ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

近頃読んだ本

2010-02-16 14:03:59 | 読書日記
目を悪くしてから長い読書をすると疲れるので、どうしても軽い読みもの中心に
なってしまいます。

先日、BookOff の「¥105」の棚でこんな本を見つけました。



1.(作・漫画)李 友情「マンガ金正日入門-北朝鮮将軍様の真実」飛鳥新社2003年刊 



北朝鮮という正体のよく分からない国を牛耳る独裁者。どのようにして彼が
権力を手に入れ、それを守り通しているのか。彼の政策が失敗しても(最近も
極端なデノミが破綻している)民衆は何故じっと耐えているのか。
彼の半生を描くこの劇画で、その謎が少しは解けたような気がします。
韓国では「太陽政策」のため日の目を見ず、日本で出版されたということですが、
それほど誇張しないマンがで、「真実」の一部を垣間見させてくれたと思います。



2.(絵と文)さくらももこ「ももこの世界あっちこっちめぐり」集英社1997年刊



「パッパパラリコ ピーヒャラピーヒャラ」の「ちびまるこちゃん」でお馴染みの
作者の世界旅行記。
かって女性誌non・noに連載されたもので、スペイン、イタリア、バリ島、アメリカ西海岸、
パリ、オランダ、ハワイ…の旅が軽いノリの文章に得意のマンガを配し、ご覧のような写真
(亭主が撮ったらしい)も随所にあって、寝ころんで読むのにちょうど良かったです。
ただ、土産物や絵画、時計などを手当たり次第に買いまくるのには驚き。(特にピエール・
ラニエというブランド時計は店にあるだけ!で足りず取り寄せ!!)マンガ家というのは
当たると凄いなあ…と貧乏旅行ばかりの変愚院には羨ましい限りです。



3.アーサー・C・クラーク「3001年終局への旅」早川書房1997年刊

前から読んでみたいと思っていた本だったので、掘り出し物でした。
S・キューブリックの傑作映画「2001宇宙の旅」からのシリーズ4部作の最終編。
たんなる荒唐無稽な夢物語でなく「典拠」が示されているので、現在(といっても
10年以上前になりますが)の科学技術の延長線がどこへ向かうのか、ある程度知る
ことができて興味深かったです。
ともすれば、現実に追い越されそうなSFに興味を失っていたのですが、若い頃の
関心を呼び戻されました。 

3冊とも汚れもなくキレイな状態で、時間つぶしの本としては最適でした。
ちなみに定価で買ったとすれば、1=1,260、2=1,260、3=1,890 で合計4,410円
が合計315円。まあ、定価では恐らく手を出さない本ばかりではありますが…

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