない。
しかし、我々の島の櫂伝馬競漕は伝統ある祭。神事と深く癒着しており、すぐに祭の形式を変えるのはおそらく難しいだろう。
そこで、神事とは関係なく新たにイベントを立ち上げ、もっと色々な地域に大崎上島の櫂伝馬をアピールできないものかと考えた。
呼びかけに集まったのは、櫂伝馬を愛する島の若者と、海を愛し櫂伝馬に興味を持っている島外のお二方。その名は野村さんと有田さんだ。
野村さんはシーカヤックをこよなく愛し、1年中瀬戸内の島々を旅しており、有田さんは現役の船乗りで日本全国を飛び回っている。
知識と経験、人脈があるこの2人。後にプロジェクトを進めていく上で、物凄い力になってくれる2人になる。
話し合いのもと、大崎上島と同じように櫂伝馬にゆかりのある地域に行き、現地の人と交流、そして大崎上島の櫂伝馬をアピールしようという企画に。
大崎上島発信のイベント、「旅する櫂伝馬」の誕生である。

このイベントの利点は、道中で寄港する地域などに幅広くアピールできる。これがきっかけで大崎上島の櫂伝馬に興味を持ってもらい、祭に足を運んでもらうとこまで繋げたい。
第1回目の目的地に決まったのは宮島。みなさんもご存知の通り、世界遺産である厳島神社がある。
大崎上島にはこの厳島神社の分家があり、古くから縁とゆかりのある土地だといえる。

第1回目の目的地としては申し分ない目的地だ。
実施に向け櫂伝馬の対航海性を確かめるため、昨年9月21日に大崎上島一周の実験航海も行った。

宮島までの約半分の距離である大崎上島一周(約35km)を4時間半で回り、宮島まで2日間の航海でたどり着くことが判明。
その時の様子をまとめた動画がこれである。
プロジェクト実施の日を2010年6月5日(土)、6日(日)に設定し、現在準備を進めている。
このブログを読んで気になった方がいれば是非一緒にプロジェクトを盛り上げてもらいたい。
~~追伸~~
現在すでに大崎上島は櫂伝馬を使って他地域と交流をしている。
毎年、夏には高野町の小学生が合宿にきて櫂伝馬の体験乗船を実施。


また広島フードフェスティバルにて広島城のお堀で櫂伝馬を使った遊覧をしている。

昔はこのように他地域と櫂伝馬を使った交流はなかったのか調べてみたところ、櫂伝馬を貸すなどして他地域と交流があったことが分かった。
例えば、山口の祝島と大崎上島の木江だ。祝島にも櫂伝馬を使った祭が4年に一度行われており、櫂伝馬がある。

なんらかの形でこの櫂伝馬が使えなくなった時に木江まで櫂伝馬を借りにきたというのだ。
その時、木江で使っていた櫂伝馬がこちらの写真。

木江も昔はこのような今より大きな櫂伝馬を使っていた。
他にも尾道の厳島神社の管弦祭に櫂伝馬を貸したこともあり、新聞の記事にもなった。
それがこちらだ→櫂伝馬船の大工を祭りで追悼
このような地域の人達ともう一度繋がりたいと個人的に僕は思う。
同じような文化を持ち、それをどのように続けてきたのか非常に興味深い。
共通する課題、もしくは違う文化の話を聞くことで、大崎上島を見直すきっかけにしたいと思っている。
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昔の写真もあって、びくりしました。
また、瀬戸内各地で櫂伝馬があることも、
初めて知りました。
友人に聞いたところでは、私の島でも昔は
あったらしいのですが、やはり過疎になり、
とうの昔になくなったそうです。
各地の人たちとのネットワーク作りを
しながら、計画が進んでいるようですね。
ところで、足の方はもうよくなりましたか?
広島城での記事をTBさせてもらいました。
よ!
櫂伝馬を小さくした「さんまい」という3人乗りの伝馬船はみんな持っていてそれで釣りに行っていたそうです。
菜花さんの島にも櫂伝馬があったのですね!!どこの島にお住まいなんですか?
足はぼちぼちです(笑)
昨日もリハビリに行ってきたのですが確実に良くはなってきてます!
焦らずにしっかり治したいと思います。
TBありがとうございます。
今では鶴姫まつり=櫂伝馬レースと思われる方が多いのではないかと思いますが、大崎上島さんの櫂伝馬のように昔から神事として、ここ大三島の宗方地区では十七夜祭と呼ばれる伝統的なお祭りが行われていたんですよ!男の祭りで、女子禁制でした!やはり、過疎化等の理由で現在に至ってますが・・・私としても神事は続けてほしかったと思います。残念です・・・大崎上島のみなさん瀬戸内の水軍魂で残していってくださいね!
訪問ありがとうございます。
昔は大三島も神事で櫂伝馬を出していたこと覚えてます。
小さい頃に祭にいきました。
ですが過疎化により漕ぎ手の確保が難しくなり今のような形式になったと聞き、やはりどこも漕ぎ手がいないのだなと思いました。
大崎上島もこのままいくと何年持つか分かりませんが必ず伝統ある祭を残していきたいと思います!!
貴重な文化ですもんね!!
ところで大三島の神事も十七夜祭というのですね!
大崎上島、木江の祭も十七夜祭という伝統的なお祭です。
なにか関係があるのか気になります。