ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

世界遺産の旅- イタリア 5 (ピサ)

2009-03-07 09:14:24 | 旅の想い出

ピサというと、すぐにガリレオの落体実験で有名な「斜塔」が頭に浮かびます。
しかし、ピサ市のドゥオモ広場全体が世界遺産で、斜塔はその構成要素の一つ…。


独立した建築物ではなく「ピサ大聖堂の鐘楼」です。
つまり「通天閣」や「東京タワー」ではなく、「法隆寺の五重塔」にあたる建物です。
この鐘楼は1173年に着工され、13世紀にはすでに傾いていることが知られています。


訪問当時(1979年)も1年に1ミリづつ傾いていて、日本の技術協力で防止しているという話でした。
「倒れては困るし、直立しても困る」と英語を話すガイドが笑っていました。
現在では300年間は倒壊の恐れがないことが、分かっているそうですが…。


塔の内壁沿いに螺旋階段がつけられています。
登る途中で何度か窓から顔を出して外を覗くと、地面が傾いて見えて確かに「斜塔」であることを実感しました。
体も傾けながら294段数えて昇ると、地上55mの頂上へ出ました。


遠くに見える山波はモンタ・カラーダ「大理石の山」。
折からの夕焼けでバラ色に輝いて、実に美しい眺めでした。


2 コメント

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夕焼けのピサの斜塔 (ciao66)
2009-03-07 20:57:30
夕焼けのピサの斜塔素敵ですね。
実は来月行く予定なのです。
「山好き」には、現地で見える山の名前はやっぱり気になるものですね~。
お天気は運任せですが(笑)。
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Re.ピサの斜塔 (変愚院&♀ペン)
2009-03-08 09:48:49
ciao66さん、今日は。

最近、BLOGのネタがなくて昔の写真を見て頂いたのですが、お目にとまって嬉しいです。
1990年から入場できなかった斜塔も、2001年からまた登れるようになったようですね。
ヨーロッパの旅、存分に楽しんできて下さい。
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