ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

丹生山系縦走(09.18)

2005-09-19 20:28:35 | 山日記
丹生山系は六甲山系の西北に位置する神戸市北区の静かな里山です。
千日山歩渉会9月例会で、源義経が一ノ谷奇襲に使ったといわれる義経
道から、丹生山~帝釈山~シビレ山と周回しました。


最初のピーク、丹生山にある丹生神社。近くに三角点がある筈と
みんなで探したのですが、見付かりませんでした。


次のピーク・帝釈山への道では、至る処でこのママコナの群落
に出会いました。


帝釈山頂。中央奥の柱の下に二等三角点、石の祠も二つ残って
かっての丹生山明要寺奥の院の雰囲気を残しています。
残念ながら薄曇りで展望は今ひとつ。それでも明石大橋が霞んで
見えました。


最後のピーク、シビレ山への道で白色のツルリンドウが咲いて
いました。


急坂をつくはら湖畔に下り、箱木千年家を見学しました。
少なくとも14世紀以前のものといわれる国指定重要文化財です。
秋とは名ばかりの暑い日でした。

露ナシ池の鯉

2005-09-17 10:07:47 | 矢田だより
矢田丘陵にはいくつもの溜池があります。
矢田寺から六丁の丁石がある露ナシ池も、かっては大事な
農業用水だったと思いますが、近頃ではチョコレート色に
濁っています。


最近ここに一匹の緋鯉がいて、毎朝私の足音を聞くと浮か
びあがって手を叩くと近寄ってきます。
おそらく何処かで飼育されていたのでしょう。水質も悪く
おそらく食べものもない池に捨てられて可哀想です。
豊中で放されたサソリが住宅で発見されてニュースになって
いますが、ペットは最後まで責任を持って買って欲しいもの
です。


涼しい朝

2005-09-15 16:49:30 | 矢田だより
9月15日。昨夜、寒冷前線が通った後から急に涼しく
なりました。
今朝の矢田丘陵は半袖のTシャツでは肌寒いくらいでした。
暑がりのペンギンでも汗もかかず、快適に歩けました。
いつの間にか、あれほど喧しかったセミに代わってムシ
の声が聞こえてきます。


矢田寺の近くではヒガンバナが咲き始めました。
いつも車を置く場所は日陰なので、まだこんな状態です。


こちらは家の庭のワラベノカンザシ。
しばらく定点観測を続けてみます。

ナンバンギセル

2005-09-14 23:02:54 | 四方山話

ナンバンギセル(南蛮煙管)…
ススキなどの根に寄生する一年生の植物です。
古くは万葉集でも「尾花の下のおもい草…」と歌われて
います。
普通はススキの原を掻き分けるようにして探すのですが、
千日山歩渉会のSさんに教えて頂いた天理で道脇に群生
している所を今年も訪れました。


これはガードレール沿いの群生です。この状態でずっと
並んで続いています。


さらに凄いのは山のなかの田圃の土手で、丈の低い草原で
何10mにもわたって群生している所です。
このような自生地は珍しいのではないでしょうか?



本当の秋はまだまだ…

2005-09-13 11:46:40 | 矢田だより
今朝の矢田丘陵は蒸し暑くてまいりました。
曇り空で展望はほとんどなし。
まだ人が歩いていない早朝はクモの巣が顔にかかり、
小うるさいブヨの襲撃。今は花もあまり咲いていません。


チジミザサの花


ヨウシュウヤマゴボウの葉が色づき、実も少し黒くなりました。
早く本当の秋が来て欲しいものです。


秋晴れの矢田丘陵

2005-09-12 15:29:09 | 矢田だより
目が覚めると素晴らしい青空。急いで矢田丘陵へ向かいました。
6時過ぎ、国見台から南東の展望です。


左手前は貝ヶ平山から鳥見山、竜王山、三輪山と続く山並み。
その右、くっきりしたスカイラインは音羽三山から竜門岳の竜門山塊。
二つの山並みの奥は伊勢辻山、国見山、薊岳、木ノ実ヤ塚の北部
台高の山々。奥の山の左端(手前の山並みの間から独立峰に見える)
は三重県との境にある高見山です。


上の画像の右に続きます。
左手前は竜門山塊。中央より右手奥が大所山、四寸岩山、大天井岳
と続く大峰北部の山々です。

この時期、これほど遠くまで展望があるのは珍しいことです。


50分ほど後、国見台から2㎞先の矢田山展望台から南の展望です。
中央、電波塔の立つのが松尾山、奥の大きな山体は大和葛城山。
中腹まで霞がかかってきました。


西の生駒山は朝日を浴びて山頂の鉄塔群が光って見えました。
思いがけぬ展望に満足して、山を下りました。


過去の今日 (XXXX.09.11)

2005-09-11 08:00:05 | 山日記
**今日は衆議院議員選挙日です…投票はおすみですか?**
9.11といえば4年前のアメリカでの同時多発テロの悪夢がよみがえります。
一日中、TVの前で釘付けになっていました。

以下は私の山の思い出です。

2002.09.11 火打山
若い頃、毎年のように春スキーに通った八方尾根から、姫川を挟んで
真向かいに見たお馴染みの山、妙高と火打。JAC関西支部の合宿で、
山麓の笹ヶ峰にある京大ヒュッテをベースにこの二山に登った。
この日は十二曲がりの急坂を登り、高谷池ヒュッテから天狗ノ池の
湿原帯で高山植物を楽しみ、ハイマツ帯を登って山頂に立った。
晴れていれば佐渡ヶ島まで見えるというが、濃いガスの中ですぐ隣の
焼山すら見えなかった。(写真の左端、赤いバンダナが♂ペン)



1993.09.11 雪彦山 
播州にある日本三彦山という修験の山の一つ。(他の二山は福岡大分
県境の英彦山と新潟の弥彦山)
現代ではロッククライミングの道場である。
大天井岳周辺の岩峰群をひっくるめて洞ヶ岳といい、普通はこの辺り
を雪彦山としている。
この大天井岳から地形図上の雪彦山(915m.地元では三辻山)、さらに
最高峰の鉾立山(960m)を巡って紅ヶ滝、虹ヶ滝がかかる谷筋を下った。
大天井岳から先は、下山するまで誰にも会わず♀ペンと「二人きりの山」
で、岩峰上からの素晴らしい展望、クマザサと倒木の縦走路、ナメ滝や
桟道の谷道と、非常に変化のある山行だった。


このときが二度目だったが、4年後の秋に来てみるとこの桟道は通行不能
になって、新しい道ができていた。