ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

トリの縫いぐるみ (飛騨高山)

2005-12-21 14:59:36 | 旅の想い出
飛騨高山上三ノ町に、手作り縫いぐるみの製作販売のお店・
真工芸さんがあります。初めて訪ねたのは、もう30年近く前に
なりますが、そのとき買ったトリの縫いぐるみが素朴で可愛く
て娘がすっかり虜になりました。



友達との旅行で高山に行った時はもちろん、私たちの山行帰り
の土産にねだったりしてコレクションを増やしました。
これは1983年8月の夏休みに家族旅行で行ったときの写真です。
真工芸の前で…。娘はちゃんと買い物して袋に入れています。



手前からウグイス、水恋鳥、カケスです。



このように天井に吊して、お腹の模様なども楽しんでいたために
大分色あせています。



近江路は雪景色(12.18)

2005-12-19 08:46:43 | 山日記
17日、千日山歩渉会の今年最後の山歩きを終えて、宿舎の国民
休暇村・近江八幡の部屋から見た美しい琵琶湖の夕景です。



夕食宴会後、一室に集まってワインやお酒や焼酎を飲みながら、
これからの山行計画を相談。最後には海外遠征(2007年度)の
話まで飛び出すなど、仲間達と楽しいひとときを過ごしました。



一夜明けると、思いがけない雪景色。マイカーの宿泊客は車に
チェインをまいたり、雪かきをしたりでたいへんです。計画を
公共交通機関利用に変更して良かったとつくづく思いました。



バスの到着を待つ間に売店でこの本を見つけて購入しました。
(さっそく昨日のBLOGの記事を書くのに参考にさせて貰いました)



到着が遅れたバスは途中、チェインが外れたり、ドアのセンサーが
雪で誤作動して閉まらなかったりと、ドライバーさんは苦労の連続。
市街地ではのろのろ運転の車の列で、中にはスタックしている車も
ありました。

写真は午前10時35分のJR近江八幡駅の様子。
まだ雪が舞っています。正面に見えるのは近江富士・三上山です。
3分遅れの新快速を京都で下りると、積雪はまったくなく、今までの
景色が夢のような真っ青な空でした。








湖東・津田山 (12.17)

2005-12-18 20:33:47 | 山日記
千日山歩渉会の今年最後の例会を琵琶湖に臨む津田山で行い
ました。この辺りはかって琵琶湖最大の島だったそうで、ほぼ
中央を南北に尾根が続いています。その最高峰が津田山で標高
424.7m、奥島山とも呼びます。
家を出るときはかなりの雨でしたが、次第に晴れ間が拡がり電車、
バスを乗り継いでスタート地点の近江八幡市・長命寺に着いた時
には、青空から暖かい日差しが落ちていました。

まず長命寺参道の808段ある長い石段を登ります。



西国三十三カ所第三十一番札所であるこのお寺へお詣りする
のはこれが三度目です。武内宿禰や聖徳太子にゆかりの、
「寿命長遠」の功徳があるお寺です。



長命寺駐車場から車道を少し下って登山道に入り、まず長命寺山
(333m)に登りました。深い林の中で眺望もなく、矢田山の三角点
によく似た感じです。ここからムベの木などの自然林の尾根を辿って
行きます。このような大きな岩がたくさん現れてくると…




津田山の山頂です。この三角点の手前には鳥居と祠があり、また
天之御中主神を祭祀した見事な磐座(いわくら)が残されています。



少し下ると、やはり天之御中主神を祭る巨大な岩があり、その前の
広場からは、沖ノ島や湖面の向こうに比良の連山を眺めることがで
きました。



低山ながら素晴らしい眺望に満足して、近江八幡国民休暇村に下り
ました。温泉に浸かり、鴨鍋で忘年会のあと、ミーティングで来年度
の希望や抱負を語り合い、楽しい夜を過ごしました。

笹野一刀彫・尾長鳥(山形・米沢)

2005-12-16 21:00:55 | 旅の想い出
米沢市の笹野に伝わる「笹野一刀彫」の起源は千数百年前に遡り、
アブラコと呼ぶ木(コシアブラ)をサルキリという刃物を使って
「削り掛け」する技法は、元をアイヌに発するといわれています。
その後、上杉鷹山公(十台藩主)が農家の冬の副業として奨励し、
現在に伝えられています。
お鷹ポッポやフクロウなどいろんな種類がありますが、これは
尾長鶏。蔵王温泉で求めました。



このとき(2001年)の旅は、飯豊山を望む喜多方に始まり、会津
若松を経て東山温泉泊。翌日は磐梯山麓の野口英世記念館を見学。
ついで五色沼へ。写真は毘沙門沼です。



その後、山形県に入り、米沢から蔵王へ。五月晴れの蔵王、
お釜には雪が浮かんでいました。山寺・立石寺に登り、天童
を経て山形空港から帰途につきました。




キジ馬 (熊本・人吉)

2005-12-15 08:57:27 | 旅の想い出
壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平家一門のうち、追討の目を逃れた
人々は安住の地を求め各地に散らばりました。
九州では五個荘や五ツ木などが平家落人の隠れ里として有名です。
キジ馬は球磨地方に潜み住んだ人たちが、昔の都での華やかな生活
を偲びながら作ったものが最初といわれています。



