【日時】2013年2月11日 【メンバー】丸屋博義 丸屋三輪子 芳村嘉一郎 芳村和子
【コースタイム】高天彦神社 08:55…水越峠分岐 10:46…葛木神社11:00~11:10…国見城址(昼食)11:25~12:05…仁王杉12:28~12:35…一の鳥居12:40…高天彦神社14:30
丸さんの車に乗せて貰って高天に着くと、祝日に加えて明日から雨の予報のせいか、駐車場から溢れた車が道路に列を作っている。その中に加えて貰い、身支度をして出発する。気温は低いが風がないので、高天滝まで歩くうちにぽかぽかと身体が温まってきた。最初の急登を終えて、消防署の位置連絡標識「いー2」で上着を脱ぐ。更に登りが続くが、次の標識「いー3」から左に曲がってしばらく平坦な捲き道になる。春ならそろそろイカリソウが見え始める所だ。次に右に曲がる道の先に崩壊場所があって、標識「いー4」は左の山腹に上がる道を指している。
久しぶりに下の道に入ってみると、崩壊場所にはザイルが張ってあり、急なハシゴ道も整備されて楽に歩けるようになっていた。しかし霜柱の背が高くなり、疎らに残った雪が凍結しているので帰りは難渋しそうだ。
上の植林を抜ける道と合流する地点が「いー5」でベンチが置いてある。
歩き始めて1時間だが、休まずにゆっくり登り続ける。この辺りから何度か下山してくる人に出会うが、登りで後から追われることもなく、疎らに残る雪景色を楽しみながら高度を上げる。
「いー6」に付けられた新しい寒暖計はマイナス1℃を指していた。だんだん寒さを感じるようになってきた筈だ。去年の冬はもっと下から付けたアイゼンの出番が、500段の階段登りが始まってもなかなかない。水場を過ぎると部分的に凍結している場所はあるが、かえって爪を引っかけたりする危険もあるので注意しながら登る。
ゆっくりと上り詰めてダイトレ(水越峠分岐)にでた。一の鳥居に来ると大阪側からの登山者で急に賑やかになった。仁王杉から葛木神社への急な登りも全く雪がなく、拍子外れだ。
神社の石段を登って参拝。いつも静かな境内も今日は大勢の人で賑わっている。末社の並ぶ境内の外れからブナ林を見に行く間にも、ぞくぞくと境内に人が増えた。
転法輪寺に参拝し、行者堂の前の牛王像を見に行く。何度も来ているのに、牛の背中に金剛山の由緒が刻まれていることを、前の立札で始めて知った。春には白い花を飾るニリンソウも今は白い雪に覆われている。社務所前や登山回数版前のベンチも人で埋まっている。
国見城址は言わずもがなで、すべてのベンチに人が座っていて、場所を変えようかと諦めかけた矢先に、運よくいつも座る金剛桜横の石のベンチが二つ空いた。早速、コンロに火を点けて熱い湯を沸かす。
先程から曇り空に変わり、じっとしていると足先から冷えてきて指先もかじかんできたので、食事もそこそこにザックを背にする。前に立って待っていたグループが、椅子取りゲームよろしくいち早くベンチに荷物を置いた。帰りはロープウェイ駅の方から一周しようと思っていたが、空がますます暗くなってきたので文殊岩屋への分岐まで行って引き返す。夫婦杉、福石を過ぎて仁王杉まで降りたところで、古い山友のフェアレディさんに出会った。何年前かに会ったのも行者堂牛王の前、よくよく金剛山に縁があるというか、よく歩いておられるというか…10分近くも立ち話をして再会を約して別れる。
帰りは郵便道への入り口でアイゼンを付けた。初めて使う新しい形で、一番楽に装着できるはずがなんと四人の中で一番遅くなった。途中で緩んでくるし、恥ずかしい!
アイゼンが利くほどの雪がない500段の下りは、登りよりも長く感じた。外すのも面倒で「いー5」の例の分岐まで、そのまま付けて歩く。帰りは崩落個所を避けて林の中の道を下ったが、以前に比べるとずいぶん良くなって歩きやすい。おしゃべりをしながら、登りと同じほど時間をかけてゆっくり下った。しかし、せっかく楽しみにしていた雪もなく、登り下りとも途中で一度も休まず、丸さんご夫妻には申し訳なく思っている。長時間の運転と合わせ本当にお疲れ様でした。
氷の上はツルツル滑るし、転倒している登山者も結構いましたし、思わず一歩一歩に力が入りスリリングでした。
アイゼンをつけるタイミングや歩き方の注意点など実地指導ありがとうございました。
もっとも深雪になるとラッセルがたいへんですが…。
アイゼンの爪がサクサクと気持ちよく雪に食い込むくらいがいいですね。
今回はアイゼンを付けたり外したりする手間を省いたので、高下駄を履いたような感じのところが多くて…。
雪が少なくて、ちょっと残念でしたね。
お忙しい中、コメントありがとうございます。
たまたま雪の一番少ない時に計画してしまいました。
山にトチ狂っている私達でも、ときどきはシンドイ目に会ったりすると
我ながら「アホかいな」と思うときがあります。
それでも懲りもせず出かけるのですから、死ぬまで治らぬ業ですねえ。
これからも見捨てずにブログ見てくださいね。