この玩具は1982年の家族旅行のとき、阿蘇で求めました。



息子は草千里で乗馬を初体験。



平戸、長崎、阿蘇と周遊して別府からフェリーで帰りました。
写真は長崎・眼鏡橋です。



うずら車 (宮崎・八代と久峰)

2005-12-14 20:32:23 | 旅の想い出
日向の「うずら車」は身が短いのに車が付いているのが特長です。
上の段は「八代法華岳薬師」のもので、伝教大師がこの寺を創建
したとき(大同3年=808年)、百済帰化の百歳の翁が長寿開運の
まじないとして作ったものといわれる男性的なものです。
一方、下の段の女性的な装飾のものは、和泉式部の伝説もある
広瀬久峰観音のものです。



1983年4月、南九州をドライブしたとき求めました。
この年は子供達と新婚旅行の地を再訪しました。フェリーで九州に
渡り、宮崎の青島、サボテン公園、堀切峠から鵜戸神宮へ。



ついで鹿児島へ向かい鹿児島、桜島、磯庭園、西都原、隼人塚など
を見学。これは桜島を散歩しているところです。



その後、神話の里・高千穂(下の写真)を訪ね、帰りには宮崎サファリ
パークで遊びました。リニアモーターカーの実験線も見学しました。
この年もよく走りました。



熊野古道・伊勢路(続)

2005-12-13 10:51:26 | 山日記
今回は26人の大パーティのリーダーをさせて頂きました。
二日目は当初の計画ではスタート地点の向井までバスで行き、
八鬼山越えでここ三木里へ下る予定でしたが、往復すると1
時間ほどのロスになるので逆に歩くことにしました。

名柄一里塚の辺りから見上げる八鬼山(やきやま)です。



八鬼山越えは「西国一の難所」といわれました。ずっと続く
石畳の道の傍らには、所々で巡礼の墓や町石の地蔵さんなど
が置かれています。



やや荒れ気味の江戸道を登り、登りついた八鬼山山頂のゴト
ゴト石です。深い林の中で展望は全くありません。
647mの三角点も見あたりませんでした。



静かで趣のある古い峠道なのですが、ここが「世界遺産」に
登録されたことを快く思わない地元の人もいます。
登り口の名柄でも「世界遺産反対」の立て看板などを見ました
が、峠から下りになると更にひどくなりました。
美しい木の幹や、由緒のありそうな名前の岩、さらに石仏に
まで自分たちの主張を赤や黄などのペンキで書きなぐってあり
ます。先祖の土地を大事に守りたい気持ちは分からなくもあり
ませんが、自然のすべてに神が宿ると考えて敬い崇め、大切に
してきたご先祖様たちはどう思っておられるでしょうか?



嫌な光景に目をつむると、ヒノキの美林、シダの緑の中に続く
石畳の道は実に美しい峠道です。雨の多いこの地方では、生活
道路としての機能を果たすためにも土砂で崩れないようにする
必要があったのでしょう。そのために賦役にかり出された庶民
の為政者への恨みや不満が、今になっても残っているのでしょ
うか。
そんなことを思いながら尾鷲に下りました。



熊野古道・伊勢路

2005-12-13 08:55:44 | 山日記
10日~11日、JACの例会で伊勢路に行きました。



初日は美しいヒノキ林の中、古い石畳の道を馬越(まごせ)峠
<325m>へ。昼食後、峠から往復1時間ほどの天狗倉山(てんぐら
さん)に登りました。
山頂にある大岩の上からは、東側に尾鷲湾と尾鷲市街…




西側には便石山、高丸山、その奥には台高の山々が連なって見え
ました。山頂部が雪で白く光るのは日出ヶ岳でしょうか。




峠を下り、桜公園から見上げる天狗倉山(522m)です。



尾鷲市内に下り、バスで30分ほどの三木里の民宿で新鮮な魚料理に
舌鼓。早めに寝につきました。

トキの土鈴 (佐渡)

2005-12-09 00:00:03 | 山日記
お土産・鳥シリーズの4回目は佐渡です。
2000年5月、地域の研修旅行で佐渡へ行きました。
この前日、トキ飼育センターで新しいトキが誕生した
ばかりでした。



研修が終わった後、資料館にいって今度はしっかりトキ
の勉強をしました。飼育センターとは2㎞離れていますが、
TVカメラの映像がリアルタイムでトキの様子を伝えて
いました。♀ペンの土産に資料館で買ったのが上の土鈴
です。



加茂湖温泉に泊まり、翌日は小木でタライ舟を体験しました。
その後、バスで大佐渡スカイラインを走り、カタクリの大群落に
であいました。



きゃあつぐろ(佐賀・杵島)

2005-12-08 13:42:08 | 旅の想い出
「トリ」の郷土玩具、三つ目は「きゃあつぐろ」です。
お腹の部分に「きしまやま一刀彫」と書いてありますので、
佐賀県杵島郡大町で作られている杵島山人形(きしまやま
にんぎょう)の一つで、佐賀県が本来の産地と思われます。



しかし買ったのは大分県くじゅう高原でした。
ミヤマキリシマを観るため、1997年6月初旬にフェリーで九州
に渡りました。
長者原から久住山、中岳を登り法華院温泉に一泊。翌日、大船
山(1786m)に登りました。
昨日登った山々を背に記念写真。遠く阿蘇山も霞んで見えます。



北大船山頂からピンクのカーペットの向こうに三俣山。その後ろは
由布岳です。このあと、平治山から坊ガツルに下りました。